- パーソナリティ
- 菅野結以
やりたいことをできるのは、MARKが嫌なものを嫌と言うから
──皆さんお互いをどういう人だと思っていますか?
MARK REIJIは喜怒哀楽が激しい。「空みたいな人だね」とみんな言っています。雨が降ってたり太陽が出てたり、わかりやすい。FlowBackの中では一番みんなに笑顔をくれる人です。
TATSUKI 元気がないときも、めちゃくちゃわかりやすいんですよ(笑)。
──裏表がなさそうな感じは伝わってきます。
JUDAI ……それはないですね。
一同 はははは!(笑)
REIJI ちょっと!(笑) 今“褒める会”だからね!
──TATSUKIさんは皆さんから見てどうですか?
REIJI TATSUKIはジェントルマンな部分があるよね。
TATSUKI 初めて言われた(笑)。
REIJI ドアを開けてくれたり、あとめちゃくちゃ細かいところまで覚えてくれてるんですよ。例えば僕がクーラー嫌いなことだったり、僕の好きなグミの種類とか。ほかのメンバーに対してもそうなんですけど。
──モテるタイプですね。
TATSUKI 人間観察するのが好きなんです。
MASAHARU リーダーだけど、自分の意見だけで引っ張らない。自分の意見があってもちゃんとみんなの意見を取り入れて、いい感じに混ぜてくれる人です。
TATSUKI MARKはこだわりが強いよね。ファンクラブサイトのデザインの木目1つでも、彼は自分の好き嫌いがあるんですよ。自分が思うものじゃなかったら「それじゃ嫌だ」って強く言う人です。FlowBackが自分たちのやりたいことをできているのは、彼が嫌なものをはっきりと嫌と言えるというのが根底にあると思いますね。
MARK 気になったらなんでも言っちゃう。
──私もそういうの気になるタイプなのでよくわかります。自分のブランドをやってるんですが、縫い目の1つひとつ、裏地の見えないところにもこだわっちゃいますね。だから私もたぶん、木目は気になると思います。
MARK 嫌な木目ありますよね!
──みんなには「似てるからいいじゃん」って言われるようなことでも、「いや全然違うから!」と思いますし。
MARK だいぶ雰囲気変わりますよ!
REIJI この会話は後ほど“木目の会”としてやっていただいて(笑)。
一同 ははは(笑)。
──MASAHARUさんは皆さんから見てどういう人ですか?
JUDAI お父さんみたいな人ですね。普段は寡黙だけど、言うときは言う。意外と周りを見てたり、かと思えば見てなかったり。けっこうつかめないんですよ。
MASAHARU 確かに「何を考えているかわからない」ってよく言われますね。
TATSUKI 1回車の中でメンバー同士が言い合いになったときがあったんです。REIJIが「僕はこのグループに必要ないんだ」みたいな感じになっちゃって……。
──えっ!?
REIJI 切り取り方が雑!(笑)
TATSUKI そのときもMASAHARUくんは一番後ろの席でイヤフォンを付けたまま、それを見てた。
MASAHARU 違う!(笑) 僕は酔いやすいから、三半規管を整えるためにイヤフォンを付けてたんですよ! 音楽は流れてないです。でも確かに「おい!」みたいな、感情的になることは少ないですね。
TATSUKI JUDAIは独自性があるよね。ステージ上でバク転できないのに急にバク転し出したり、「ここの線を越えちゃ駄目だよ」と言ってるのにテンション上がって越えていっちゃうんですけど。FlowBackのライブは、彼が起爆剤になって自由に暴れてくれるところがあります。制御が効かないのがちょっと問題なんですけど。
MASAHARU ステージ上で言ったことも、本人はあとで覚えてないんですよ。
TATSUKI でも結成当時からするとJUDAIはすごく学んだよね。昔振り入れしてたときに「わかんないところある?」ってみんなに聞いたら、JUDAIは「今日ご飯、何食べますか?」って(笑)。
REIJI 異次元なんだよね。
JUDAI 今は「あっ、今これは違うな」って考えるようにしています(笑)。
血の通ったものをやっていきたい
──皆さん性格はバラバラですが、楽曲や振り付け、スタイリングを見ていると5人全員がしっかりと同じ方向を見ていることが伺えます。「こういう見せ方でいこう」という擦り合わせは定期的に行っているんですか?
