コミックナタリー Power Push - 乙嫁語り / 森薫
森薫 乙嫁語り - 新作のリリースを記念して異例の大サービス、「描き込み魔」の作画プロセスを動画で公開!
エンターブレインでは現在、Fellows!の創刊1周年と、森薫「乙嫁語り」を始めとするFellows!コミックスの連続刊行を記念したキャンペーン「Fellows!&11COMICS 連動企画「Fellows! COLORS」応募者全員プレゼント」を実施中。今回、森薫が描いたアミルのイラストも収録される。
Fellows!vol.7・vol.8に付く応募台紙と、対象コミックスに付く応募券を集めて応募した全員に特製イラスト集「Fellows! COLORS」をプレゼントする。
「Fellows! COLORS」とは?
多彩な漫画家のカラーイラストを画集サイズ(A4判)で堪能できるブックレット。参加作家は、森薫・入江亜季・福島聡・佐野絵里子・なかま亜咲・室井大資・鈴木健也・長野香子・碧風羽。さらに、ゲスト作家も多数参加! 描き下ろしイラストも!
あらすじ
中央ユーラシアに暮らす、遊牧民と定住民の昼と夜。美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、弱冠12歳の少年・カルルク。8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか……? 「エマ」で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作は、シルクロードを舞台にした生活マンガ。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きる人々の物語。
作者コメント
高校生の頃に憧れていたシルクロード、中央アジアを題材にしたマンガを、ここで本腰入れて描こうと思いました。
アミルとカルルクの年の差夫婦については、この時代この場所ならではの関係にしたかったのと、子供の頃、割と誰もがあったであろう「年上のお姉さんへの憧れ」のようなものを描きたいと思ったからです。たとえ自分の年齢が追い越したとしても、やっぱり憧れというのはあるのではないでしょうか。
あと馬とか羊とか弓とかユルタとか絨毯とか民族衣装への憧れも。子供の頃、朝顔の支柱で弓を作って親にこっぴどく怒られたのは良い思い出です。危険ですので真似しないで下さい。本当によく飛びます。
同年代であの頃にシルクロード、中央アジアに惹かれた方、そして今の高校生で同じようにこの場所や時代に興味を持っている方にも楽しんで読んでもらえたらと思っています。(森薫)
森薫(もりかおる)
1978年生まれ。2002年に月刊コミックビーム(エンターブレイン)より「エマ」でデビュー。 “メイド好き”として知られており、「エマ」ではメイド喫茶やコスプレなどで見られるアイコンとしてのメイドではなく、1800年代、ビクトリア朝時代のイギリスにおけるメイドを歴史考証に忠実に描いた。好評を博した同作は、2005年にアニメ化。2006年には番外篇も展開され、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するに至った。2008年10月よりFellows!(エンターブレイン)にて待望の新作「乙嫁語り」を連載中。