アニメ「ニル・アドミラリの天秤」 PR

アニメ「ニル・アドミラリの天秤」|梶裕貴×木村良平インタビュー 読書好きの2人が語らう、本に宿る力

テレビアニメ「ニル・アドミラリの天秤」の第1話が、4月8日よりTOKYO MXほかにて放送される。恋愛アドベンチャーゲーム「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」を原作とした同作には、ヒロインの久世ツグミ役を演じる木村珠莉のほか、梶裕貴、岡本信彦、逢坂良太、木村良平、鈴村健一、櫻井孝宏らが出演している。

コミックナタリーではアニメの放送を記念し、尾崎隼人役の梶裕貴、鵜飼昌吾役の木村良平にインタビューを実施した。ゲームから「ニルアド」の世界に関わっていると同時に、共演も多い2人。お互いの芝居に対しての印象などの話題のほか、本を題材としている同作にちなみ、オススメの本についてもトークを展開してもらった。

取材・文 / 須藤輝 撮影 / 入江達也

アニメ「ニル・アドミラリの天秤」キービジュアル

「ニル・アドミラリの天秤」とは?

2016年にリリースされた、オトメイトの恋愛アドベンチャーゲーム「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」を原作とした作品。書いた者の情念や記憶が宿り、読んだ者に大きな影響を及ぼす“稀モノ”と呼ばれる本を収集・保護する機関「帝国図書情報資産管理局」通称フクロウを舞台に、弟の事故をきっかけにフクロウで働くこととなった主人公・久世ツグミの運命が描かれていく。

キャラクター紹介

  • 久世ツグミ(CV:木村珠莉)

    久世ツグミ(CV:木村珠莉)

    没落の一途を辿る華族・久世家の長女であり本作のヒロイン。“稀モノ”を手にした弟・ヒタキの事故をきっかけに、“稀モノ”から発せられる不思議な光“アウラ”が見えるようになり、フクロウの探索部で働くことを決意する。

  • 尾崎隼人(CV:梶裕貴)

    尾崎隼人(CV:梶裕貴)

    フクロウ探索部のリーダー的存在。持ち前の明るさと正義感で仲間を引っ張るが、思ったことをそのまま口に出してしまうため、口が悪い印象を与えてしまうことも。その情熱的で真っ直ぐな性格から多くの人に慕われている。

  • 鴻上滉(CV:岡本信彦)

    鴻上滉(CV:岡本信彦)

    フクロウの探索部所属にするクールな一匹狼。仕事に対しては真面目だが、特定の誰かと仲良くしようとせず、1人で居ることが多い。冷たく思われがちだが、困っている人を放っておけない優しい一面も。

  • 星川翡翠(CV:逢坂良太)

    星川翡翠(CV:逢坂良太)

    特殊な力を持つ“能力者”として探索部に所属しているハーフの美少年。フクロウの中では一番年下だが、努力を怠らないがんばり屋であり、どこか大人びた印象も持ち合わせている。

  • 鵜飼昌吾(CV:木村良平)

    鵜飼昌吾(CV:木村良平)

    日本国首相・鵜飼昌造の息子。稀モノが原因で自殺を図り、それをきっかけにフクロウのアパートで暮らすことに。常に不機嫌でわがままな態度を取るため、アパートの住人たちとはうまく馴染めずにいる。

  • 汀紫鶴(CV:鈴村健一)

    汀紫鶴(CV:鈴村健一)

    悲恋ものの作品が人気を博している、大人の色香漂う売れっ子作家。下宿先が取り壊されたことをきっかけにフクロウのアパートで暮らしている。甘い口説き文句をさらりと口にしては、恋の駆け引きを楽しむ遊び人。

  • 鷺澤累(CV:櫻井孝宏)

    鷺澤累(CV:櫻井孝宏)

    ツグミが偶然知り合う都大学医学部の学生。3年前に両親を事故で亡くし、奨学生としてさまざまなアルバイトをしながら生活をしている。物腰が柔らかく、町医者だった父のように誰かの役に立ちたいと願う優等生。