TATSUKI うん。5人で話し合いするよね。
MARK 仲いいので。ディズニーランドとか行く。
──プライベートで?
MARK この間も富士急ハイランドに行きました。
TATSUKI 富士急に行ってから、キャンプしたよね。
REIJI コテージに泊まって、バーベキューした。
MASAHARU 毎日ずっと5人で仕事してたら、TATSUKIが「仕事だけの関係になるのは嫌だ」って言い始めて。
──熱いですね!
TATSUKI リーダーなので。キャンプに行こうって言ったら、まずMASAHARUには「Wi-Fiと個室を用意してくれ」と言われましたけど(笑)。
一同 ははは(笑)。
TATSUKI そういう場でも話すし、それとは別にグループとして話し合いをする時間を作るようにしています。次の曲をどういうものにするか、次のライブをどういうセットリストにするか、演出をどう考えていくか。まず5人で話してからスタッフさんたちに協力してもらって、という形でやっていますね。
──去年9月にメジャーデビューしてから、ハイペースでシングル4枚とアルバム1枚をリリースしてきました。かなり濃い1年だったと思いますが、その中でも一番印象に残っている出来事は?
JUDAI 1stアルバム「VERSUS」ができあがる直前にアルバムを聴き直して、「やっぱこれじゃない」と思って全12曲を総取っ換えしたことですね。新しい曲の歌詞を書くときにはぶっ倒れそうになりました。
──それでも変えたかった?
JUDAI みんなそれぞれアルバムに対して「ちょっと違うな」という気持ちがあったと思うんです。僕も絶対変えたほうがいいなと思ったので。できあがったときは「ああ、よかった……」という気持ちになりました。
REIJI 僕はデビュー時に渋谷で自分たちの宣伝トラックが走っているのを見かけたときが感慨深かったですね。「ここからがんばるぞ!」と決心した日でした。
MARK REIJIの今の話も聞いてて「そうだな」と思ったんですけど、僕は「東京ガールズコレクション」に2回出演させていただいたのが大きかったです。1回目はメジャーデビュー直前にさいたまスーパーアリーナでライブをやらせてもらったんですけど、一瞬すぎて何が起きていたのかもよくわからなくて。今まで生きてきた中でも不思議な体験でしたね。
──デビュー前にさいたまスーパーアリーナのステージに立つというのは、ものすごい出来事ですよね。
MARK あの経験がその後のイベントにつながっている気がします。
TATSUKI 自分たちが立ちたいステージや行きたい場所を再確認できたライブだったよね。僕の中でこの1年間で一番記憶に残っているのは、何かの出来事と言うよりはマインド的なところかな。「大きいステージに立って、規模を広げていきたい」という思いは結成当初からありましたけど、1年間活動していく中でやっぱりまず音楽やステージから発信するものに自分たちの思いが乗っかっていなかったら面白くないんだなということをすごく感じました。もちろん規模も大きくしていきたいけど、ちゃんと血の通ったものを発信していきたい。去年と今の自分では、そこが一番変わったと思いますね。
MASAHARU 僕はTBSの「音楽の日」に出演させていただいたのが、すごく印象に残っています。僕がアーティストを目指したきっかけがテレビを観て、とあるアーティストさんを「うわ、カッコいいな!」と思ったことだったので。そのテレビに自分たちが出ているというのは感慨深い出来事でしたし、これを機にもっとFlowBackが広まって誰かの憧れになれたらいいなと思いました。
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次のステージに行くために
- FlowBack「BREAKOUT / 雪色」
- 2017年12月20日発売 / Ki/oon Music
- 初回限定盤CD収録曲
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- 雪色
- BREAKOUT
- 初回限定盤DVD収録内容
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- 「Crush On You」Live at Akasaka BLITZ 2017.7.9
- 「BOOYAH!」Live at Akasaka BLITZ 2017.9 3. FlowBack Behind The Scenes Vol.7
- 通常盤CD収録曲
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- BREAKOUT
- 雪色
- BREAKOUT-Instrumental-
- 雪色-Instrumental-