柔らかい肌
ヤワラカイハダ
LA PEAU DOUCE
上映時間:115分 / 製作:1964年(仏) / 配給:ヘラルド
解説 映画評論から出発し“フランス映画界の墓掘り人”の異名をとった、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手トリュフォーが、“伝統的フランス映画の美学”を見事に画面に定着させた秀作。40歳半ばの文芸評論家ピエールは妻と幼い娘との3人暮らし。ある日、文学講演のために乗ったリスボン行きの旅客機の中で、若く美しいスチュワーデスと会い、たちまち恋に落ちる。平和だが刺激のない日常を捨て、激しい恋に身を焦がそうとする中年男の苦悩と焦燥が、鮮烈にスリリングに浮き彫りにされる。妻とも恋人とも別れ、ただ一人食事する彼に妻が向ける銃口……意外な、そしてショッキングな幕切れに、監督の鋭く深い“女性心理”洞察がうかがえる。
スタッフ |
監督:フランソワ・トリュフォー
|
---|---|
キャスト |
ジャン・ドザイ
|