ナタリー PowerPush - @JAM EXPO 2014 ひめキュンフルーツ缶×LinQ×Dorothy Little Happy

地元愛を「@JAM EXPO 2014」で見せつける

アイドルによる大規模イベント「@JAM EXPO 2014」が8月31日に神奈川・横浜アリーナで開催される。国内のアイドルグループがおよそ80組出演し、ライブだけでなくトークイベントや運動会などが同時多発的に7つものステージで繰り広げられるという、夏を締めくくるにふさわしい一大イベントとして注目を集めている。

このイベントの出演アーティスト第4弾として、地方を代表するアイドルグループのひめキュンフルーツ缶、LinQ、Dorothy Little Happyの参加が発表された。地元を拠点に精力的に活動する彼女たちが思う地方と東京の差とはなんなのか。今回は各グループからリーダーを招集。谷尾桜子(ひめキュンフルーツ缶)、天野なつ(LinQ)、白戸佳奈(Dorothy Little Happy)の3人に「@JAM EXPO 2014」への意気込みとあわせて話を聞いた。

取材・文 / 古川朋久 撮影 / 塚原孝顕

 
mixiチェック

アイドルと話すときは緊張するもんです

──皆さん、初対面ではないと思うんですけど、なんだかよそよそしいですね(笑)。

左から谷尾桜子、天野なつ、白戸佳奈。

白戸佳奈 何度かお会いしたことはあるんですけど……改まってお話をするのは初めてに近いような気がするので(笑)。

谷尾桜子 そうそう。ライブで一緒になっても話し込むって感じではないですからね。

天野なつ でもひめキュンさんとLinQは「Linキュン同盟」っていう同盟を結んでいて、何度か対バンさせてもらっているので、けっこう話す機会も多いです。

谷尾 LinQさんとは今まで3回くらい対バンやってますね。ドロシーさんとも何回かライブで一緒になってます。

白戸 そうですね。大きなイベントで一緒に出演することは何度かあるんですけど、いつも挨拶くらいになってしまって。私たち、みんな緊張しちゃうのでなかなか話しかけられないんですよ。

──では、せっかくなのでそれぞれのグループの自己紹介をしてみましょうか。

谷尾桜子

谷尾 ひめキュンはアイドル路線よりもロックな楽曲が多くて、ライブもけっこう激しいですね。なんかメンバーみんな筋肉がすごくて“馬のようだ”とか言われてますけど(笑)。

──体育会系なノリが強いイメージです。

谷尾 最初はこれでも萌え系を狙ってた時期もあったんですけど、気付いたらガッツリとしたロック路線になってて、いつも汗だくですよ。

天野 LinQはこの中では一番の大所帯で現在30人在籍してます。

谷尾 30人、すごい!

天野 しかも全員九州生まれなんですよ。福岡が一番多いんですけど、熊本とか長崎とか佐賀の子もいて。年齢層も幅広いから年長組のLadyと年少組のQtyの2組に分かれて活動してます。カッコいい曲とキュートな曲の2パターンと、ノリのいい全体曲の3つの顔を見せることがグループの個性だと思ってます。

谷尾 30人もいると自分がどこのイベントに出るとかわからなくなりません?

天野 だいたいスタッフさんから連絡が来るんですけど、私たちもほとんどオフィシャルブログの告知を見て知ることのほうが多いです。「え、私出るんだ」って(笑)。

白戸佳奈

白戸 ドロシーは5人組でみんな仙台在住なんですけど……全員とてもシャイなので……。東北人が全体的にシャイな人が多いって言われてるんですけど、それにしてもものすごい人見知りの5人が集まってしまったなと。対バンのイベントでも相手のグループさんと仲良くなりたいけど話しかけられないというジレンマを抱えてまして……。

谷尾 あー、同じだわ!

白戸 本当ですか? ひめキュンさんっていつも話しかけてくださるからすごいうれしいんですよ!

