復職した新聞記者が心の居場所を見出すノルウェー映画「ヒューマン・ポジション」公開

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ノルウェー映画「A Human Position」が、「ヒューマン・ポジション」の邦題で9月14日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開される。

「ヒューマン・ポジション」ティザーポスタービジュアル

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本作は病気療養から復職した新聞記者アスタを主人公とする“スローシネマ”。港町の新聞社に勤めるアスタは地元の人々を取材し、ガールフレンドとともに、子猫が歩き回る家で穏やかな時間を過ごしていた。ある日アスタは、10年間ノルウェーに住んで働いてきた難民のアスランが強制送還されたという記事を目にする。その事件を調べるにつれ、アスタは自身を覆っていた無気力感を払拭し、仕事とプライベートの両方で“心の居場所”を見出していく。

監督を務めたのは、これが2作目であるアンダース・エンブレム。彼のデビュー作「Hurry Slowly(英題)」にも出演したアマリエ・イプセン・ジェンセンがアスタを演じた。エンブレムは自身のインスピレーションの源としてロベール・ブレッソンと小津安二郎を挙げており、劇中には「お茶漬けの味」というセリフも登場。柔道着、着物、日本映画、囲碁、箸を使った食事など日本の要素がちりばめられた。YouTubeでは特報が公開中だ。

「ヒューマン・ポジション」特報

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(c)Vesterhavet 2022

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