音楽ナタリー PowerPush - @JAM EXPO 2014
“@JAMファミリー”で横浜アリーナを熱狂の渦に
ちゃんと歌詞があってうれしい
──皆さん、先ほどレコーディングを終えたばかりですが、いかがでしたか?
新井 最近の東京女子流では滅多にないようなメロディラインの楽曲で。すごいポップな感じでノリがいいですよね。
──そういう意味では初期の女子流の楽曲に多かったテイストの曲調なのかなって感じました。「頑張って いつだって 信じてる」みたいな感じの。
新井 確かに。だからちょっと昔に戻ったような感じでした。懐かしい気持ちになったような。
関根 私はどうやったらアプガらしさが出せるかなって悩みましたね。アプガのガツガツした感じとか、常に戦っている感じとかを出せるように、レコーディングでは言葉の1つひとつを力強く言って、圧が加わるように意識してやりました。そうしたらヒャダインさんにも「ちゃんとアプガらしさが出てるよ」って言ってもらえました。
──今回は小悪魔成分はそんなに出さずに、どちらかというと“アプガの関根”を強めに出したと。
関根 そうですね。小悪魔な感じは今回はお休みで(笑)。
鈴木 はい! 鈴木真梨耶です!!
──え、なんで自己紹介したんですか、今。
鈴木 私も! 梓ちゃんが今言ったように! グループの小生意気さを出すことをすごい考えたんですよ!
──ちょ、ちょっと落ち着きましょうか。
鈴木 すごい考えて、ちょっとカッコつけて歌ったりしたんですよ。でも、大事なことに気付いてしまったんですよ!
──大事なこととは?
鈴木 ここに集まってる皆さんって、グループの中でもボーカル担当というか歌唱メンバーの方だと思うんですよ。でも真梨耶、いつもチキパの中で歌ってないんですよ!
──ああ、そういえば。お姉さんの友梨耶さんがボーカル担当ですよね。
鈴木 そうなんですよ。チキパではお姉ちゃんと(山本)真凜、(永井)日菜の3人がボーカル担当で。真梨耶は後ろでダンスしてるメンバー! だから私が入っちゃってどうしようって気付いちゃって、もう!
──それでもチキパ代表は真梨耶さんしかいないと、皆さんの期待を一身に背負ってここにいると思うんですよ。やっぱり真梨耶さんがチキパの顔だと。
鈴木 えー。
関根 かわいい。
鈴木 チキパでは「ワオ!」とか「アンダスターンド?」とかそういう効果音的なセリフが多かったんですけど、今回はちゃんと歌詞があって歌えるからうれしいんですよ。だから自分の本当に歌いたい感じを出したらヒャダインさんから「アメリカンポップが似合いそうだね!」って言われました。新しい発見ができたのも大きかったです。
コラボできたことに感謝して歌う
──麻里さん的には今日のレコーディングはどうでしたか?
高橋 麻里はいつもドロシーのメインボーカルとして歌っているんですけど、今日のレコーディングでもドロシーのメインボーカルとしてちゃんと歌うことを心掛けました。でも一番は皆さんとコラボできたことに感謝して楽しんで歌おうって決めてて。
──いつもの伸びやかな歌声が「夢の砂~a theme of @JAM~」の中でもちゃんと主張していましたね。やっぱり麻里さんの歌声はすごく安定感があるなって再認識させられました。
高橋 やった!
関根 レコーディングの1番手が麻里ちゃんで、歌声を聴いて余計プレッシャー感じてしまって。頭の中がぐるぐるしてました。
──でも勝負ではなくて、今回は仲間っていう意識じゃないですか?
関根 そうですね。戦いっていう感じではないので。
──ちなみに楽曲を最初に聴いたときの感想は?
高橋 すごい覚えやすかったです。みんなと歌ったらすごく楽しいんだろうなって。あとファンの皆さんと会場で1つになれるような曲だなって感じました。
新井 確かに何回も「@JAM」って繰り返すところはコールアンドレスポンスできそうですね。お客さんと一緒に盛り上がれるポイントを作っていただいて、本当にありがたいなって。最後の「ラララ」のところも手を左右に振ってる情景が浮かびますね。
──相沢さんはいかがでしたか?
相沢 いつもでんぱ組のレコーディングではメンバーのパートとか雰囲気を想像しながら歌ってて、私のパートでも「私にはこういうことが求められてるんだろうな」っていう予想パターンをいくつか立てられるんですよ。
──ある程度想定されたものから引き出すと。
相沢 はい。ストレートや変化球、たまにかわいい系や怖いやつ、とか。いろいろ考えて毎回レコーディングに臨むんですけど、今回の「夢の砂~a theme of @JAM~」は直球ストレートないい曲だったんです。普段、でんぱ組ではやらない系統の曲だったから実はすごい悩んじゃって。だからヒャダインさんに「どうしたらいいですか?」って聞いたんですよ。そうしたら「いや、普通に。もうしっかり歌ってください」って言われて。
──ヒャダインさん的には相沢さんの歌唱力に期待するところが大きかったということでしょうかね。
相沢 普段は自分に対して自信がないんですけど、今回私を選んでもらえたことは本当にうれしかったのでがんばってみようって。特にMIXを打つところは「そこは任せてください!」って言いました(笑)。
アイドルなら誰が聴いても共感できる歌詞
──ソロパートの歌詞の部分で共感するところはありましたか?