谷尾 ドロシーさんはもう何度かご一緒させてもらってるから大丈夫なんですけどね。それでも毎回「今日こそはちゃんと話そうね」ってメンバーとひそひそ話をして、会いに行ってる感じですから(笑)。

──ひめキュンはライブを見る限り、そんなに人見知りなイメージはないです。

谷尾 いやいやいやいやいや。ファンに対してはフランクにいけるんですけどね、対象がアイドルさんになると緊張しちゃって……。

天野 それ、わかります! どう話しかけたらいいかわからないんですよ。

──皆さんもアイドルなんですけど(笑)。でもひょっとしたらほかのグループも同様の悩みを抱えてるのかもしれませんね。

谷尾 絶対そうですよ。アイドルと話すときは緊張するもんなんですよ!

帰る場所があるのは強みになる

──皆さん、何かと“地方アイドル”というくくりで語られることが多いですよね。東京でのライブも精力的に行ってますけど、それぞれの地元を拠点にして活動することの強みってどんなことがありますか?

谷尾 やっぱり地元の人たちのバックアップがうれしいですね。ウチは結成当初から地元の商店街がバックアップしてくれて「松山から生まれたアイドルを応援しよう」っていう空気だったんですよ。だから最初から励みになったというか、東京に行ってライブすることになっても地元にたくさんファンがいるって思ったら安心できましたし。やっぱり帰る場所があるって強みになるなって、最近すごく感じてます。

白戸 私たちも地元のファンの皆さんに支えられてます。メジャーデビューするまではずっと仙台だけでライブをしてたんですけど、メジャーデビューの5日前に震災が起きてしまって。あのときは「もうダメかもしれない」って正直思ってしまったんですけど、仮設住宅とか避難所から私たちのライブを観に来てくれた人たちが「ドロシーから元気をもらいました」って言ってくれたんです。そのことがすごくうれしくて、私たちの活動の励みになりました。

──ライブでも人気のナンバー「Life goes on」では、皆さんと地元の人たちの強い思いがあふれてますよね。

白戸 はい。だから私たちがほかの場所で地元のよさをアピールして、たくさんの人に仙台に来てもらえるよう、少しでも貢献していきたいって思って。その絆の強さが強みですかね。

──LinQも毎週末、地元で定期公演をやってますね。

天野なつ

天野 LinQのメンバーはみんな地元・福岡が大好きですから! だから東京やほかの場所にライブに行くときも「福岡をアピールできる!」って喜んでます。「博多弁いいね」とか「福岡のごはんはおいしい!」って言われるとうれしいですし、福岡に興味をもってもらうことが活動の軸になってますね。そういう意味でも私たちのホームとなる地元は大切ですし、アピールすることがたくさんあるっていうのはグループの強みになるんじゃないかと。

──皆さん東京でライブすることが多いですけど、東京と地元のファンの違いってどうですか?

谷尾 東京は熱狂的な方が多いと思います(笑)。地元は保護者的な目線で応援してる方が多いような。まあ愛媛県の県民性もあるかもしれませんけどね。

天野 でも福岡も同じですよ。やっぱり地元の方は見守ってくれてるみたいな。

白戸 私たちもシャイですけど、地元のファンの方もシャイな人が多いです(笑)。

天野 東京ではスタンディングでのライブが多いからかもしれませんけど、地元に帰って公演に出ると落ち着いてパフォーマンスできるっていうのは感じますね。

白戸 わかります! 手を抜いてるわけではなくて、リラックスできるというか。安心感ですね。

ウチらは自分たちをアイドルって思ってない

──皆さん実は同じくらいの時期に結成してたり活動を開始してたりするんですけど、お互いにライバル心もあったりします?

