もっともチャーリー・プースらしいアルバム「CHARLIE」到着|著名人6名による愛とリスペクトあふれるプレイリスト

チャーリー・プースの通算3枚目となるニューアルバム「CHARLIE」がリリースされた。

2015年公開の映画「ワイルド・スピード SKY MISSION」(原題「Furious 7」)の主題歌であるウィズ・カリファの大ヒット曲「See You Again(feat. Charlie Puth)」への客演が話題となり、その名が世に広く知れ渡ったチャーリー。2018年発売の2ndアルバム「Voicenotes」はヒットを記録すると同時に音響などの技術面でも高く評価され、アメリカの音楽シーンを代表するシンガーソングライターという彼の地位を不動のものにした。

そんなチャーリーが、1950万人超え(2022年10月現在)のフォロワーを有する自身のTikTokにてクリエイティブの制作風景の一部を公開し、ファンに工程を共有しながら完成させたのが「CHARLIE」だ。タイトルが示す通り、今までのアルバムの中でもっとも彼らしく、もっともパーソナルな作品となった本作には、BTSのJUNG KOOKとのコラボ曲「Left and Right(feat. Jung Kook of BTS)」、日本盤のみのボーナストラックとなる「Light Switch」のアコースティックバージョンを含む全13曲を収録。チャーリーはInstagramで、本作についてこう語っている。「たくさんの人たちが制作過程を見て参加してくれることが、この作品を本当にいいアートにしてくれたってことがわかったよ。これからのツアーで僕がこれらの曲を歌うとき、君たちが一緒に歌い、叫んでくれるといいなと思ってる。だってここに収録されている曲たちは、君たちなしでは生まれなかったんだから」。

音楽ナタリーでは「CHARLIE」のリリースを記念し、彼の音楽に魅了された著名人6名によるプレイリストとコメントを紹介。あふれんばかりの彼へのリスペクトと愛を感じ取ってほしい。

構成 / 湯澤穂波

チャーリー・プース好き著名人6名によるプレイリスト&コメント(50音順)

鞘師里保

鞘師里保

テーマ:ただただ好きな曲達

私は以前、NYにダンス留学をしていたのですが、自分にとって思い出の強く残っているレッスンで踊った曲が「We Don't Talk Anymore(feat. Selena Gomez)」だったことがきっかけで彼の存在を知りました。
よくよく調べてみると、当時耳にする機会の多かった「See You Again(feat. Charlie Puth)」や「Marvin Gaye」なども彼の楽曲なのだと知り、それらを自ら手掛けていることに驚きました。

無駄が無く、けれどもそれ以上にリッチに感じられて、踊れる楽曲が多いのが、私が彼の楽曲の好きな部分です。お気に入りの曲が多すぎて、ここまで絞るのが大変でした。。
歌声に切なさと温かさが同居しているのも魅力です。

最近はSNSなどで楽曲制作の様子をInstagramやTikTokで積極的に発信しており、私もシンガーとして、制作の過程を見られるというのはとても興味深いです。

プロフィール

鞘師里保(サヤシリホ)

1998年5月28日生まれ、広島県東広島市出身。幼少期にアクターズスクール広島でダンスを学び、2011年にオーディションを経て12歳でモーニング娘。9期メンバーとしてデビュー。2015年12月に同グループを卒業したのち、アメリカ・ニューヨークにダンス留学する。2020年9月より日本で本格的に芸能活動を再開した。2021年8月に1stミニアルバム「DAYBREAK」をリリースし、同年8月に東京・チームスマイル・豊洲PITでワンマンライブ「RIHO SAYASHI 1st LIVE 2021 DAYBREAK」を開催。2022年1月に2nd EP「Reflection」をリリースし、同月に東京、大阪、広島の3都市を巡る1stツアーを行った。同年11月、海外アーティストを制作陣に迎えた3rd EP「UNISON」をリリースし、同月より6都市を回る全国ツアー「RIHO SAYASHI 2nd LIVE TOUR 2022」を開催。音楽活動の傍ら、さまざまなドラマ、舞台に出演している。

橘慶太(w-inds.)