関根 「隣の芝は青い」っていうところは共感しました。つい最近までアプガは周りのグループがとにかくうらやましくて、なんでこんなに自分たちは這いつくばってやってるのに結果が出ないんだろうって。そういうことがあったから関根が経験してきたことをちゃんと歌に乗せて伝えなきゃいけないって思いました。
鈴木 真梨耶も2つあります! まず「思い込み 言い訳はやめて」ってところに共感しました。私、本当に思い込みが激しくてそういうのはダメだなって、改めて自分に言い聞かせながら歌いました。
──もう1つは?
鈴木 「夢は1人だけのものじゃない」って歌詞です。夢は自分だけのものじゃないんだ、メンバーやファンのみんなのものだよっていう気持ちが込められていて、その通りだなって気付かされました。
新井 私は「さあ手を重ねよう」ってところで。女子流はライブ前に円陣を組むんですけど、その場面が浮かんできてリンクしました。
──自分たちの今までの活動と重なる部分はありますよね。それぞれグッとくる歌詞が散りばめられた楽曲だと改めて感じました。
高橋 麻里も歌うことが本当に好きなので、サビの「心の限り歌おう」とか「声が枯れても歌おう」っていうところがそのとおりだなって。ステージで歌ってるときがアイドルの皆さんは絶対に一番楽しいって、私はそう思ってます。だからこの部分はアイドルなら誰が聴いても共感できる歌詞だと思いますし、気持ちを入れやすいのかなって。
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総勢80組のアイドルが参加する大規模イベント。神奈川・横浜アリーナにさまざまなステージを用意し、ライブはもちろん握手会やトークイベント、DJブース、アイドルによる大運動会まで多種多様な企画が実施される。
@JAM EXPO 2014
2014年8月31日(日)神奈川県 横浜アリーナ
出演者
アイドルカレッジ / アイドルネッサンス / i☆Ris / 青山☆聖ハチャメチャハイスクール / 赤マルダッシュ☆ / アップアップガールズ(仮) / ANNA☆S / いずこねこ / HGS / AeLL. / Ange☆Reve / 乙女新党 / CAMOUFLAGE / からっと☆ / GALETTe / Cupitron / 吉川友 / けみお&アミーガチュ / 小桃音まい / さくら学院 / さくら学院 クッキング部 ミニパティ / THE ポッシボー / さんみゅ~ / JK21 / JKT48 / しず風&絆~KIZUNA~ / SiAM&POPTUNe / SUPER☆GiRLS / STARMARIE / GEM / Jewel Kiss / Stella☆Beats / 青SHUN学園 / 青春!トロピカル丸 / SO.ON project / Dancing Dolls / Cheeky Parade / Chu-Z / choco☆milQ / つくドル!1期生 虹のコンキスタドール / つりビット / DIANNA☆SWEET / 寺嶋由芙 / でんぱ組.inc / 東京女子流 / Tokyo Cheer(2) Party / 東京パフォーマンスドール / Doll☆Elements / とちおとめ25 / Dorothy Little Happy / drop / nanoCUNE / Negicco / PASSPO☆ / Party Rockets / hanarichu / palet / Bitter & Sweet / PPP!PiXiON / ひめキュンフルーツ缶 / Faint★Star / フラップガールズスクール / プラニメ / FRUITPOCHETTE / フルーティー / ベイビーレイズ / BELLRING少女ハート / 放課後プリンセス / WHY@DOLL / まなみのりさ / Maria / mImi / 妄想キャリブレーション / 山口活性学園 / 夢みるアドレセンス / ゆるめるモ! / 吉田凜音 / 愛乙女★DOLL / LinQ / Luce Twinkle Wink☆ / and more
DJ:あゆみくりかまき / DJ 和 / DJ ダイノジ
@JAM ナビゲーター:ユフ♬マリ
- @JAM ALLSTARS 2014 ニューシングル「夢の砂~a theme of@JAM~」 / 2014年8月31日 横浜アリーナ会場限定販売 / CD付スタンディングチケット 6995円 / CD付指定席チケット 8023円 / スペシャルVIPチケット 39086円に付属
- @JAM ALLSTARS 2014 ニューシングル「夢の砂~a theme of@JAM~」
収録曲
- 夢の砂~a theme of @JAM ~
アップアップガールズ(仮)(アップアップガールズカッコカリ)
