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「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」仮面ライダージオウ座談会 / 仮面ライダービルド座談会|平成仮面ライダーのいない世界なんて

ビルドファンの皆さんに恥じないように(水上)

──「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」の話題に移りたいと思います。本作において、ビルドファンが喜ぶであろうオススメポイントを挙げるとしたら、どこになるでしょう?

水上剣星

水上 僕らビルドチーム全員では初めて、武藤(将吾)さんではない脚本でこの役を演じたんです(※この映画では「仮面ライダービルド」メインライターの武藤将吾ではなく、「仮面ライダージオウ」メインライターの下山健人が脚本を手がけた)。だから見方によっては、新鮮に思えるかもしれない。僕らも脚本を読んだときに、やっぱり若干の違いや新しさは感じたので。

赤楚 キャラクターの呼び方も、脚本家さんによって違ったりするんですよね。

犬飼 そういう意味では、本編とはまた違った見方で楽しんでほしいですね。

武田 エンタテインメント性の高い作品だよね。いろいろなライダーが大集合する中で、僕らもそれに参加させていただいたので。一種のお祭りみたいな勢いがあると思う。

赤楚衛二

──脚本家の違いによってキャラクターに変化は生じると思いますが、ブレさせたくない“そのキャラクターらしさ”はアドリブなどで表現したのでしょうか?

赤楚 今回、アドリブ自体禁止だったんですよ。

犬飼水上 えっ、そうなんだ!?

武田 たぶん、俺と赤楚が普段やりすぎるから(笑)。もちろん下山さんも違和感はないように努めてくださいましたが、演じる側としてはどうしたって違いは感じてしまうものだと思います。キャラクターのブレがなくなるように、それぞれが解釈や表現の仕方を調節して、努力しましたよね。

赤楚 キャラクターをしっかり出そうとすると、どうしてもアドリブに頼っちゃうんですよね。だから今回はまた別のベクトルで、佇まいで役を表現しようと工夫しました。

水上 僕は脚本通りに演じましたね。あとはさっきの話にもあったように、今回はお祭り的な要素のある作品なので、あまり目立とうとしてスベるのも嫌だなと思って。ビルドを好きでいてくださった方々が「あいつ、出てきたな」ってニヤリと笑って喜んでくれるような存在でいたくて、ただただファンの皆さんに恥じないように心がけてやってきました。

「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」より。左から犬飼貴丈演じる桐生戦兎、赤楚衛二演じる万丈龍我。

赤楚 そうですね。僕らはジオウチームにバトンを渡した側ですし。

犬飼 うん。でも最後には「ああ、ジオウも始まったけど、ビルドの世界はまだまだ続くんだな」と感じてもらえればいいなと思って演じたシーンがあります。

観るたびに発見がある映画(犬飼)

「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」より、仮面ライダークウガ。

──本作の劇中には、平成仮面ライダーの歴史をすべて消そうとする敵・ティードが登場します。もし平成ライダーが存在していなかったら、皆さんは今どうなっていたと思いますか?

赤楚 世の中に犯罪が増えるんじゃないですか?(笑) 自分自身のことで言うなら、子供の頃に仮面ライダーを観ていた影響はすごく大きいので、あれがなかったらまずヒーローというものに興味がなかったかもしれないですね。

武田 日本では仮面ライダーが一番身近だからね。

犬飼 僕はアメコミヒーローも好きなので、そっちに傾倒していたかも。

水上 僕は正直、幼少期は怪獣モノで育ったんですよね。

赤楚 昭和ライダーと平成ライダーの間の世代には、そういう方もいますよね。

武田航平

武田 もし平成ライダーがなかったら、僕は今、俳優を続けられていないでしょうね。廃業しています(笑)。俳優を始めた頃は仮面ライダーになるなんて思っていなかったんですが、たまたま「仮面ライダーキバ」のオーディションを受けて、大森敬仁さんに「なんだこいつ?」と興味を持っていただいて、採用してもらいました。そして大森さんがプロデュースする「仮面ライダービルド」でまたこうして声をかけていただけた。仮面ライダーから始まったそういう“縁”があるから、僕の俳優としての軸ができたので、それがなくなったらと思うと……怖いですね。こうやって今一緒に話しているみんながいないと思うのも寂しいですし。

犬飼 でも、自分たちが新たな仮面ライダーを生み出していたかもしれない。初代ヒーローとして。

武田 いや、俺らが初代仮面ライダーの歴史を作っちゃ駄目だよ! ちょっと初代ヒーローとしてはアウトローすぎる(笑)。発想としては面白いけど!

一同 (笑)

犬飼貴丈

──では最後に、代表して犬飼さんから、ファンへのメッセージをお願いします。

犬飼 ジオウチームとの共演で言うと、今回で3回目です。今までの「平ジェネ」では「ビルドとエグゼイドがどう関わってくるのか?」といった新鮮さがあったと思いますが、今回はそれがありません。そんな中でどれだけ面白い映画になっているのか、ファンの皆さんは期待してくださっていると思うし、その期待を大きく上回るものになるよう全員でがんばりました。もちろんそれに値する作品ができたと思うので、安心して劇場にお越しください。「新世紀エヴァンゲリオン」じゃないですけど、今回の映画は1回観ただけじゃ把握しきれない部分があるかもしれない。2回、3回と観に来ていただけたら、その都度新たな発見があるような作りになっているので、そういう楽しみ方もしてもらえるとうれしいです。

「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」より、左から仮面ライダービルド、仮面ライダージオウ。