CARRY LOOSE|WACK発、 カッコよくてエモい新グループがついにデビュー

ユメカ、UFOと遭遇する

──ユメカさんはいかがでしょうか?

ユメカ 私のお気に入りは「たんたかたんたんたん」です。

ユメカ・ナウカナ?

──ユメカさん作詞のこの曲はUFOが出てくるなどアルバムの中でも一風変わった雰囲気ですね。

ユメカ はい。UFOです! これは実話をもとに作りました!

──おお、ユメカさんはほかの3人に比べてインタビュー中でもかなりテンション高いですね(笑)。

ユメカ そうなんですよ! こういう4人で、ウルちゃんがすごく深い話をしたあとに私がUFOの話をするって、なんか申し訳ないなって。

──でもそれも個性だし魅力だと思いますよ。

ユメカ あ、本当ですか? がんばりますね! 「たんたかたんたんたん」の歌詞のもとになったエピソードがあって。ある日UFOを見たんですよ、私。UFOが「すごいアイドルになりそうな子がいるな」みたいなテンションで私を見にきたのかなと思っていて。そのときから「私は宇宙一のアイドルを目指してがんばろう」と思ったんです。せっかくすごいものを見たから、その気持ちを歌にしました。この曲の「たんたかたんたんたん」ってフレーズは耳に残ると思うので、それを聴いた1人ひとりを洗脳していって、規模を広めていつか宇宙に進出できるような人になりたいです。グループと共に。

──「たんたかたんたんたん」って、ハッピーになれるおまじないみたいですよね。

ユメカ 確かに! それで「やさしい世界」が作れるかもしれないですね。

ウルウ・ル なるほど。作れたらいいな。

ウルウ・ル

──ユメカさんは「ツメも君も」の作詞もしています。

ユメカ はい! これは「たんたかたんたんたん」と話がつながっていて、「たんたかたんたんたん」の2番で「君」と別れるんですよ。

ウルウ・ル 君=UFOという意味で。

ユメカ そう。爪って、いつも当たり前のように手にも足にもありますよね。当たり前になっていたのがいなくなるっていう物語です。

──そういう比喩表現だったんですね。失恋の歌かなと思いましたけど、なんで宇宙人とさよならしたんですか?

ユメカ その経緯が「たんたかたんたんたん」に書いてあります! 「もうすぐ星に帰らなきゃ」って。2番で帰っちゃうんです! 今、歌詞について話してますけど、これが本当にCDになるのかと思うとなんかびっくりですね。

──他人事みたいになってますけど、ご自身のことですからね(笑)。

ユメカ いや、改めてすごいと思ったんです! 私、国語が嫌いで本当にダメダメなので、作詞できるなんて思ってもいなかったんです。実際に歌詞を最初に書いたときは「なんかもう全然当てはまってないよ、これ」って赤で戻しがたくさんあってボロボロと涙を流しました。今は笑っていられますけど、改めてすごいことができているなって思いますね。でも今回、ウルちゃんとかパンちゃんの書いた歌詞のほうが濃い内容だから、もしもまた作詞を任せていただけるのであれば、もっとカッコいいのを作りたいし、宇宙シリーズになったとしても、カッコいい宇宙を目指していきたいです!

CARRY LOOSEがこれから見せる景色

──渡辺さんがJxSxK名義で作詞した「CHEER SONG」は、リスナーに優しく寄り添うような文字通りの応援歌ですね。この曲は合唱が巻き起こって盛り上がりそうな感じがします。

YUiNA 振り付けも一体感が高まるような感じになってます。

ユメカ 肩を組み合って、横に揺れるような振り付けを作りまして。

ウルウ・ル 全体的に言えることなんですけど、渡辺さんの作詞した曲は私たちに向けて言ってくれていると感じることが多いんです。だから、この曲と一緒に成長したいと思いました。

ユメカ 「能ある鷹は爪を隠し それを研いでいるのです」というフレーズを聴いたときに、この言葉をここに当てはめられるんだってすごく感動したんです。渡辺さんは歌詞を見てもやっぱりすごい人だと思いました。

パン・ルナリーフィ

──新グループを始めるからには「CARRY LOOSEでWACK沼にハマった」みたいなファンを増やしていきたいですよね。

パン あー! そうですね。

ユメカ それができたらとってもいいですね!

──そのためにはライブにしても、ほかとは違う圧倒的な強みを出していく必要があると思いますが、CARRY LOOSEはライブでどんな景色を観せてくれますか?

パン お客さんには私たちを観ることで幸せになってほしいです。これはBiSを経験してより強く思ったことなんですけど、BiSが1stと2ndに分かれた「BiS.LEAGUE」ではメンバーよりもむしろお客さんがいろんなことを思ったんだろうなって。個人的な推しメンの脱退とか、移籍とか。それがBiSのよさではあったけど、CARRY LOOSEはまた違うものだから、より幸せな空間を作っていきたいなと思っています。「CHEER SONG」もそうだし、希望を感じる応援歌も多いので。あと「pretender」はサビの最後にジャンプをするんですけど、それをしたときに練習だけでもめっちゃ幸せな気持ちになったんです。

──その振り付け、お客さんと一緒にできたら最高ですね。

パン YUiNAが考えたんです。

YUiNA 渡辺さんからまだOKはもらってないので、変わるかもしれないけど……。

パン でもとりあえず振り入れはして、この曲は全体を通して幸せだなと思ったので、ライブでお客さんにその幸せを共有したいです。

YUiNA EMPiRE

ウルウ・ル 私はお客さんとの一体感を楽しみたいです。パンちゃんが言ったことも本当に共感できるし、お客さんと私たちとの一体感がある空間を作りたいので、感情を共有できるようなライブをしたいと思います。

YUiNA CARRY LOOSEは心に刺さるような歌で聴く人の気持ちに訴えかける感じの曲ばかりだなと思ったので、やっぱり歌で勝負していきたいなと思ってます。私は歌でみんなの心を動かせたらいいなって。

ユメカ 私自身がアイドルを見て元気や希望をもらった人なので、その感情を今度は与えられる人になりたいという気持ちでいっぱいです。この曲たちを聴いたときに、それができるような気がしたので、素敵な曲に負けない、みんなの期待に応えられるようなライブをできるようになりたいです。

ライブ情報

CARRY LOOSE 1stワンマンライブ「ゆるくはこんでください」
  • 2019年11月4日(月・振休)東京都 GARRET udagawa
CARRY LOOSE