突然炎のごとく ジュールとジム
トツゼンホノオノゴトクジュールトジム
上映時間:108分 / 製作:1961年(仏)
解説 トリュフォーが、心酔するロシェの小説をもとに映画化。モローに捧げた、“女優映画“の最高傑作だ。第一次大戦前夜。モンパルナスで知り合ったオーストリア青年ジュールとフランス青年ジムは、文学青年同士だったこともあり無二の親友となる。ある日二人はカトリーヌという美しく、神秘的な娘に出会い、ともに魅了される。ジュールは彼女に求愛、結婚し祖国に帰った。戦争を経て数年ぶりに、ライン河畔に住む二人を訪ねたジムは、ジュールからカトリーヌと結婚してくれと頼まれる……。男二人と女一人の複雑な愛の心理を、繊細で洗練された演出によって克明に映し出す。とりわけ、自由奔放で少々コケティッシュなモローのこぼれるような微笑を捉えるカメラ・ワークが素晴らしい。それだけでもモローは、“最も愛すべき女性“としてその名を永遠のものにしたといえよう。これは、トリュフォーが、モローを通して全女性に贈る“愛の賛歌“なのだ。
スタッフ |
監督:フランソワ・トリュフォー
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キャスト |