士門くんはウサギちゃんみたい(吉沢)
──続いて嘘がつけないお坊ちゃま・四部誠役の大倉さんのイメージはいかがですか。
吉沢 士門くんは……かなりかわいい人だなって。
大倉 一応、歳上!(笑) 24歳ですから。
吉沢 そっか、じゃあ歳は1個上だ。誰かいないと寂しくて死んじゃう、ウサギちゃんみたいな人ですよね。でも素直に「俺こうしたいと思ってんねんけど」とか自分の考えを伝えてくれるので、人との壁を簡単に破れるタイプだなって。僕は恥ずかしくて自分の考えを人に言えないところがあるんですけど、士門くんはうまいなあって思います。
大倉 うれしい。ほんでほんでほんで?
山田 欲しがるなあ(笑)。
吉沢 距離感をつかむのがうまいんだろうな。
山田 亮の言う通り、士門は素直でかわいい。あーよしよし!ってやりたくなる感じ。でもそれを知りながら俺に近寄ってきてるのはあざといな、と(笑)。
大倉 そんな悪いやつ、ちゃいますよ!
山田 それが本能でできちゃう、天性のかわいさなんですよ。お芝居もまっすぐで、思うがままに動くので僕も受けやすかったです。
久保田 よくも悪くも人との距離をあっさり飛び越えるタイプだよね。
大倉 どういうことですか(笑)。よくも、で止めてくださいよ! 気にしいなんですよ!
久保田 深い意味はないから大丈夫。そういう人がいるっていうのは現場にとってありがたいし、本当に才能だと思いますよ。
──ドラマ版ソフトのメイキングには、カメラが回ってから「今、どこ撮ってるんですか!?」と言う大倉さんに、皆さんが爆笑する様子も収められていました。
一同 (笑)
吉沢 あれね。完全に四部そのまんまなんですよ。思ったことをすぐ口に出しちゃうところが。
大倉 集中しすぎちゃったんですよ!
山田 笑い堪えられないんだよ。それぞれのアップを撮るときに、スタート時点でカメラが向いてなかったからって「これ、僕撮ってもらえてますか!?」って叫んだり(笑)。
大倉 僕のほうだけ、カメラの向いてる回数が少ない気がしたんです! 不安になってたんですよ!
吉沢 一緒だよ(笑)。
久保田 DVDでちゃんとチェックして?
山田 そうだね、チェックしましょう。
悠来くんとはプライベートで初めて会った(大倉)
──最後にトモダチゲーム運営・東條レン役の久保田さんはどんな方でしょうか?
吉沢 久保田さんは……大人!
一同 (笑)
吉沢 今回撮影も1日だけ一緒で、あんまり絡んでないですもんね。ご一緒したのは、「トモダチゲーム 劇場版FINAL」のすごく大事なシーン。友一が過去をえぐられて、メンタルをボッコボコにされるシーンなんですけど、久保田さんの芝居に助けられました。すごく追い詰めていただいたので、僕はただやられるだけ(笑)。あと久保田さんに、ワッと怒鳴った直後にほっそい声でトドメを刺されて。緩急にやられました。
久保田 そういうシーンだったから、現場では余計にしゃべりづらかったんだよね。本当はもっとしゃべりたかった。
山田 おしゃべりですもんね、久保田さん。
久保田 聞き捨てならない(笑)。聞こえが悪いじゃないか。
一同 (笑)
山田 久保田さんは本当に共演していて大人な意見をくれる方。優しいし、見てるだけでエロい気分になってくるっていうか(笑)。
久保田 興奮するでしょ?
