ab initio「歓喜」 PR

ab initio|あなたの日常に寄り添う歌

ab initioが11月28日にデビュー曲「歓喜」をLINE RECORDSより配信リリースした。

ab initioは、2018年7月にLINE株式会社が協力パートナーとして参加するリスナー参加型バンドオーディション「BANDWARS」でグランプリを獲得。キャッチーなメロディと人間味あふれる温かな歌詞で多くのリスナーの支持を集め、見事に結果を残した。音楽ナタリーでは、サポートドラマーだった中村勇介が正式メンバーに加入し、ますますバンドとしての力を増した彼らにインタビューを実施。グランプリを勝ち取った心境やバンドの9年間の歩み、そしてデビュー曲について話を聞いた。

取材・文 / 中川麻梨花 撮影 / 草場雄介

ab initio「歓喜」
2018年11月28日配信 / LINE RECORDS
ab initio「歓喜」
収録曲
  1. 歓喜

“僕らのバンド”

──「BANDWARS」は「僕らのバンドを探している」をキャッチコピーとした、リスナー参加型のオーディションです。LINE LIVEの視聴数やリスナーから送られるハートの数などで勝敗が決まりましたが、それはab initioが「僕らのバンド」としてリスナーに求められたということですよね。

宮崎優人(Vo, G) 素直にめちゃくちゃうれしいですね。いろんなバンドがいて、それぞれによさがある中でグランプリをいただけたというのは。

──7月のファイナルステージの模様はYouTubeにもアップされています。オーディエンスに語りかけるように歌ったり、心を通わせるように丁寧に演奏する姿が印象的ですね(参照:BANDWARS Final Stage "ab initio" - YouTube)。

ナガハタショウタ(B, Cho) オーディションの様子はLINE LIVEでずっと生配信されていたので、画面の向こうで観てくれている人たちにもしっかりと歌を届けられるように、丁寧に音を受け渡すような感じで演奏しましたね。

宮崎優人(Vo, G)

宮崎 うん。配信を通してたくさんの人が聴いているので気負いはしましたけど、僕ら4人でab initioのよさをしっかりと伝えていこうという気持ちでステージに立ちました。

──中村さんは当時サポートメンバーとしてドラムを叩かれていました。

中村勇介(Dr) そうですね。サポートではありましたけど、気持ち的には3人と同じでした。

──グランプリ発表で名前が呼ばれたときの心境は?

ナガハタ 実感が湧かなかったですね。決勝まで進んでたほかのバンドが個性的でいいライブをしていたので。もちろん僕らも一生懸命やったつもりだったんですけど自信はなかったです。

宮崎 僕も「まじ?」って信じられなかったんですけど、メンバーの中で乃村だけが後ろから「やったー!」って(笑)。

乃村Nolan(G, Key) 「BANDWARS」にはいろんな賞があって、次々とほかのバンドの名前が呼ばれていくんですけど、僕は最後まであきらめていなかったんです。グランプリで名前を呼ばれて「待ってましたー!」みたいな(笑)。

──オーディションの実行委員会には、yonigeにもいち早く注目していた山田孝之さんがいらっしゃいますね。何か言葉をもらいましたか?

宮崎 ライブが終わった直後に「マイクの使い方がうまかったです」とコメントをもらいました(笑)。オーディションの最後に個人的にも会ってお話をさせていただいたんですけど、「聴きやすくてよかったです。応援してます」と言ってくれましたね。

バンドに懸けよう

──ab initioは今年で結成9年になりますね。バンドを結成したのは高校生のとき?

宮崎 そうですね。高校3年の夏に僕とナガハタ、あと当時のドラマーでなんとなくバンドを結成して、ACIDMANのコピーとかやってました。そのあと、ドラマーに「俺の知り合いでギターを弾けて、曲も作れるやつがいるよ」って乃村を紹介してもらって。4人で高校の卒業ライブとして、LIVE HOUSE 吉祥寺CRESCENDOで初めてライブをしましたね。

ナガハタ そのときはまだab initioっていう名前は付いてなかったよね?

宮崎 そうだったね。コピーをやりつつ、1、2曲だけオリジナル曲を持ってました。卒業ライブのあとにCRESCENDOの店長に「お前らこれからどうするのか? バンド続けないのか?」って言われて、ちょっとやってみようかなって。そのときは「なんか楽しそうだし」という気持ちでしたね。

──当時から乃村さんはギターだけではなく、キーボードも弾かれていたんですか?

乃村Nolan(G, Key)

乃村 いや、まだ弾いてなかったです。そのときは歌ってました(笑)。

宮崎 ツインボーカルだったんですよ。でも、CRESCENDOのスタッフさんに「乃村くんのボーカルいる?」って言われて。

一同 ははは(笑)。

乃村 しかも直接僕に言われずに、人伝いで聞いたんです……そのときは傷付いたんですけど、今思えば正解だったと思いますね(笑)。

宮崎 それで何年か経ったあとに、乃村が「俺ピアノの経験あるし、ちょっとやってみようかな」って言い出して。そこから音楽性も広がっていきました。

──「なんか楽しそうだし」という気持ちの中で、本格的にバンドをやっていこうとスイッチが入ったきっかけはありましたか?

宮崎 そうですね……大学2年の終わりのほうだったと思うんですけど、ライブの打ち上げでCRESCENDOのスタッフさんに「お前らどうするんだ? 就職するのか?」って聞かれたんです。

──CRESCENDOのスタッフさんがところどころでキーマンになってくるんですね。

ナガハタ はい(笑)。「中途半端な覚悟でやるくらいだったら、今すぐ辞めろ」くらいのことまで言われましたね。それまではみんな大学生としてちゃんと勉強しつつ、傍らでバンドをやっていたんです。だけど、スタッフさんにそう言われたことを機にメンバーで話し合って、バンドに懸けようという結論になりました。

宮崎 僕、親に「バンドをやりたいと思ってます」って話したら、父親に「じゃあその気持ちをA4用紙にまとめてきて」って言われたなあ。

一同 えー!

宮崎 「やってみたいんだ」っていう気持ちをバーっとつづって渡しました。

ナガハタ 就職をしなかったのはやっぱり「バンドで食べていきたい」という夢があったから。それがこのバンドならもしかしたら叶うかもしれないと思ってました。