ドラマ「最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~」畑芽育・齊藤なぎさ・志田こはく・菊地姫奈・みとゆながキラキラ輝く青春の現場を語る (2/2)

意外なギャップも…キャストの素顔を深掘り

──インタビュー後半は、もう少し皆さんの素の顔を掘り下げてみたいと思います。1人ひとりの印象を本人以外の方に答えてもらえたら。まずは畑さんの印象からどうぞ。

畑芽育

畑芽育

齊藤 現場にいてくれるだけでパッと空気が明るくなるよね。芽育ちゃんがいることでこのワイワイしたムードが作られていると思います。

志田 私も一緒です。最初から明るく接してくださって。画面の中で観ていた存在だったので、こうやってお会いして一緒にお芝居することができてすごくうれしかったです。

みとゆな こういう現場が初めてだったのですごく心配だったんですが、みんな仲が良くて、話も振ってくれて。芽育ちゃんがいたからこういうふうにスッと仲良くなれたんだなと感じます。

菊地 演じているひかりそのものみたいな存在。休憩時間にも相談に乗ってくれる、お姉さん的な方でもあります。それに、ひかりにはポジティブモンスターっていうあだ名があるんですが、まさに体現していますよね。

齊藤 天真爛漫だしね。

志田 透明感がすごい。色が白くて目もきれいで声もかわいくて。

みとゆな 学生心を忘れてないけど大人の部分もある。どちらもある素敵な女性だなって思います。お姉さんとして引っ張ってくれつつ、私たちと同じ目線でずっといてくれるので。

 ありがとうございます。透明感は言っていただくことが多いんですが、自分ではよくわからなくて。みんなも透明感あるよ(笑)。

菊地 いやいや! 語ろうか?(笑)

──次は齊藤さん。

齊藤なぎさ

齊藤なぎさ

 第一印象はアイドルだ! ふわふわしているし触れたら壊れちゃいそうだな……と。でも実はおじさんだった……(笑)。

志田 さばさばしてますね(笑)。

 ゲラゲラ笑うし、声も通るし。遠くにいてもなぎさの笑っている声が聞こえる。でもすごく女子力が高くて、ボディクリームをボトルごと持ってきて撮影前にこうやって必死に塗り込んでる(齊藤の塗り方を再現しながら)。

一同 似てる!

志田 美意識が高くて、志乃にぴったりだと思います。

みとゆな 本当にかわいいアイドルだと思っていたんですが、会ってみたらめちゃくちゃ親近感があって。干し芋ばっかり食べてるもん(笑)。それがもうかわいいです。

菊地 私はずっとなぎさちゃんのファンで。(齊藤が以前所属していた)=LOVEの「ズルいよ ズルいね」のミュージックビデオで知って以来、憧れの存在だったんですよ。その齊藤なぎさ様が隣にいる。会うたびに「今日もかわいいね!」って写真を撮って「プリンセチュでちゅか?」って感じですね。

 本当に愛されキャラだよね。でもキャッチコピーは姫の皮を被ったおじさん。

齊藤 中におじがいるからね(笑)。

──(笑)。では志田さんはどうでしょう。

志田こはく

志田こはく

菊地 めっちゃ面白いよね。

 もっと真面目な子だと思ってて。

──話していて、きちっとした方だと感じたんですが……。

 って思うじゃないですか。一番ぶっ飛んでます(笑)。

菊地 (爆笑)

齊藤 シュールなんだよね。

 ボケるときに、自分で恥ずかしくなって笑っちゃう瞬間ってあるじゃないですか。こっちゃんは絶対にそれがない。やってますけど何か?っていう顔をしてるんです(笑)。こっちゃんの素の部分が見えた瞬間はうれしかった! こっちゃん面白い!って興奮しました。

齊藤 なんか二面性あるんだよね(笑)。

志田 第一印象と違うとはよく言われます(笑)。

 達観しているし、人生1回目じゃないなって感じ。

齊藤 人生5周目だね。

──続いて菊地さんです。

菊地姫奈

菊地姫奈

齊藤 最初は全然お話ししない方なのかなって感じだったんですよ。

 でもだんだん変人の片鱗が見えてきて。最初は静かなイメージだったのですが、ものすごくしゃべるし、ギャルだと思います。

齊藤 あと早口でしゃべる。「ほんとにかわいいほんとにかわいい」って(菊地の口調をマネながら)。

菊地 オタク気質だよねえ。

齊藤 あと、写真撮るのがすごい上手だよね。

 (菊地と齊藤を指しながら)女の子をかわいく撮るのがうまい2人。

菊地 iPhoneで誰よりかわいく撮れる自信あります。限界オタクだからね。

──最後、みとゆなさんいきましょう。

みとゆな

みとゆな

 最年少組だけど、一番お姉さん。

一同 わかる!

