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CUBERS×藤井隆│“メジャーボーイ”になった5人の今までとこれから

4人のキュレーターが次世代アーティストとトークを交わす「Coming Next Artists」シーズン2の対談企画。9回目は藤井隆が、5月につんく♂作詞作曲のシングル「メジャーボーイ」でメジャーデビューを果たしたCUBERSと対談した。インタビューでは、「ナンダカンダ」で歌手デビュー後、レーベルヘッドを務めるSLENDERIE RECORDを通じて音楽活動を行う藤井が、個性豊かな5人組ボーイズユニット・CUBERSの下積み時代やメジャーデビュー後の心境、7月の「CUBERS 初の東名阪TOUR ~SUMMER of MAJOR BOY~」のアピールポイントに迫る。

取材 / 倉嶌孝彦 文 / 寺島咲菜 撮影 / 藤田二朗(photopicnic)

Coming Next Artists シーズン2

CUBERS(キューバーズ)
CUBERS
2015年7月に結成されたTAKA、優、春斗、綾介、末吉9太郎の5人からなるボーイズユニット。同年10月にシングル「SHY」をリリースし、デビューを果たす。2016年3月には東京・六本木morphにてワンマンライブを開催。また同年9月には1stアルバム「PLAY LIST」を発表。2017年には“楽曲がよくなければ全額返金”キャンペーンや、“100円貰えちゃうCD”のリリースなど、一風変わったプロモーションで話題を集めた。2018年5月には東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて、グループ初のホールワンマンライブ「CUBERSワンマンライブ~それじゃ、ホールワンマン~」を成功させた。2019年5月にはつんく♂の提供曲「メジャーボーイ」でKING RECORDSよりメジャーデビュー。7月に初の東名阪ツアー「CUBERS 初の東名阪TOUR ~SUMMER of MAJOR BOY~」を開催する。

新宿の壁に向かってパフォーマンス

──CUBERSは男性5人組のアイドルグループですが、藤井さんは男性アイドルという存在についてどんなイメージをお持ちですか?

CUBERS。左から末吉9太郎、優、TAKA、春斗、綾介。

藤井隆 僕はイギリスのTAKE THATというグループが好きで、その人たちはダンスはもちろん、自分たちで曲作りもしていて、デビューしたときからアイドルという枠にとらわれない活動をしていました。CUBERSさんもダンスが得意な綾介さんや、舞台でも活躍されているTAKAさんがいたり、それぞれの特性を生かした自由な活動をされているのかなと。皆さんはもともとアイドルを目指していたの?

綾介 アイドルになりたくてオーディションを受けましたね。

藤井 綾介さんはダンスで大学日本一になったんでしょ? すごいね!

綾介 学生のくくりなんですけどね。CUBERSのオーディションがちょうど就職活動の時期で、就活と同時進行でオーディションを受けてました。何社かは内定をもらっていたんですけど、いろんな先輩から「人生一度きりなんだから」と背中を押されて、CUBERSを選びました。

末吉9太郎 僕は小さい頃からモーニング娘。さんになりたくて!

藤井 メジャーデビュー曲「メジャーボーイ」のダンスは、モーニング娘。さんの振付師としてもおなじみの夏まゆみ先生が担当されたんですよね(参照:CUBERS×夏まゆみ|“レジェンド”の期待を背にメジャーシーンへ)。

9太郎 本当にうれしかったです。モーニング娘。に入ったも同然です。性別以外はクリアしているんで。

 僕は小学生の頃から人前で表現する人になりたいなと思っていて。何をしようって考えていたときに、たまたまオーディションの話があって、応募したら合格しました。

春斗 僕は子供の頃から歌うことが好きで、よくカラオケに行っていました。それで事務所のスクールに通ってたら、声をかけられて。

TAKA 僕は高校までずっと愛媛にいて、大学受験のために東京に来ました。上京をきっかけに芸能界を身近に感じるようになって、オーディションを受けてみようと思いました。

藤井隆

藤井 じゃあ芸能界を目指すより前に大学から探してたのね。人生急展開ですよ。

──経歴も目指すものもバラバラだった5人ですが、初対面のそれぞれの印象はどうでした?

TAKA 春斗くんはめちゃくちゃトガってました。オーディションは事務所のスタジオでやったんですけど、年齢が一番上で事務所のレッスン生でもあった春斗くんは教室の左奥を陣取ってて。

綾介 挨拶しても「うっす……」、ごはん誘っても「自分、大丈夫です」みたいな。

春斗 人見知りだったんですよ。

綾介 それが今ではメンバーの中でもっともいじられキャラですからね。

TAKA 個性豊かな5人だったんですけど、結成当初からライブ三昧だったので、打ち解けるまでに時間はかからなかったです。

綾介 僕は当時、大学の授業が終わったらダッシュでスタジオに行って、急いで着替えてライブの途中から参加してました。お客さんがざわついてましたね。今となってはいい思い出です。

藤井 そんな飛び込みでステージなんて、なかなかできないですよね。

綾介 ビラや機材を持ってメンバーだけで路上ライブも経験しましたね。誰も立ち止まらないんで、新宿の壁に向かって歌って(笑)。そういう切ない思いもしながら下積み時代を過ごしてました。

CUBERSの楽曲は“極上のステーキ”?

──昨今、男性アイドルシーンが大きな盛り上がりを見せており、個性豊かなアイドルが世に出てきました。その中でCUBERSはどんな特色をお持ちだと思いますか?

綾介 僕たちはメンバーそれぞれの個性や歌、ダンスはもちろんなんですけど、楽曲自体のよさも武器になっていて、それはどのグループにも負けないと思います。

TAKA どんな楽曲もメロディやリリックにめちゃくちゃこだわりがあるなと感じられて、それに対しての信頼感があるんですけど、楽曲の好みの話になると……例えば寿司かお肉を注文するときに極上のステーキが出てくるみたいな。「こんなのみんな好きだろ!」みたいな。

一同 あー。

 ん? ちょっと何言ってるかわからない(笑)。

CUBERS、藤井隆。

春斗 好みの枠を超えてくるというか、満場一致で「これはいい曲!」ってなる。好み超えるよね?

藤井 まだ伝えようとする?(笑) いただいた曲を毎回気に入るとも限らないじゃないですか。でもCUBERSの皆さんは自分たちの楽曲を心から愛して、ファンの皆さんにお届けしていますよね。素晴らしい!

TAKA 今の時代ってCDが売れなかったり、曲を聴いてもらう機会が少なくなってきたじゃないですか。そういう状況でどうやったらCUBERSの曲を聴いてもらえるんだろうって。メジャーデビュー前は、“楽曲がよくなければ全額返金”キャンペーンやCDが捌けるごとにマイナス100円になっていく「100円貰えちゃうCD!?」など、誰もマネできないような企画をやってきましたね。

藤井 キャンピングカーで回る「CUBERSの!全国キャンピングカーTOUR」は? 大変でしたか?

綾介 本当に武者修行みたいな感じですよね。道中ではアイマスクやホッカイロなどをいただき、ありがたみを感じました。