1人1体、グッドルッキングガイをプレゼント

──お話を聞いていて、今回のアルバムに皆さんのこだわりがたっぷり詰まっているのがよくわかりました。今まで話していなかった部分で、ほかにもこだわったことは何かありますか？

大桃子　CDを実物で手に取ってほしいから、アートワークは大事にしたくなるようなものにしようとこだわってます。だから新作リリースのたびに違うクリエイターにお任せするんじゃなくて、メンバーと意思の疎通がすぐに取れてバンもん！らしさを外に伝えるのが上手な人にずっとアートワークを担当してもらいたいと思ってて。初回限定盤は昔からバンもん！のイラストを描いてもらってた愛☆まどんなさんにお願いして、通常盤（期間限定スペシャルプライス盤）はメジャーになってから出会って今すごくセンスを信頼してる方に手がけてもらいました。「CDで手に取ってください」って胸を張って言えるアートワークになったと思います。

鈴姫　「アイドルに変身してる途中の女の子」っていうイメージで、イケメンの外国人さんにメイクを施されてる写真なんです。

甘夏　外国人さん、みんな顔立ちがきれいすぎた（笑）。

大桃子　すごいびっくりしたよね。「YAKIMOCHI」と「YATTA!」のシングルがオリコンのウィークリーランキングで2枚同時にトップ10入りしたって教えてもらった直後にこの撮影だったから、ご褒美なのかと思った（笑）。

鈴姫　お祝いに1人1体、“グッドルッキングガイ”をプレゼントされた（笑）。

恋汐　汐のところに来てくれたのはイタリアの方だったんですけど、目の前でずっと「きれい」って言ってくれるんです。どうしたらわかんないから「はわわ」って（笑）。

鈴姫　私の隣が汐りんだったんですけど、ずっととなりで「きれい」「はわわ」「きれい」「はわわ」って聞こえてた（笑）。

望月　数秒ごとに「きれい」って言ってたよね。私のところにいたグッドルッキングガイは、膝立ちのポーズをしながら「膝が痛い、膝が痛い」ってずっとつぶやいてました（笑）。

七星　撮ってるときにけっこう話しかけてくるんだよね（笑）。

望月　そうそう。「よくその顔で止まってられるねえ。俺には無理だわ。その顔で止まってらんないわ」とか言ってきて、「ちょっと静かにして」って（笑）。

大桃子　とんでもない美形の人がすぐ目の前にいるっていう状況に慣れてないので、なんか謎の笑いが止まんなくなっちゃった（笑）。

甘夏　わかるわかる！ 照れなのかなんなのかわかんないけど、なぜか面白くなってきちゃって。

鈴姫　超至近距離でメイクしてもらうのってイケメンがどうとか関係なく気恥ずかしいのに、ましてや、って感じだよね（笑）。

大桃子　グッドルッキングぶりに慣れるのにちょっと時間がかかって、やっと慣れた頃には撮影が終わっちゃったんですよ。「あーあ、帰っちゃった」って、なんかすごいさみしかった（笑）。

1人残らずみんなの夢も一緒に叶えていく

──今年の元日に「バンドじゃないもん！PERFECT YEAR 2017」を宣言したバンもん！の、2017年の意気込みを最後に聞かせてください。

甘夏　今年こそロックフェスに出てやるー！

大桃子　「ラブ＆ピースが一番大事だよ、こんなに素晴らしいことはないよ」っていうメッセージをバンもん！を通して世界中に届けたいです。そのためにも世界進出を！

望月　自分が地方から出てきたっていうのもあって、地方まで届く活動をしていきたい。私の地元の熊本ではバンもん！はあんまり知られてないと思ってたけど、行ったお店で曲が流れてて、すごく感動したんですよ。だからそういうのをもっともっと増やしていきたい。ちなみに「PERFECT YEAR」の告知サイトに書いてある「そして夏、秋には、、、!?」っていうの、何があるのか私たちも全然知らないんですよ。私たちも今年はいろんなことに圧倒されながらパーフェクトを目指すことになるんだろうと思います。

恋汐　今年はたぶんすごく展開が速い1年になるから、みんなも取り残されないでほしいなって思います。今のバンもん！があるのは好きって言ってくれてるみんなのおかげだから、アニメのお仕事をしたいっていう私の夢が叶ったように、1人残らずみんなの夢も一緒に叶えていく、そんな「PERFECT YEAR」にしたいです。

七星　私はけっこう気持ちの浮き沈みが激しいんですけど、今年の「PERFECT YEAR」は常に120％前向きにいきたいなと思ってます。バンもん！としてはこれから、ステップアップどころじゃないくらい上に行きたい。そしてそのバンもん！の勢いに負けないように、自分もちゃんと前に進みたいなと思います。

鈴姫　「人間、生きてるだけで素晴らしい」というのをみんなに知ってもらう機会を、これから私たちがグイグイ作っていけたらと思います（笑）。