 あんな大人びた18歳、見たことがないです。

齊藤 みんなを俯瞰して見てくれているというか、母性だね。

志田 ドラマの現場は初めてなのに、堂々としていてかっこいいんです。

 撮影のときに印象的な出来事があって。たぶん自分の中でうまくできなかったみたいで、楽屋に入って来て悔し涙を流しているところを見たんです。真剣に取り組んでいるのがすごく伝わってきました。努力家で一生懸命なんだなって。暗い顔を見せることもないし、みとゆなは常にみとゆなでいてくれて、すごく安心感のある女の子だなと感じています。

──同じ最年少組の菊地さんから見てどうですか?

菊地 恋愛リアリティショー「今日、好きになりました。」に出ていたのは知っていて、TikTokもやっているから、私とは違ってすごく明るくてきゃぴきゃぴしてる感じで来るんだろうなって思ったら……全然違くて。

 イメージと逆だったよね! メンバーみんなそれぞれギャップがありました。

──ちなみに男子組の山下幸輝さん、杢代和人(原因は自分にある。)さんのエピソードはありますか?

 山下さんは現場でダンスを教えてくれています。もともとダンスのインストラクターをやっていたことがあるみたいで、教えるのが超うまいんです。

菊地 だから上手だったんだね。

 ANRIさんというダンスの先生が来てくれているんですが、山下さんっていうもう1人の先生もいるので(笑)。

「最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~」より、山下幸輝演じる藤原大志。

「最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~」より、山下幸輝演じる藤原大志。

みとゆな 杢代くんは最初のうちは女子グループの中で1人だけ男子という状況だったのですが、すごくなじんでます。溶け込み方がすごい。

齊藤 どんなボケも拾ってくれるしね。

 すぐツッコミを入れてくれるし、人の話も聞いているし、頭の回転が速いんです。

「最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~」より、杢代和人演じる木下幹太(左から2番目)。

「最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~」より、杢代和人演じる木下幹太(左から2番目)。

──なるほど。ではドラマタイトルの「最高の生徒」にかけて、キャスト7人を「○○の生徒」で例えるなら?

志田 個性豊かな生徒?

一同 あー。

 我の強い生徒。

一同 ははは(笑)。

 クセ強な生徒だよね(笑)。7人一緒のシーンが多いのでずっと一緒にいるけど、本当にみんなクセが強くて。

──それぞれ個性的ながらもチームワークも素晴らしそうですね。

 そうですね、7人横並びで一緒にがんばっているチームです。最初に企画を聞かせていただいた段階で、プロデューサーの鈴木努さんから「しんみり悲しい作品ではない。余命があるからこそ、誰よりも最高に生きてやると輝く女の子を演じないといけないんです」と熱い思いを伝えられました。台本を読んだらどのシーンでもひかりが輝いているし、ほかの6人も自分の人生を楽しんでキラキラしている。それぞれが悩みや思いを抱えているので、観てくださる方々は誰かしらに感情移入できるんじゃないかなと思います。Z世代の方々にしっかり刺さる作品ではあると思うけど、老若男女に観ていただきたいです。

プロフィール

畑芽育(ハタメイ)

2002年4月10日生まれ、東京都出身。2023年公開作「なのに、千輝くんが甘すぎる。」でヒロインを務め、大きな注目を浴びた。そのほか出演作にドラマ「純愛ディソナンス」「Get Ready!」「Dr.チョコレート」などがある。現在、テレビ朝日系ドラマ「ノッキンオン・ロックドドア」に出演中。

齊藤なぎさ(サイトウナギサ)

2003年7月6日生まれ、神奈川県出身。2017年にアイドルグループ「=LOVE」のメンバーとしてデビューし、2023年1月に同グループを卒業。その後は女優として活動を広げ、ドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」「明日、私は誰かのカノジョ」などに出演。ABEMAオリジナル恋愛番組「花束とオオカミちゃんには騙されない」にも参加し話題になった。

志田こはく(シダコハク)

2004年5月25日生まれ、埼玉県出身。スーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」で映像作品デビュー。出演作にドラマ「私がヒモを飼うなんて」「ガチ恋粘着獣」がある。

菊地姫奈(キクチヒナ)

2004年10月19日生まれ、茨城県出身。「ミスマガジン2020」でミス週刊少年マガジンを受賞後、グラビアで活躍しながら、映画「メイヘムガールズ」「まなみ100%」「イカロス 片羽の街」などの映像作品にも出演している。

みとゆな

2004年4月7日生まれ、神奈川県出身。「2023年の流行予想ランキング」のタレント部門で1位を獲得したZ世代を代表とするインフルエンサーで、モデル・タレントとしても活躍中。「みとゆなポーズ」やファンネーム「みともだち」が話題になっている。

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