強制的に人見知りを直してます

──今のグループに入るきっかけは？

舞波　もともとアイドルに強い憧れがあったんですけど、小さい頃から人見知りで引っ込み思案だったので、この性格を直す意味でも挑戦してみたいなと思って。アイドルになったら強制的にでも人と話さないといけないですし（笑）。

──リハビリみたいな感じですか（笑）。最初の頃はプレッシャーを感じたんじゃないかと思うのですが。

舞波　そうなんです。オーディションに受かった当時はガタガタ震えてましたね（笑）。でもお披露目のときは緊張もなくて、ステージに立てるっていううれしさでワクワク感しかなかったです。でもやっぱりトークがまだ苦手なので緊張しちゃいますね。今はライブでも積極的にMCや煽りをやるようにして克服していきたいです。少しずつですけど自分は変わっていけてる気がします。

──お店でも接客してるわけですし、鍛えられてますね。

舞波　はい。強制的に人見知りを直してます（笑）。でもお客様は皆さん優しいですし趣味の話も聞いてくださるのでうれしくって。ありがたくお店を手伝わせてもらってます。

──渡邊さんもアイドルに憧れてたということですが、このタイミングで活動を始めようと思ったのには何か理由があったんでしょうか？

渡邊　20歳を超えたときにこれからの人生をどうやっていこうと考えて、今ならまだやれるかもしれないと思ってアイドルに挑戦してみようと一念発起しました。そこでどんなアイドルがいいか探し始めて、最初に目に入ったのがソーシャルアイドルのオーディションだったんです。

──ファンの皆さんと一緒に活動できるグループというのは楽しそうですね。

渡邊　皆さんがいるから活動できるグループですし、こういうコンセプトは私にも合ってるとも思います。

なくてはならない存在になりたい

──notallは楽曲も公募で選ぶのですね。

渡邊　はい。毎回特にコンセプトも決まってなくて、公募した中から面白かったり興味深かったりするものを選んでます。最近だと「ペンギン人間」っていう曲ができたんですけど、プロモーションを兼ねてペンギンの着ぐるみを着てそのまま街を歩きました。ご想像通り目立つのでけっこう人が集まってくれて、一緒に写真を撮ってTwitterなどにアップしてもらいました。

──アイドルファンだけじゃなくて一般の層にも認知してもらえそうですね。ハーツのほうは現在アフィリアの曲をカバーしてる感じですか？

舞波　そうですね。そのほかにはMAGES.の志倉千代丸さんが作曲した楽曲を主に歌ってます。もうそろそろオリジナル曲がほしいです！（笑）

──例えばどんなタイプの楽曲がほしいですか？

舞波　個人的には王道アイドルソングがいいです。もう少しわかりやすいアイドルソングが増えるとアイドルファンのお客さんは盛り上がりますしね。

──人数が多いからソロパートを担当するのは難しそうですね。

舞波　そうなんです。だから今はソロパートはあまりなくてユニゾンが多いですね。でも私はソロで歌いたい気持ちが強くて、先日アニソンのコンピレーションCD「アニソンMIXラボラトリー」に参加することができて本当にうれしかったんですよ。初めてCDに収録された私の声を聴いて「私ってこんな声なんだ」って知ることができたし、今までわからなかった課題を見つけることもできました。もっと歌うことに力を入れて、ハーツの中でもなくてはならない存在になりたいです。

1つひとつのチャンスを逃さないように

──グループとして今後どうなっていきたいですか？

渡邊　デビュー当時から4人でやってきて結束力も強いので、これからも4人でずっとやっていきたいなと思ってます。せっかくソーシャルアイドルなので、全世界に向けてアピールしていろんなことに挑戦していきたいですね。1つひとつのチャンスを逃さないようにします！

舞波　私たちはまだ研究生ユニットなので、まずは選抜メンバーに選ばれて本デビューすることが目標です。グループとしてもできたばかりで経験不足なので、もっといろんなことを経験していきたいですね。初めて観てくれたお客さんにも「すごい！」って言ってもらえるように、みんなの心を動かせるパフォーマンスをやっていきたいなと思います。

──舞波さんはStand-Up! Heartsとして今年の「JAPAN EXPO 2015」出演も決まってますね。

舞波　デビューもしてなくて持ち歌もない私たちなので、今から震えてるんですけど（笑）。本当にこんなチャンスはこの先あるかどうかもわからないので、近い目標としてみんなで団結してジャパンカルチャーを披露してきたいと思います。