「Re:NOちゃんのどえらい歌詞」

──Marinaさんが作曲した楽曲は本作が初収録になりますね。「マリーゴールド」というバラードですが。

Marina　はい。曲作りは昔からやっていたんですけど、バンド用に本格的に書いたのは今回が初めてで。自分にはギターがザクザク鳴ってるメタルは作れないので、ピアノを使ってきれいなメロディが立つバラードを作ることにしました。自分の作った曲にみんなの楽器の音が加わり、Re:NOちゃんの歌詞が乗ったことで、曲の世界が一気に広がっていくのを実感できたのがすごくうれしかったです。

トキ　「マリーゴールド」と、私が作った「Reincarnation」という曲では初めて生のストリングスを入れていただいたんです。それが入ることで雰囲気がガラッと変わったんですごく感動しましたね。「Reincarnation」に関しては、Re:NOちゃんのどえらい歌詞が乗りましたけど（笑）。

──ちょっと怖い歌詞ですよね。

トキ　めちゃくちゃ怖い（笑）。でもこの曲はこの世の終わりのような暗いイメージで書いたので理想通りでした。Re:NOちゃんの書く歌詞はすごく深くて、聴く人によっていろんな意味に受け取れると思うので大好きですね。

──サウンド同様に、歌詞もさまざまなタイプがあって。そこもAldiousの大きな魅力だなと。

Re:NO　ダークな歌詞からポップで明るい歌詞まで、曲によって世界観が変わりますからね、多重人格なんじゃないかってくらい（笑）。曲ごとにいろんなストーリー、いろんな感情を素直に全部詰め込んでいるので、聴いてくださる方にはそのときどきの気分で自分に合った曲を自由にセレクトして聴いていただけたらうれしいです。

ライブを重ねて太くなる首

──このインタビューが公開されるタイミングでは、本作を携えた全国ツアーがすでにスタートしています。11月まで続く、50本以上の長丁場になりますね。

Yoshi　1回のツアーで47都道府県すべてを回りますので、この機会にぜひAldiousのライブを観てもらいたいなって思ってます。

トキ　なかなか行けない場所で待っていてくれるファンの方に会いに行けるのが楽しみですね。全公演、全力でぶつかっていきますんで！

Re:NO　楽しみ……っていうか絶対楽しいツアーになるって確信してます！

サワ　ただ、長いツアーなので交通安全とか体調面は気を付けないと。Aldiousはメンバー5人で機材車に乗って移動しながらツアーを回ってるんですよ。免許を持ってないRe:NOちゃん以外のメンバーが交代で運転しながら。なので無事に回れるようにっていう祈りは毎回ありますね。

トキ　サワちゃんが運転しなかったら大丈夫だと思うよ。高速道路でも60km以上出さないくらいだと逆に危ないっていう（笑）。

Marina　無事に5人で完走しないとね。あとは、ツアーが終わったときに私たちの首がどれくらい太くなってるかにも注目ですね（笑）。ライブで首を激しく振るからどんどん太くなってくんですよ。

トキ　ツアー前の段階では私が一番で、女性の平均値より4cmくらい太くて。それがツアー後にはどれくらいになってるのかっていう。そのうち「ドラゴンボール」のキャラみたいに、耳の下から首が生えてるみたいになりそう（笑）。

Re:NO　もう若干なりかけてますからね（笑）。

サワ　みんな平均より太いから。Marinaちゃん以外は。

Marina　そう。私はまだ雑魚キャラなんで（笑）。がんばらないと。

──えーと、皆さん首が太くなることを望んでるんですかね？

Yoshi　いや、せめて平均くらいにはなりたいですよ。

トキ　細い首には憧れてるんです。でもダメ、ライブでは絶対振っちゃうから！（笑）