kolme「Brand new days」 PR

Coming Next Artists シーズン2

kolme「Brand new days」

2019年4月15日配信開始 / avex trax

J-POPの常識から外れた“攻めた”サウンド

文 / 柴那典

この曲のキモは最初の10秒にある。

ラップとベース、それとかすかに響くリズムのみからなるシンプルなサウンド。「Brand new days Shake it up now Why am I on fire?」と2回繰り返し、ベースラインが低域にずうん、と沈む。J-POPの常識からは意欲的で新鮮な“攻めた”サウンドメイキングに思えるかもしれないけれど、歌とラップの境目が溶け、ビリー・アイリッシュやチャーリー・プースが新たな時代の顔となりつつある2019年のグローバルなポップミュージックの動向を踏まえた耳には、とてもしっくりと馴染む。

昨年9月にcallmeからkolmeへと改名した3人。メンバーのRUUNAは海外進出を見据えての決断であることをブログで明かしていたが、今年1月にリリースされた改名後の初アルバム「Hello kolme」を聴くと、名前だけでなく、グループのクリエイティブ自体が大きく変わりつつあることが強く伝わってきた。セルフプロデュースの体制を貫き、作詞を3人が、作曲をMIMORI、振り付けをKOUMIが担当。そのことで、メンバーの個性と自己表現が音楽とパフォーマンスに直結するようになった。曲調も、いわゆる日本のガールズグループの王道よりも、メンバーがプレイリストで共有しているという海外のR&Bやダンスミュージックに通じるスタイリッシュなサウンドが軸になっていた。

そのうえで「Brand new days」のポイントは、ラテンを思わせるような、前に重心のあるビートの感覚を漂わせていること。基本的にはシンセポップの曲調でありながら、ラップ的な歌い回しも自然に出てくる。そのあたりには、例えばカミラ・カベロやバージィあたりを彷彿とさせる感じもある。

曲のテーマは「新生活」。おそらく、どんどん新たなフェーズを開拓しつつある今のkolmeにとって、新たな刺激にワクワクする気持ちはとてもリアルなものでもあるのだろう。曲自体は4分弱で終わるけれど、“その先”がとても楽しみになる。

kolme「Brand new days」

収録曲
  1. Brand new days
各サブスクリプションサービスで、kolme「Brand new days」を聴く
kolme(コールミー)
kolme
KOUMI、RUUNA、MIMORIの3人で2014年12月30日に“callme”名義で結成されたガールズユニット。それぞれの得意分野を生かし楽曲制作や振り付け、衣装などのビジュアルまでもセルフプロデュースするスタイルで活動をスタートする。2015年3月に1stシングル「To shine」をリリース。同年4月に1stワンマンライブを行い、10月には1stアルバム「Who is callme?」を発表した。2018年9月にユニット名をcallmeから、フィンランド語で数字の3を表す単語“kolme”に改名。2019年1月に改名後初となるアルバム「Hello kolme」をリリースした。同年3月にDE DE MOUSEらが参加した初のリミックスアルバム「Hello No Buddy Remix」を発売。4月から毎月1曲ずつ新曲をリリースすることが決定しており、第1弾として4月15日に「Brand new days」が配信された。5月20日には新曲「Deep breath」が配信される。