ナタリー PowerPush - Attacca
音楽で話そう!石毛&金井が「Attacca」を体験
石毛輝が選んだプレイリスト
──石毛さんのプレイリストは?
石毛 はい。僕は秋の夜長に聴きたい曲と、あと金井に弾き語りしてほしい曲を選びました。
金井 あはは(笑)。
石毛 僕が秋の夜長に聴きたい曲はですね、去年出たティム・ヘッカーという人の、まあオルガンドローンなんですけど。(曲を流す)
──なるほど。
石毛 ずっと同じ音が鳴ってる。秋の夜にこういう音楽をぼけーっと聴いてるのがすごい好きなんです。読書しながら。あとフィンランドのOUS MALとか、日本人だと高木正勝さんとか。このプレイリストの曲を聴いて、皆さんには秋の夜長を寂しがって過ごしてほしいなと思う次第です。
──いいですね(笑)。
石毛 で、ここからは金井に弾き語ってほしい曲ですね。まずエリオット・スミスなんですけど。これはね、金井が歌ったら泣けると思う。
金井 すごいな。ちょっと練習しとかないと(笑)。
石毛 あとベルセバの「The Fox In the Snow」とか。
金井 ああ、なんかこういうの面白い。気心の知れたミュージシャンが客観的に僕のこと見て「こういうのどう?」って。そういう機会はあんまりないですからね。
石毛 確かに。飲んでるときこういう話しないもんね。
金井 女の子の話しかしない(笑)。
──あはは(笑)。
石毛 で、僕はこの「#DIV/0!」もね、弾き語りでやってほしいんですよ。これBIGMAMAの最近の曲で一番好きなんです。これはもうメロディとコード進行が秀逸なので。歌詞もいいし。もちろんバンドの演奏でもいいけど、弾き語りしたときにこの曲の魅力がもっと出るんじゃないかと勝手に思ってるんで。
金井 じゃあいつかthe telephonesとツーマンするときにアンコールで2人でやるかも(笑)。
石毛 え、俺もやるの? 俺はいいよ。俺は世界観壊しちゃうから(笑)。あと俺のソロでも金井が歌ったほうがハマるんじゃないかっていう曲がひとつあって。「My Hometown」っていう曲なんですけど。
金井 早く言ってくれればやったのに(笑)。
石毛輝(the telephones)プレイリスト
1 | My Hometown (Skies So Blue...) / 石毛輝 |
---|---|
2 | Hatred of Music I / ティム・ヘッカー |
3 | Kumiseva / OUS MAL |
4 | Touch / HOLY OTHER |
5 | The Playing Fields / MY AUTUMN EMPIRE |
6 | Piano / 高木正勝 |
7 | Waltz #2 (XO) / エリオット・スミス |
8 | There She Goes / THE LA'S |
9 | Emmylou / FIRST AID KIT |
10 | The Fox In the Snow / BELLE AND SEBASTIAN |
11 | #DIV/0! / BIGMAMA |
プレイリストで自分を表明
──このプレイリストはTwitterやFacebookで公開することもできるんです。
石毛 あ、Twitterと連動できるんだったらさ、よくそのとき聴いてる曲とかバンド名とか書いてる子いるじゃん。Attaccaを使って曲名を公開したら、そのツイート見てる人もワンクリックで音が試聴できたりするのかな?
金井 それすごくいいね。これ好きだよって名前書いてるだけじゃなくて、ちゃんと一緒に音が流れて。
石毛 そういう広がり方はいいよね。音楽好きな人ってしゃべるのめんどくさい人が多いから。僕なんかそうなんですけど(笑)。俺こういう音楽好きなんだからこういう人間ってわかるでしょ?みたいな意思表示にも使えるんじゃないですかね。
金井 30秒でも曲聴いてもらえるチャンスが増えるならうれしいもん。で、30秒聴かれて、ダメだって言われたらもう結構諦めがつくんですね。僕らはCDを売りたいとかお金を儲けたいっていう気持ちもまあ当然なくはないけど、曲を愛してもらいたいというかバンドを愛してもらいたいっていう気持ちがやっぱり一番先にあって。曲を聴いてくれるっていうことはその愛情確認のまず第一歩というか。その上で、好きになってくれた人がちゃんとCDを買いたくなるようなものを作っていかなきゃって思いますね。
- iOS用音楽アプリ Attacca(アタッカ)
- 「Attacca」は音楽プレイヤーの機能を持ったiPhoneアプリです。
主な機能
- 最新のランキングやオススメのプレイリストを無料で連続試聴
- 気に入った曲があれば自分のプレイリストへ即登録
- Twitterでフォローしている相手やFacebookの友達がセレクトした音楽を試聴
- 試聴中に気に入った曲はそのままiTunes Storeで購入可能
the telephones(てれふぉんず)
2005年に埼玉県浦和にて結成されたロックバンド。メンバーは石毛輝(Vo, G, Syn, Programming)、岡本伸明(Syn, Cowbell, Shriek)、長島涼平(B, Cho)、松本誠治(Dr)の4人。ポストパンク / ニューウェイブにも通じるダンスロックサウンドで各地のフェスを席巻し、2009年にEMIミュージック・ジャパンと契約。同年7月にアルバム「DANCE FLOOR MONSTERS」でメジャーデビュー。2011年12月にはバンド史上最大規模となるさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブ「SUPER DISCO Hits FINAL !!! ~そして伝説へ~」も開催。ハイテンションなライブパフォーマンスは、ロックファンの熱狂的な支持を集めている。
BIGMAMA(びっぐまま)
2001年に結成。金井政人(Vo, G)、柿沼広也(G, Vo)、リアド偉武(Dr)、安井英人(B)、東出真緒(Violin)の5人編成で活動するロックバンド。2006年7月にミニアルバム「short films」をRX-RECORDSからリリース。同年10月には一時的に活動休止するも、2007年2月に安井と東出の加入を機に活動を再開した。2012年1月には4thアルバム「君がまたブラウスのボタンを留めるまで」を発表し、同年9月にはシングル「風船夫婦の俯瞰show」と、ライブ&ドキュメンタリーDVD「母がまた母の日を終えるまで」を同時リリース。12月にニューシングル「Jeffrey Campbellのスケートシューズで」をリリースする。