木村拓哉、「ゲーム・オブ・スローンズ」製作者が手がける大型国際ドラマに参加

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「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズの主要プロデューサーの1人、フランク・ドルジャーが製作総指揮を務める国際ドラマ「The Swarm(原題)」に木村拓哉が出演する。

木村拓哉

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「The Swarm」はヨーロッパ各国の主要放送局とHulu Japanによる共同製作プロジェクト。2004年にドイツで発表されたフランク・シェッツィングのベストセラー小説を原作とした海洋SFサスペンスで、深海に生息する未確認知的生物の群れに直面した人類の闘いが描かれる。木村はストーリー後半部分において人類の運命の鍵を握るアイト・ミフネ役で出演。人類の危機に立ち向かう科学者グループの1つを組成し、海洋問題に取り組む“ミフネ財団”の創設者として自らチームを指揮する人物だ。

木村は「原作の世界観の完成度が高く、この世界観の中に自分が参加できる事を大変嬉しく思います。どんな役であれ、頂いた役柄を大切に演じたいと思っています」と意気込みを伝えた。またドルジャーは「『ゲーム・オブ・スローンズ』と同様に、全体の調和が本質的に重要であり、キャラクターたちに生命を吹き込んでくれるオリジナリティあふれる魅力的な俳優たちの布陣が成功の鍵であると常にイメージしていました。木村さんに演じてもらう役は、強く権威ある雰囲気と際立った知性を同時に表現できることが求められますが、彼の作品を拝見し、このキャラクターを演じるのにまさしくうってつけと確信しました」とオファー理由を明かしている。

セリフは全編英語で、撮影はすべてイタリアで行われるが、物語で描かれる舞台はカナダやペルー、ノルウェー、その他さまざまな国や地域に及ぶ。イタリア国内でセットを組んで撮影することで、環境に配慮した制作を実現させるという。そのほか本作には「ニュー・ポープ 悩める新教皇」のセシル・ドゥ・フランス、「ラスト・リベンジ」のアレクサンダー・カリム、「ザ・クラウン」のレオニー・ベネシュ、「ハンナ・アーレント」のバルバラ・スコヴァら、10カ国を超える国際色豊かな俳優陣が参加する。

監督は「バーバリアンズ -若き野望のさだめ-」のバーバラ・イーダー、「リッパー・ストリート」のルーク・ワトソン。プロデューサーには「オデッセイ」のマーク・ハッファム、「キリング・イヴ/Killing Eve」のウテ・レオンハルトが名を連ね、ショーランナーのドルジャーと原作者のシェッツィングがドラマ向けに原作を脚色する。脚本は「ストライクバック:極秘ミッション」のスティーヴン・ラリーらが担当。

「The Swarm」の撮影は6月から9月に行われる予定。2022年に世界同時放送および配信開始し、日本ではHuluで独占配信される予定だ。

木村拓哉 コメント

「Game of Thrones」は大好きな作品でしたので、そのチームからのオファーがあった際は、素直に嬉しい気持ちでした。原作の世界観の完成度が高く、この世界観の中に自分が参加できる事を大変嬉しく思います。どんな役であれ、頂いた役柄を大切に演じたいと思っています。
また、日本だけでなく、世界がまだこのような時世ですので、細心の注意を払って現場に赴きたいと思っております。

フランク・ドルジャー(製作総指揮)コメント

本作のクリエイティブ面での最大のチャレンジの1つは原作をいかにより現代的にブラッシュアップするかだと思っています。そのために物語を北米、ヨーロッパを超えて拡大することを考えたわけですが、Hulu Japanがそのヴィジョンに賛同し我々の仲間に加わってくれて、さらに、アイト・ミフネ役に木村拓哉さんという知性と威厳を兼ね備えた素晴らしい役者さんと出会えたことは大きな喜びです。
またミフネというキャラクターをより深化させる作業を拓哉さんとともにできていることは大きな喜びでもあり、彼の仕事に取り組む真摯な姿勢は本当に尊敬に値するものだと思っています。
そして日本を代表するスターを新たな視聴者に紹介できることに非常にエキサイトしています。
われわれは「The Swarm」がきっかけとなりHulu Japanとのパートナーシップが今後も続いていくことを強く期待しているとともに、日本最大のスターの1人と仕事ができることを本当に楽しみにしています。

長澤一史(Hulu チーフ コンテンツ オフィサー)コメント

われわれが「THE HEAD」(20)という作品に共同製作で参加したことに注目した独ZDFの首脳から「あの『Game of Thrones』を手掛けたフランク・ドルジャー氏がGOTの次に手掛ける作品にパートナーとして参加しないか?」と投げ掛けられた時は本当に驚きました。そして原作「The Swarm」を読み、その深淵なテーマと壮大な世界観にこれはすごい作品になると確信しました。さらに製作総指揮のフランク・ドルジャーが出演いただくことを熱望した木村拓哉さんにオファーを受けていただけたことはフランクをはじめとする制作チームが大変興奮したことはもちろん、われわれHulu Japanチームにとってもさらに大きな励みとなりました。
日本でもHuluユーザーの皆様に作品を届けられる日が今から待ち遠しくてなりません。

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