ハロー!プロジェクトのハロプロエッグ(現ハロプロ研修生)の研修課程を修了した仙石みなみ、古川小夏、森咲樹、佐藤綾乃、佐保明梨、関根梓、新井愛瞳の7名からなるアイドルグループ。2011年の結成当初は「アップフロントガールズ(仮)」として活動し、同年7月に「アップアップガールズ(仮)」に改名する。2012年3月に待望のオリジナル曲「Going My ↑」を発表。その後は立て続けにシングルをリリースし、同年12月にはタワーレコードのアイドル専門レーベルT-Palette Recordsへ移籍した。精力的なライブ活動を経て2014年6月には念願の東京・中野サンプラザでの公演を成功させる。同年7月にはニューシングル「全力!Pump Up!! / このメロディを君と」をリリースし、同年8月には富士山山頂でのライブに挑戦する。
Dorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)
2010年7月に宮城・仙台で結成されたアイドルグループ。白戸佳奈、高橋麻里、秋元瑠海、富永美杜、早坂香美の5人がメンバーとして活動している。「聴けばカラダが踊りだす。見ればみんなが恋をする」のキャッチコピーが示す通り、清楚な外見からは想像できないほどのストイックなダンスパフォーマンスで見るものを魅了する。2011年に「デモサヨナラ」を発表。ライブでは「好きよ」「オレモー!」のコールアンドレスポンスが起こり、彼女たちの代表曲として広くアイドルファンに認知される。同年3月にavex traxよりメジャーデビューアルバム「デモサヨナラ」をリリースし、精力的にシングルを発表していく。2014年2月には2ndアルバム「STARTING OVER」、そして7月には最新曲「sky traveler」をリリースする。同年9月には東京・Zepp DiverCity TOKYOにてグループとして最大規模の単独ワンマンに挑戦する。
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東京女子流(トウキョウジョシリュウ)
小西彩乃、山邊未夢、新井ひとみ、中江友梨、庄司芽生からなるダンス&ボーカルグループ。 エイベックスにとって約7年ぶりのガールズグループとして2010年1月1日に結成された。 同年5月にデビューシングル 「キラリ☆」をリリース。2011年5月には1stアルバム「鼓動の秘密」を発表する。2012年12月には初の日本武道館単独公演を成功に収め、その1年後の2013年12月に2度目の武道館ライブを行う。また近年は、J、小出祐介(Base Ball Bear)、八王子Pといった幅広いアーティストからの楽曲提供、Maltine Recordsとのコラボ作品発売も話題に。2014年は2月にシングル「Partition Love」(カップリングには初主演映画「5つ数えれば君の夢」の主題歌「月のきまぐれ」を収録)、6月にはアルバム「Killing Me Softly」をリリースした。さらに7月からは5カ月連続で東京・赤坂BLITZにて公演を行う。
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- 東京女子流の記事まとめ
でんぱ組.inc(デンパグミインク)
古川未鈴、相沢梨紗、夢眠ねむ、成瀬瑛美、最上もが、藤咲彩音からなる6人組ユニット。東京・秋葉原のライブバー「ディアステージ」をホームグラウンドに2008年から活動を開始。2011年12月に1stアルバ ム「ねぇきいて?宇宙を救うのは、きっとお寿司…ではなく、でんぱ組.inc!」をリリース。2013年1月にはいじめなど自己の暗い過去を歌ったシングル「W.W.D / 冬へと走りだすお!」でオリコン週間ランキング10位を獲得。主演映画「白魔女学園」の主題歌として同年10月にリリースした「W.W.D II」も話題を集め、同年12月に2ndアルバム「WORLD WIDE DEMPA」をリリース。“萌えキュンソング”と呼ばれるアッパーな楽曲と情感豊かなライブパフォーマンスで国内のみならず海外からの支持も厚く、ジャカルタや台北などでのライブやファッションイベントにも出演。メンバーはそれぞれアニメ、マンガ、ゲームなどの趣味に精通したコアなオタクとしても知られている。2014年5月には初の日本武道館単独ライブを成功に収め、同年7月には「ちゅるりちゅるりら」をリリースする。
Cheeky Parade(チィキィパレード)
渡辺亜紗美、関根優那、島崎莉乃、鈴木友梨耶、溝呂木世蘭、山本真凜、永井日菜、小鷹狩百花、鈴木真梨耶からなる9人組ユニット。エイベックスのアイドル専門レーベル・iDOL Street所属でSUPER☆GiRLSの姉妹グループとして2012年2月に結成。「小生意気で攻撃的」をコンセプトにした激しいライブとダンサブルなパフォーマンスを武器に、アイドルファンのみならず同世代の女性からも支持を集めている。2013年1月に「BUNBUN NINE9'」でメジャーデビュー。2014年3月にはメジャーデビュー後初のワンマンライブ「Cheeky Parade PREMIUM LIVE『THE FIRST』」を成功させ、同年4月よりツアーファイナルのニューヨークを目指した1stツアー「NINE LIVES TOUR~ROAD TO NY~」を展開中。同年6月にはミニアルバム「Together」を発表した。