梶裕貴×木村良平インタビュー

手が届きそうで、届かない作品

──アニメ「ニル・アドミラリの天秤」の放送がいよいよスタートします。本作はゲームが原作なんですよね。

梶裕貴

梶裕貴 はい、いわゆる“乙女ゲーム”が原作です。登場する男性キャラクターたちがみんな個性的で、それぞれに複雑なバックグラウンドがあり、そんな彼らが織りなす濃密なドラマが描かれています。原作ゲームのファンの皆さんからも愛情のこもったコメントをたくさんいただいていたタイトルだったので、それを今度はアニメとしてお届けできることが僕らとしてもとてもうれしかったですね。

木村良平 作品の舞台は大正時代なんですが、それが僕にとっては手が届きそうで届かない時代という感じがしていて。例えば江戸時代とかになると完全に時代劇だし、もはやファンタジーに近いんです。でも、大正時代にはちょっと現代の匂いがする。設定にしても、本という身近なものをモチーフにしつつ、そこに情念が宿るという点で、半分は現実だけど半分はファンタジーのような印象があり、「ニルアド」はそのバランスがいいなと思います。

 そうだね。

木村 あと、梶くんが言ったようにキャラクターたちもすごく濃くて、人物として立体感があるけれど、どこか現実離れしてる側面もある。なので、時代背景から設定、キャラまでが全部、身近にも感じられつつ微妙に手が届かない感じがする。その塩梅が、観る人を作品世界に引っ張り込む要因になってるんじゃないかなと思います。

「隼人って、こんなカッコいい男だったんだ?」

──その“濃い”キャラクターたちの中で、おふたりが演じてらっしゃるのはどのような人物ですか?

アニメ「ニル・アドミラリの天秤」より、梶裕貴演じる尾崎隼人。

 僕の演じる尾崎隼人は、帝国図書情報資産管理局・通称「フクロウ」という組織のリーダー的存在で、男の自分から見ても、カッコいい男だなと思います。

木村 (小声で)隼人カッコよかった。

 えっ?

木村 いや、アニメを観て「隼人って、こんなカッコいい男だったんだ?」って、びっくりしちゃった。

 岡本(信彦。「ニルアド」に鴻上滉役で出演)くんも同じようなこと言ってたけど、みんな隼人のことどんなキャラクターだと思ってたの?(笑)

木村 梶くんのアニメの芝居で、もともとあったカッコよさが上書きされた感じがした。

 ホントに? 隼人は大人の色気もありつつ、少年らしいまっすぐな心も持っているので、演じている身としては、そういった魅力を感じてもらえているというのはありがたいですね。演じていて楽しいなとも思いますし。

木村 隼人って、設定資料だけ読むと、頼もしい感じとお調子者っぽい感じが混在してるので、そのバランスが気になってたんですよ。でも、梶くんの芝居を聞くと「そこで頼もしさが前面に出るのか!」と、カッコよさをより強く感じる部分があって。僕が演じてる鵜飼(昌吾)くんは少し頼もしさに欠ける男なので、羨ましいなあと思いつつ聞いていました(笑)。

「きっと良平くんならこう演じてくるだろうな」

──一方の木村さんの演じる鵜飼昌吾は、首相の御曹司であり、自己表現が苦手で常に不機嫌でわがままという、隼人とは対照的なキャラクターですね。

アニメ「ニル・アドミラリの天秤」より、木村良平演じる鵜飼昌吾。

木村 難儀な男なんですよ、彼は。でも演じていて楽しいですね。人間として成熟しているキャラクターは変化がつけづらいんだけど、彼みたいに未熟さを残したキャラクターはいろんな表情を見せられるので。

 良平くんの昌吾は、イメージ通りでしたね。

木村 ホント?

 うん。もともとゲームの収録をしてるときから僕は昌吾のキャラが好きで、「きっと良平くんならこういうふうに演じてくるだろうな」という想像ができていたんです。もちろんアニメでは、ゲームにはない会話のキャッチボールがあったり、また違ったお芝居の面白さもありましたけど、「ああ、これこれ!」ってアフレコ中は思ってましたね。

木村 梶くんはね、俺のことをわかってるから(笑)。

──おふたりはこれまでにも共演が多いですよね。

 多いんですが、実はじっくり絡んだことはあんまりないんだよね。

木村 かもね。

 だから、この「ニルアド」で良平くんと一緒に掛け合いをするのは、現場に行く前から毎回楽しみにしていましたし、演じ終えたあとも「やっぱり面白かった!」と思いますね。

木村 そう言ってもらえると、うれしいです!

