ZAQ×藤井隆|器用すぎるアニソンアーティストの多彩な才能

ZAQの弟オーディション

左からZAQ、藤井隆。

藤井 ZAQさんはいろんな活動をされていますが、まだ実現したくてできていないことは何かありますか?

ZAQ プロデュースですね。アーティストさんでも声優さんでも、1人の人間を全面的にプロデュースするというのはいつかやってみたいですね。

藤井 それは女性ですか? 男性ですか?

ZAQ 女性の声優と男性コンポーザーという組み合わせは、すでにけっこう定着しているので、私の場合はその逆で、男性声優さんをプロデュースして、後ろでDJみたいに構えてると楽しいんじゃないかなと思います。

藤井 じゃあオーディションやりましょうよ! ZAQの弟オーディション!

ZAQ 弟なんですね(笑)。でもオーディションはやってみたいです。

藤井 インターネットでちゃんと募集して、最終審査はホールでしっかりコンテスト感を出す形で。そうなったら僕もMCとして参加しますから。めっちゃ呼んでほしい。

ZAQ すごく面白そうですね! ぜひやりたいです!

藤井 で、弟なのに受かった人が年上だったらめっちゃ面白いじゃないですか。「向こうのが先輩やん!」って。

テレビにも向いているタレント性

ZAQ

──藤井さん主宰のレーベル・SLENDERIE RECORDのように、ZAQさんがご自身のレーベルを持つのも面白いんじゃないでしょうか。

ZAQ 自分の好きな音楽を自分の好きな作家たちと一緒にやっていきたい思いはありますね。それでフェスとかができたら最高! レーベルのイベントとかメチャクチャ楽しそう。

藤井 (周りのスタッフを見渡しながら)これ、日本レコード協会さんの企画ですよね? やっぱり先輩方の作った伝統を重んじるのも大事だと思うんですよ。あ、もちろんバンダイナムコアーツさんの中にZAQさんのレーベルを作るのはアリですよ。でも独立はね……。

ZAQ はい(笑)。いつも守っていただいていてますから。

藤井 こうやってお話していると、ZAQさんの人を惹き付けるパワーを感じるので、プロデュースや主宰は向いてると思います。タレント性もありますよね。テレビにも向いてると思う。

ZAQ 「あらびき団」に出てみたいですね(笑)。弾き語りとかで。

藤井 それはどうでしょう? 「あらびき団」は大好きな番組ですが、切り取り方がえげつないときがありますので、ZAQさんの思ってた着地と違うことになる可能性ありますね。それでもよろしければご検討ください(笑)。

左からZAQ、藤井隆。