「Coming Next Artists」第3回には、7月26日にメジャー1stシングル「夏の在りか」をリリースするH△Gが登場。パーソナリティを担当した菅野結以には取材に当たってH△Gのワンマンライブを観覧してもらい、ライブ直後にメンバーのChiho（Vo）とYuta（G）にインタビューを実施した。メンバーの人数など多くが明かされていないH△Gというグループの実情に迫ったほか、2人にはメジャーシーンで活動することへの心持ちなどを語ってもらった。

取材 / 菅野結以　文 / 倉嶌孝彦　撮影 / 星野耕作

心が温まった初ワンマン

──ワンマンライブお疲れ様でした。Chihoさんの歌声が女性らしい可憐さと力強さが絶妙なバランスで共存していて、聴き入っていました。ライブでこそわかる実力の高さを感じることができて、観に来てよかったです。

Chiho（Vo）　ありがとうございます。

──H△Gのことをいろいろ調べてみて“クリエイター集団”っていうイメージが強かったんですけど、実際にライブに足を運んでみると、エモーショナルかつエネルギッシュで、バンドっぽさを強く感じました。

Yuta（G）　今日のライブはいろんな意味で特別だったので、僕らも気合いが入りました。まずあんな360°をLEDライトに囲まれた中でライブする機会が初めてでしたし、実はこんなに長い時間ライブをする機会もあまりなくて。

──ワンマンライブをすること自体が初めてだったんですよね？

Yuta　そうなんです。今までライブをした中で一番曲数が多くて大変でした（笑）。いい汗をかいたというか。

──対バンイベントと違って、ワンマンライブだとお客さん全員がH△Gだけを観に来たってことですよね。いつもとライブとは違いましたか？

Yuta　お客さんの反応の温かさは、今までと全然違いましたね。僕らの発言への反応が大きくて、逆に僕たちが戸惑ってしまうくらいでした（笑）。みんながH△Gのライブを待っていたんだっていうのが伝わってきて、すごくうれしかったです。

Chiho　皆さんが応援してくれてる姿が印象的でした。なんて言うか、親のように見守ってくれてるファンの方々の気持ちが伝わってきて、いつも以上に心が温まるライブでした。

憧れの人と「心拍数♯0822」を

──ライブにゲストとして登場した蝶々PはH△Gの皆さんにとって憧れの存在だったんですよね？（参照：H△G、ワンマンで蝶々Pと“一緒に歩いてきた曲”演奏）

Yuta　結成当初からH△GのライブのSEはずっと「心拍数♯0822」なんです。それで4年くらい前に「心拍数♯0822」のカバーをYouTubeで公開したところ、蝶々Pさん本人がTwitterでRTしてくれたことがあって。

Chiho　私たちからしたら「本人に観てもらえた！」って感じで、当時は大騒ぎだったんです。まさか私たちのライブに出てもらえることになるなんて、当時は思ってもみなかったですね。

Yuta　僕は一緒にギターを弾かせてもらったんですけど、なんかライブ中に意味がわからなくなっちゃって（笑）。憧れの人と「心拍数♯0822」を一緒に演奏できて、まさに夢のような感覚でした。

Chiho　私も緊張してて、蝶々Pさんがギターを演奏している姿を見たいんだけど全然振り向けなくて。歌うことだけに専念してました。