橘慶太(右)

橘慶太(右)

テーマ:影響を受けたチャーリー・プースの楽曲

チャーリー・プースは音楽において
マルチな才能を持ったアーティストで
同じ音楽家として心から尊敬しています。

アーティストでありながら
トラックメイク、アレンジ、音色作りも上手いですし、コード理論にも詳しい。
世界的にも中々いない存在だと思います。

その上、昨今はSNSを利用して発売前に
その楽曲の制作工程を披露して
ファンの期待を煽るなど
本人のプロモーションも上手く非の打ち所がないアーティストです。笑

プロフィール

橘慶太(タチバナケイタ)

1985年12月16日生まれ、福岡県出身。w-inds.のメインボーカリストとして、2001年にシングル「Forever Memories」でデビュー。グループとして同年にリリースした1stアルバム「w-inds.~1st message~」がオリコンチャート1位を記録し、「第43回日本レコード大賞」最優秀新人賞に輝いた。日本のみならずアジア各国でも人気を獲得し、数々の賞を受賞している。2013年2月、KEITA名義で1stシングル「Slide 'n' Step」でソロデビュー。最新作は2020年リリースの3rdアルバム「inK」。自身の作品のセルフプロデュース以外にも、エンジニアとしてアーティストとコラボレーションするなど多岐にわたる活動を行っている。

中西雅哉(THE ORAL CIGARETTES)

中西雅哉(右端)

中西雅哉(右端)

テーマ:秋の夜長ドライブ

今回のプレイリストは「秋の夜長ドライブ」で聴きたいプレイリストをテーマに選曲しました。
初めてCharlie Puthを知ったのは「Furious 7」の主題歌だった「See You Again(feat. Charlie Puth)」で、劇中に流れてきた時に衝撃を受けたのを覚えています。
それから3年経った2018年の「CHARLIE PUTH VOICENOTES JAPAN TOUR 2018」の国際フォーラムでのライブでソロバージョンの「See You Again」を聴いた時は身体が固まってしまう程、感動しました。
Charlie Puthのハイトーンボイス且つ甘い歌声はどんなシチュエーションでも気持ち良く空間を埋めてくれるので、何度でも繰り返し聴いてしまいますし、デビュー曲から最新の楽曲まで振り幅がとても広く、様々なアーティストとのフィーチャリングもCharlie Puthの魅力で「次はどんな楽曲をリリースしてくれるんだろう?」といつもワクワクしています。

プロフィール

中西雅哉(ナカニシマサヤ)

THE ORAL CIGARETTESのドラマー。2013年にTHE ORAL CIGARETTESに加入し、2014年7月にシングル「起死回生STORY」でメジャーデビューを果たした。2017年6月に初の東京・日本武道館公演、2019年5月には初のアジアツアーを開催。同年9月には大阪・泉大津フェニックスにて初の野外イベント「PARASITE DEJAVU ~2DAYS OPEN AIR SHOW~」を実施した。2022年には1月から3月にかけて初のホールツアー「Hall Tour 2022『SUCK MY WORLD』」を開催し、4月には豪華アーティストを客演に迎えたEP「Bullets Into The Pipe」をリリース。10月に埼玉・さいたまスーパーアリーナで主催イベント「PARASITE DEJAVU 2022 ~2DAYS ARENA SHOW in SAITAMA~」を行う。

ビッケブランカ

ビッケブランカ

テーマ:Charlism

「歌声」、「トラックメイク」、「メロディライン」…このどれをとっても最高峰のアーティストだと思います。世界音楽の最前線を知りたい時、聞きたい時はCharlieしかいないでしょう。「How Long」が特にお気に入りの曲です。

プロフィール

ビッケブランカ

愛知県出身のシンガーソングライター。2018年発表の「まっしろ」がドラマ挿入歌として話題を呼び、翌2019年にはSpotifyのテレビCMに「Ca Va?」が使用された。海外においてもテレビアニメ「ブラッククローバー」のオープニング曲がロングヒットを続けている。2022年3月にメジャーデビュー5周年記念ベストアルバム「BEST ALBUM SUPERVILLAIN」をリリース。8月に自身最大規模の全国ツアー「THE TOUR『Vicke Blanka』」をスタートさせ、フランス映画「シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ」世界共通エンディング曲「Changes」を含む4曲入りのEP「United」を発表した。同年10月、新たにスタートさせるイベントの第1弾「RAINBOW ROAD -軌-」を開催。このほか楽曲提供、ラジオDJ、広告モデル、eSportsストリーマーなどさまざまな分野に活躍の場を広げている。

