アニメのエンディングで流れるのがうれしすぎ

──今回のミニアルバムには、「Colorful」以外のDVDシングル曲「Maybe Baby」と「Stare」も収録されています。

渡辺　「Maybe Baby」は、「素直になれないけど、かわいくいたい」という女の子の気持ちを歌った曲なんです。メジャーデビュー作ということもあって、MV撮影のときにスタッフさんがたくさんいて、「自分たちの作品にこんなにたくさんの人が動いてくれているんだ」と当時感動しました。メジャーデビューできたありがたみやうれしさが詰まっていて、この曲を聴くと、ファンの方がサイリウムを振ってくれた発売日のイベントとか、いろんな思い出が蘇ってきます。

佐々木　「Stare」は、メンバーが1人抜けて新メンバーのオーディションをやるという時期にリリースした曲で、聴いてると泣けちゃいます。でも、振り付けがかわいいのでライブではファンの方も踊ってくれるんですよ。

──なるほど。テレビアニメ「デジモンユニバース アプリモンスターズ」のエンディングテーマに使用されている「リトルピ」も思い出の1曲になったのではないでしょうか。皆さんはこのことをサプライズで知らされていましたし。（参照：Ange☆Reve「デジモン」新EDテーマを担当）

佐々木　あれはびっくりしました！ 「ポニーキャニオンさんの新卒の方にメッセージ動画を贈る」という企画だと聞かされていたので、「観る人の中に友達いたらどうしよう」とか心配してたんです（笑）。

橘　「リトルピ」は初披露から1年くらい経つ曲なので、それがアニメの新エンディングテーマになるというのが意外でした。前から「アニメっぽい曲だね」とメンバー間で言ってたし、すごくうれしいです。

──アニメの放送はご覧になりましたか？

メンバー一同　毎週観てます！

佐々木　Ange☆Reveの名前がエンディングで流れるのがうれしすぎて、写真撮って友達に送りました（笑）。

「ヒイヒイ」言いながらやった

──ミニアルバムではそのほかにもメジャーデビュー以降に発表された楽曲を聴くことができますが、皆さんの中で特に印象に残っている曲はありますか？

渡辺　「堕天使の心モヨヲ」かな。初めて黒系の衣装を着て歌った曲なんですけど、メジャーデビューを発表したワンマンライブで初披露したのもあって印象深いです。この曲を聴くと「いろんなことがあったなあ」と思います。

──踊りがとてもカッコいい曲ですよね。

渡辺　カッコいいんですけどすごく難しくて、上達するまでめっちゃ時間かかりました。

吉橋　新メンバー3人は集まって自主練しました。

水野　一番苦戦した！

吉橋　「ヒイヒイ」言いながらやって、全身筋肉痛になりました。あかりんごがダンスうまいので呼び出して「あかりんご教えて！」って泣きついて（笑）。

さいごう　テンポが激しくて、忙しい曲なんです。腕の角度も細かく決まってるし。

吉橋　お互い励まし合いながら練習しました。先輩方もお披露目までにすごい苦戦したんですよね？

佐々木　普段は1日で振り入れが終わるんですけど、この曲はもっとかかりました。細かい動きに頭が追いつかなかったんです（笑）。

──ダンスは大変そうですけど、ライブで盛り上がる曲ですよね。ミニアルバムの中で一番お客さんが沸くような、ライブで鉄板の曲ってどれなんでしょう？

松脇　「Colorful」かな。イントロが流れるとお客さんも沸いてくれますね。

佐々木　「Reality」も初披露のときからすごく盛り上がりました。「みんなこの曲知ってたの!?」ってくらい。

ゆくゆくは赤坂BLITZやZepp Tokyoで

──夏にはさまざまなイベントに出演されると思いますが、すでに「アイドル横丁夏まつり」への出演が決定しています。昨年もこのイベントに出られて、2日間の全4ステージでインディーズ時代の楽曲「勇敢な恋のセレナーデ」を披露していましたね。

渡辺　「多くの人に観てもらうにはどうしたらいいか」ということを話し合って、当時はあんじゅれと言えば「勇敢な恋のセレナーデ」というイメージが強かったので、全部のステージでやればお客さんが「また聴けるじゃん」と思って来てくれるかなって。一種の賭けだし、「全ステージ来てくれる人は飽きちゃうかな」とも思ったんですけど、勝負の夏だったのでやってみました。

佐々木　あの頃からセットリストやライブの構成をメンバーが相談して決めるようになったんです。

──まだ先の話ですが、今年も何回かステージがあれば戦略を考えられそうですね。

さいごう　今年めっちゃ楽しみ！ 夏フェスに出演するのは夢でしたし、私は初めてなので。今窓から外見ていたら天気よくて夏っぽくて、余計「出たい！」と思っちゃいました。出られるんですけど（笑）。

渡辺　今年は「Colorful」など去年なかった曲も多いので、それを踏まえて戦略を考えたいですね。横丁までにもう1曲くらい新曲と、あと夏衣装が欲しいなあ（スタッフを見ながら）。

橘　夏曲欲しいです。「堕天使盤」に入ってる「Tell me why～最後の線香花火～」という夏の終わりを歌った曲はあるんですけど、夏の始まりを歌った曲がないから。

──夏曲を歌うことのほかに、今後やりたいことや目標などはありますか？

佐々木　まずはこの体制でワンマンライブをやることですね。ゆくゆくは赤坂BLITZやZepp Tokyoでワンマンができればと思います。