山田 興奮するでしょ?じゃないですよ(笑)。なんでこんなにダンディなの? 歳いくつですか?っていう。あと久保田さんのお芝居って、キャラクターだけで生きているわけじゃなくて、ご本人の個性も乗っかっている気がして。僕はいつも自分を消そうというアプローチをするんですけど、そういうやり方もありなんだなって気付かされました。
久保田 今回の東條レンは、原作にもいない人物だしね。
山田 レンっていう役まわりはどうしてもアニメやマンガのキャラっぽくなっちゃいそうですけど、久保田さんが演じることによってちゃんと生きている人間に見えたんです。
大倉 僕が悠来くんと初めて会ったのはプライベートだったんです。そうそうたる大先輩ばかりのところに呼んでいただいて、ガチガチに緊張してたら悠来くんがしゃべりかけてくれはって。「緊張しなくていいよ(低い声で)」みたいな。
久保田 若干のモノマネ……。
大倉 (笑)。そのあと一緒にご飯食べに行ったりもしたんです。でも僕、めっちゃ失礼なんですけど、あのときの悠来くんと俳優の久保田悠来さんが一致していなくて。だから今回のお話をいただいたとき、こないだの人やん!と思ってうれしかったですね。
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亮、キス魔なの!?(山田)
- 「トモダチゲーム 劇場版」
- 2017年8月23日発売 / キングレコード
- 映像特典
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- メイキング映像、舞台挨拶映像、予告編
- ストーリー
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借金2000万円を背負った裏切り者の策略により、その返済のための“トモダチゲーム”に参加することになった片切友一、沢良宜志法、美笠天智、四部誠、心木ゆとりの5人。5人の友情が試される第1ステージ“コックリさんゲーム”をなんとかクリアした彼らを待ち受けるのは、第2ステージの“陰口スゴロク”。友達の秘密をバラせばバラすほど有利になるルールの中、彼らは心をひとつにしようと誓い合う。しかしついに誰かの手によって「沢良宜志法は、昔、美笠天智と付き合っていた」という秘密が暴露され……。
- スタッフ / キャスト
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原作:山口ミコト・佐藤友生「トモダチゲーム」(講談社「別冊少年マガジン」連載)
監督:永江二朗
脚本:永江二朗、佐上佳嗣
主題歌:天月-あまつき-「Mr.Fake」
エンディングテーマ:上野優華「友達ごっこ」
キャスト:吉沢亮、内田理央、山田裕貴、大倉士門、根本凪(虹のコンキスタドール)、上野優華、天月-あまつき-(声)、久保田悠来ほか
- 映画第2弾「トモダチゲーム 劇場版FINAL」
- 2017年9月2日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
- ©山口ミコト・佐藤友生/講談社 ©2017年「トモダチゲーム」製作委員会
- 吉沢亮(ヨシザワリョウ)
- 1994年2月1日生まれ、東京都出身。2011年に特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」の仮面ライダーメテオ / 朔田流星役で注目を浴びる。2013年に「ぶっせん」でドラマと舞台に初主演。主な出演映画に「アオハライド」「さらば あぶない刑事」「オオカミ少女と黒王子」などがあり、2016年には「サマーソング」で映画単独初主演を果たした。2017年には沖田総悟役を務めた「銀魂」や「斉木楠雄のΨ難」に参加。2018年には「リバーズ・エッジ」へ山田一郎役で出演し、「あのコの、トリコ。」で主演を務める。
- 山田裕貴(ヤマダユウキ)
- 1990年9月18日生まれ、愛知県出身。2011年に特撮ドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」で俳優デビュー。「闇金ドッグス」シリーズに主演したほか、主な出演作に「ストロボ・エッジ」「ふきげんな過去」「青空エール」「闇金ウシジマくんPart3」などがある。現在放送中のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」やドラマ「僕たちがやりました」に参加しているほか、2017年には出演作「破裏拳ポリマー」「HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY」「闇金ドッグス6」が公開された。「HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION」「亜人」「二度めの夏、二度と会えない夏」「あゝ、荒野」前後編の封切りも控えている。
- 大倉士門(オオクラシモン)
- 1993年3月16日生まれ、京都府出身。表参道でのスカウトをきっかけに読者モデルとなる。さまざまなファッション誌でモデルを務め、Popteenの「中高生が選ぶ好きなモデル」第1位を獲得。2016年には「イタズラなKiss THE MOVIE」シリーズで映画初出演を果たした。ほか出演作に「便利屋エレジー」などがある。
- 久保田悠来(クボタユウキ)
- 1981年6月15日生まれ、神奈川県出身。舞台「戦国BASARA」の伊達政宗役や、特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武」の仮面ライダー斬月 / 呉島貴虎役で人気を博す。主な出演作に「新宿スワン」「KIRI-『職業・殺し屋。』外伝-」「内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル」などがある。2017年には「Bros.マックスマン」「新宿スワンII」「身体を売ったらサヨウナラ」が公開された。