松下奈緒

松下奈緒

テーマ:いつでもチャーリー

今回、改めて聞き直してみると、
全部好みだったので数曲選ぶのは本当に迷いました。
初めてチャーリーを知ったのは、「See You Again(feat. Charlie Puth)」でした。
この曲が出来たエピソードも相まって、すごく感激した1曲でした。
チャーリーの声が好きで、高音ボイスと低音ボイスを自由自在に操り、毎曲新しさを感じながらもなんだか懐かしさも感じるという不思議な気持ちにさせられます。
特に2nd Album「Voicenotes」は本当にヘビーローテーションでした。いつも聞いていたアルバムです。どの曲もカッコよくて特にJames Taylorとの「Change」はお気に入りです。2人の声質が心地よくて。「Change」のようなまったりと聞きいってしまうものから、「Light Switch」「How Long」「The Way I Am」のようにアップテンポな曲まで、本当に幅が広い!
チャーリーの新曲が出るたび今回はどんな仕掛けがあるんだろう、どんなコード進行に持っていくのかなと毎回プレゼントを開けるような気持ちで楽しみにしています。New albumもそばに置いておきたい1枚です。これからもチャーリーの音楽を楽しみに応援していきたいです。

プロフィール

松下奈緒(マツシタナオ)

1985年2月8日生まれ、兵庫県出身。3歳のときにクラシックピアノを始め、2004年の俳優デビュー以降、数々のドラマ・映画に出演しながら、ピアニスト・歌手・作曲家としても活動している。2010年放送のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でヒロインを演じ、同年の「NHK紅白歌合戦」にて紅組司会を担当。そのステージでは、朝ドラ主題歌のいきものがかり「ありがとう」を演奏した。2013年、初のボーカル曲を中心に収録した5thアルバム「WOMAN」をリリース。2016年にはアーティストデビュー10周年を記念したベストアルバム「THE BEST ~10 years story~」を発売した。2022年4月に約3年ぶりとなるオリジナルアルバム「FUN」をリリースし、5月から7月にかけて全国ツアー「JAバンクpresents 松下奈緒コンサートツアー2022 -FUN-」を開催。このツアーの追加公演を11月に愛媛で行う。

三原健司(フレデリック)

三原健司

テーマ:チャーリー・プースならこれを聴いてくれ!プレイリスト

自分がチャーリー・プースに出会ったのは「Voicenotes」収録「Attention」を聴いた時。

自分達の楽曲ならここはドラム入れたりシンセ足したり、とにかく足し算のアレンジをしていきそうな所、チャーリー・プースの楽曲はそこが必要ない、むしろ引き算のアレンジをしたくなる声質、そして歌の表現力に衝撃を受け、ハマりました。
「Voicenotes」よく聴いたなー。ファルセットと地声の使い方が本当に上手い。しかもそれが楽曲にとって必要とする場所でテクニックを活かすから聴いてて全部心地いい。ファルセットの中で何種類かを使い分けててそれを見つけるのも楽しい。

プロフィール

三原健司(ミハラケンジ)

4人組バンド・フレデリックのボーカルギター。バンドメンバー三原康司(B)の双子の兄。バンドは2012年にMASH A&Rが主催するオーディション「MASH FIGHT!」にて特別賞を受賞。2014年9月にメジャーデビュー作となるミニアルバム「oddloop」を発表し、収録曲「オドループ」のミュージックビデオ再生回数は1億回を超える。2021年、和田アキ子に提供した「YONA YONA DANCE」がTikTok流行語大賞特別賞を受賞するなど話題に。2022年3月に3rdアルバム「フレデリズム3」をリリースし、同年6月に東京・国立代々木競技場第一体育館でバンド史上最大規模のワンマンライブ「FREDERHYTHM ARENA 2022」を開催。2022年9月から2023年3月にかけてバンド最長ツアー「FREDERHYTHM TOUR 2022-2023」を行っている。

チャーリー・プース

チャーリー・プース

プロフィール

チャーリー・プース

1991年生まれ、アメリカ・ニュージャージー州出身のシンガーソングライター。2015年公開の映画「ワイルド・スピード SKY MISSION」の主題歌である、ウィズ・カリファの大ヒット曲「See You Again(feat. Charlie Puth)」への客演で一躍脚光を浴びる。2016年1月、デビューアルバム「Nine Track Mind」を発表し、同年8月に音楽フェス「SUMMER SONIC 2016」に出演。2018年発売の2ndアルバム「Voicenotes」はリリースからわずか4日でアメリカレコード協会のゴールド認定を獲得したほか、2019年の「グラミー賞」にて「最優秀アルバム技術賞(ベスト・エンジニア賞)~クラシック以外」にノミネートされるなど、制作観点からも高く評価された。2022年10月、3rdアルバム「CHARLIE」をリリース。また作曲家、プロデューサーとしてもマルチに活動し、これまでに「ビルボード・ミュージック・アワード」3部門、「クリティクス・チョイス・アワード」、「ゴールデングローブ賞」最優秀歌曲賞を受賞している。