左から谷尾桜子、天野なつ。

谷尾 何してるんだろうってときどき気になりますね。LinQさんとは仲良くやらせてもらってるし、ウチのまゆりん(奥村真友里)とドロシーの(富永)美杜ちゃんが雑誌でよく共演しててグループ同士も仲がいいし。ライバルっていうか仲間っていう感じがしてますね。

天野 仲良くさせてもらってます。

──ひめキュンが一番メラメラしてそうな気がしたんですけど(笑)。

谷尾 確かにメラメラすることは多いんですけど、それはフェスでたくさんグループが出るときですね。でも「あのグループには負けない!」とかはなくて、ステージングだったりパフォーマンスの部分で負けないようにとは思ってます。まあ一番ガツガツしてるのは本当かな(笑)。

──ひめキュンはファンの人たちも激しいですもんね。

谷尾 ロックファンの方も多いので、ロックイベントに出るときは「ほかのバンドのファン、全部取るぞ」みたいな感じでやってます(笑)。

──あ、もはやライバルはアイドルじゃないんですね。

谷尾 そうですね。今は四星球さんとか仲良くて、一緒に対バンすることもあるんですけど、あの盛り上がりをウチも出したいなって思ってますもん。たぶん、ウチらは自分たちのことをあんまりアイドルって思ってなくて、ジャンルが違うなって。かわいい感じとか、きれいな感じとか、ダンスのレベルが高いとか、アイドルの評価っていろいろあるじゃないですか。でもそういうのを聞いても「ひめキュン、違うな」っていつも思う。ウチらは……荒々しい?

──でもその荒々しさがほかのアイドルに少なからず影響を与えていると思いますよ。

天野 そうですね。やっぱりそういう熱いパフォーマンスを見せつけられると「これはがんばらないと!」って思いますもん。「LinQが一番盛り上がってなかった」って言われたら悔しいじゃないですか。だから自然とこっちも熱くなる。ひめキュンさんと対バンするとお互いヒートアップするから相性はいいってよく言われますね。「やっぱLinキュンだな!」って。

谷尾 あ、でもLinQがテレビに出たときはめっちゃいいなって思いました!

──先を越された!みたいな。

谷尾 そうそう。テレビ、出たいです(笑)。

──ドロシーは2組を意識してますか?

白戸佳奈

白戸 仲間意識は強いけどライバルっていう感じには思ってないです。逆に地方出身のグループっていう共通点があるので、お互いもっと地元を盛り上げていきたいなって。

──でも皆さんシャイですからね……。

白戸 本当はもっと積極的に仲良くしていきたいんですけどね。ファンの人から「なんでもっとほかのアイドルさんと写真撮らないの?」って言われます。

──それって難しいんですか? よくアイドルの皆さんはアイドル同士で2ショットとかの写真を撮ってますけども。

白戸 いやあ、なかなか……。5回くらい会って、やっと切り出せるかどうかって感じです。

天野 じゃあ、今度一緒になったときはこっちから声かけますから(笑)。

白戸 お願いします!

@JAM EXPO 2014

総勢80組のアイドルが参加する大規模イベント。神奈川・横浜アリーナにさまざまなステージを用意し、ライブはもちろん握手会やトークイベント、DJブース、アイドルによる大運動会まで多種多様な企画が実施される。

@JAM EXPO 2014

2014年8月31日(日)神奈川県 横浜アリーナ

出演者

青山☆聖ハチャメチャハイスクール / 赤マルダッシュ☆ / ANNA☆S / いずこねこ / AeLL. / からっと☆ / 吉川友 / GALETTe / THE ポッシボー / さんみゅ~ / SUPER☆GiRLS / Dancing Dolls / つりビット / DIANNA☆SWEET / 寺嶋由芙 / 東京パフォーマンスドール / Dorothy Little Happy / nanoCUNE / Negicco / PASSPO☆ / Party Rockets / palet / hanarichu / ひめキュンフルーツ缶 / FRUITPOCHETTE / 放課後プリンセス / WHY@DOLL / まなみのりさ / Maria / 妄想キャリブレーション / 山口活性学園 / 吉田凜音 / 愛乙女★DOLL / LinQ / ユフ♬マリ and more

