コミックナタリー PowerPush - 尾崎南「DEVIL CHILDREN × AS」

リビドー全開!「絶愛」「BRONZE」作者の新境地

AVを見て模写してました

尾崎の使用画材。

──尾崎先生はずっと男性キャラクターを主に描かれてきたわけですが、女の子を描くために何か練習なさったとか。

それはもう、すごくしましたよ、練習。私の線ってもともと硬かったので、柔らかい線で女の子を描くために、ノート何冊も描いて練習して。私、今まで丸ペンしか使ってなかったんですけど、初めてGペンを使いました。丸ペンだと線が硬くなっちゃうので、強弱のある柔らかい線にするために。でも結局Gペンを使うのに時間がかかりすぎて、丸ペンとの両方を使い分けてますが。

──画材も変えたりしたんですね。ほかにはどんな練習を?

「DEVIL CHILDREN × AS」より戮。

グラビアとかAVを見て模写してました。AVを見ていいポーズがあったら、一時停止してスケッチするんです。

──AVを模写!?

はい。本物の女の子を模写したほうが練習になると思ったので、ずっとそれをやってました。かわいい女の子のグラビアもたくさん買いましたよ。

根底にあるテーマは「BRONZE」と同じ

──戮はコスチュームも個性的ですが、参考にしたものはありますか?

学校の制服は自分でいろいろ考えましたね。あとアダルトな下着サイトを見ると、結構いろんなコスチュームがあるのでたくさん見たり。あ、知り合いのコスプレイヤーさんに、コスプレしたくなる服ってどんなのか聞いたりもしました。

戮の制服 戮の制服

──へえ!

尾崎のお気に入りのアイテム。

読み切り版の「でびちる」を読んだ方が戮のコスプレをしてくれたことがあって、それがすごくうれしかったんです。「絶愛」「BRONZE」のときもコスプレしてくださった方はいたんですが。なんでしょう……「でびちる」自体が青天の霹靂だったから? うーん、単に私がエロかわいい女の子の格好が好きだからかな(笑)。渋谷とかでかわいい女の子が露出の高い格好してるとオヤジみたいに凝視しますからね! なので連載版ではさらに試行錯誤して、最終的にこんな衣装になりました。戮にはいろんなエロかわいい格好をさせたいです。それから私の部屋にあるお気に入りのものとかを描いたり、アイテムをいろいろ考えたり、好みな要素を盛り込みつつ……。

──最後に「BRONZE」しか読んだことのない尾崎先生のファンもたくさんいらっしゃると思うので、そんな読者の方にメッセージをお願いします。

同じ人間が描いているわけなので、テーマ的には同じだと思います。やっぱり自分の根底にあるものは同じなので。最初のほうはコメディっぽく始まってますけど、これからどんどんシリアス展開になっていく予定なので、「BRONZE」のような苦しいことは絶対出てきちゃうと思います。散々エロエロ言っといて何なんですが(笑)、基本は辛いお話なので、多分それとどう向き合っていくかという感じになるかと。でもそういうのは戮の体とかを描いて発散させながら、なるべく楽しく描いていきたいですね。1巻の続きの4話は3月1日発売のB's-LOG COMIC 2013 Mar. Vol.2に載ります。本誌表紙も描かせていただいたので、ぜひよろしくお願い致します。

尾崎南「DEVIL CHILDREN × AS」1巻 / 2013年2月1日発売 / 651円 / エンターブレイン / B's-LOG COMICS
尾崎南「DEVIL CHILDREN × AS」1巻

異端の子供たちが紡ぐ、絆の物語。
孤独だった戮の前に突然現れたのは……神か悪魔か、正体不明の「黒い王子様」。彼に連れられ日本にやってきた戮は、自分と同じような特殊能力を持つ人々と同居することに……!
完全究極能力 -Alltimate Spec-
初めての仲間とともに、戮の戦いが始まる――。

ビーズログコミック / 毎月1日発売 / エンターブレイン / B's-LOG COMICS
ビーズログコミック

コミックビーズログ キュン!とWEBコミックサイト・エアレイドがコミック誌・B's-LOG COMICとして新登場。尾崎南「DEVIL CHILDREN × AS」は、3月1日発売のVol.2より連載開始。

尾崎南(おざきみなみ)

プロフィール画像

2月27日生まれ、東京都在住。1988年、別冊ぱふ(雑草社)にて「忠誠の証」で商業誌デビュー。1989年、マーガレット(集英社)にて「3DAYS」を発表した後、「絶愛-1989-」を連載する。1991年、「絶愛-1989-」の続編である「BRONZE zetsuai since 1989」の連載を開始。2006年以降は商業活動を休止するが、コーラス2011年3月号(集英社)に「BRONZE」の外伝を発表したことを皮切りに商業活動を再開。2013年2月、エンターブレインより「DEVIL CHILDREN × AS」を刊行する。