@JAM EXPO 2014関連特集
  • PASSPO☆×SUPER☆GiRLS
  • @JAM ALLSTARS 2014
ひめキュンフルーツ缶ニューシングル「ハルカナタ」 / 2014年4月16日発売 / 徳間ジャパンコミュニケーションズ
初回限定盤A [CD+DVD] / 3900円 / TKCA-74081
初回限定盤B [CD+DVD] / 1500円 / TKCA-74082
通常盤A [CD] / 1000円 / TKCA-74083
通常盤B [CD] / 1000円 / TKCA-74084
LinQニューシングル「ナツコイ」 / 2014年7月30日発売 / ワーナーミュージック・ジャパン
初回限定盤 [CD] / 1300円 / WPCL-11935
通常盤 [CD] / 1300円 / WPCL-11939
Dorothy Little Happyニューシングル「sky traveler」 / 2014年7月16日発売 / avex trax
Type-A [CD+DVD] / 1944円 / AVCD-48978/B
Type-B [CD+DVD] / 1944円 / AVCD-48979/B
Type-C [CD] / 1080円 / AVCD-48980
ひめキュンフルーツ缶(ヒメキュンフルーツカン)

ひめキュンフルーツ缶

2010年に地元・愛媛県で結成されたご当地アイドルグループ。ロックバンドのジャパハリネットなどを手がけてきた伊賀千晃がプロデュースを務め、奥村真友里、岡本真依、河野穂乃花、谷尾桜子、菊原結里亜の5人がメンバーとして活動している。インディーズ時代からハードなロックナンバーを得意とし、2013年8月には「アンダンテ」で念願のメジャーデビューを果たす。そして同年12月、メジャー第2弾シングル「モラトリアム」をリリース。2014年には最新作「ハルカナタ」を発表した。

LinQ(リンク)

LinQ

2011年4月に結成された九州・福岡を拠点とするアイドルグループ。LinQとは「Love in 九州」の頭文字から発想された造語で、活動を通じて人や地域とをつなぐことのできる「笑顔の架け橋」になれるようなグループを目指すという思いが込められている。グループ内には年長メンバーで構成されたLadyと年少メンバーで構成されたQtyというチームが存在し、それぞれの持ち味を生かした楽曲を披露。地元・福岡の天神ベストホールにて定期公演を毎週末に開催している。2011年6月に「ハジメマシテ」でCDデビュー。同年11月にはT-Palette Recordsより「カロリーなんて」をリリース。2013年4月に「チャイムが終われば」でワーナーミュージック・ジャパンよりメジャーデビュー。2014年1月にはエレクトロやダブステップ的手法を取り入れた「カラフルデイズ」を発表し、同年3月にはメジャー1stアルバム「AWAKE~LinQ第二楽章~」を発売した。同年7月にはニューシングル「ナツコイ」をリリースする。

Dorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)

Dorothy Little Happy

2010年7月に宮城・仙台で結成されたアイドルグループ。白戸佳奈、高橋麻里、秋元瑠海、富永美杜、早坂香美の5人がメンバーとして活動している。「聴けばカラダが踊りだす。見ればみんなが恋をする」のキャッチコピーが示す通り、清楚な外見からは想像できないほどのストイックなダンスパフォーマンスで見るものを魅了する。2011年に「デモサヨナラ」を発表。ライブでは「好きよ」「オレモー!」のコールアンドレスポンスが起こり、彼女たちの代表曲として広くアイドルファンに認知される。同年3月にavex traxよりメジャーデビューアルバム「デモサヨナラ」をリリースし、精力的にシングルを発表していく。2014年2月には2ndアルバム「STARTING OVER」、そして7月には最新曲「sky traveler」をリリースする。同年9月には東京・Zepp DiverCity TOKYOにてグループとして最大規模の単独ワンマンに挑戦する。