アニメならではの掛け合いが、ゲームにはなかった演技を引き出してくれる

──そのアフレコ現場はどのような雰囲気ですか?

木村良平

木村 もうね、すごいですよ。いっつも梶くんは最初に真ん中に座って、現場の空気を作ってくれる。

 いやいやいやいや。

木村 僕はその横でただ「さす梶(さすが梶)!」って言って、音頭をとるだけ。

 音頭とってたの?(笑)

──梶さんがムードメーカー的な役割を?

 いや、そんなこともないと思いますけど……。

木村 いや、そんなことあるって。

アニメ「ニル・アドミラリの天秤」より、久世ツグミ(CV:木村珠莉)。

 そう? まあ、現場全体のバランスは見てるかもしれないですけど、自分がムードを作るとか、現場を引っ張るみたいな感覚はないですね。特にこの作品は、木村珠莉さん演じるヒロインの久世ツグミを軸に、彼女をとりまく男性キャラクターたちがみんな平等に描かれているところもあるので、「俺がやらなくちゃ」みたいな感じでもないですし。あと、もともといろんな現場で仲良くさせてもらっている役者さんばっかりなので、第1話の収録のときから自然とまとまりのある、和やかな雰囲気でしたね。

──先ほど梶さんは、アニメには「会話のキャッチボール」があるとおっしゃいましたが、そこはやはりゲームとは大きく違う?

 はい。ゲームでの収録は1人きりなので、それこそ自分でゲームをプレイしたり、PVを見たり、イベントで一緒に朗読したり、そういった機会がない限り相手のセリフを聴くことがないんですよ。でも、アニメのアフレコでは、同じブースで共演者の皆さんと一緒にお芝居をすることで、掛け合いをする相手のキャラクターや作品全体への理解が深まるのはもちろん、自分の演じるキャラクターについても「この状況の隼人だったらこういう発想をするかもしれない」という新たな発見もあって。そうやって自分1人ではできなかった演技を引き出してもらえるんですよね。

木村 基本的に演技の方向性自体はゲームと一緒ですけど、アニメ版はゲームよりも、コミカルなシーンはよりコミカルに描いている気がします。なので、そういうシーンは割と振り切った演技をさせてもらっています。それに対して監督も「いいです、その方向性で!」と、だいたいのことは許してくれるので(笑)。

アニメ「ニル・アドミラリの天秤」
放送情報
  • TOKYO MX:
    2018年4月1日(日)より毎週日曜22:00~
  • サンテレビ:
    2018年4月1日(日)より毎週日曜23:30~
  • BSフジ:
    2018年4月3日(火)より毎週火曜24:00~
  • AT-X:
    2018年4月10日(火)より毎週火曜22:00~(リピート放送あり)
    ※初回は放送直前特番をオンエア
配信情報
  • dアニメストア:
    2018年4月8日(日)22:00より地上波同時配信
スタッフ
原作:「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」オトメイト(アイディアファクトリー)
監督:たかたまさひろ
シリーズ構成:金春智子
キャラクターデザイン・総作画監督:佐光幸恵
音楽:長谷川智樹
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:ゼロジー
キャスト

久世ツグミ:木村珠莉
尾崎隼人:梶裕貴
鴻上滉:岡本信彦
星川翡翠:逢坂良太
鵜飼昌吾:木村良平
汀紫鶴:鈴村健一
鷺澤累:櫻井孝宏

久世ヒタキ:村瀬歩
朱鷺宮栞:夏樹リオ
鴬地啓三郎:小林範雄
隠由鷹:緑川光
杙椰:宮下栄治
猿子基史:興津和幸
燕野太郎:榎木淳弥
四木沼喬:遠藤大智
四木沼薔子:眞田朱音
柾小瑠璃:高橋未奈美
葦切拓真:利根健太朗
笹乞藤一郎:石井真
雉子谷新:西田雅一
百舌山識郎:荻野晴朗
尾鷲英樹:桜木章人
ナレーション:下野紘

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梶裕貴(カジユウキ)
梶裕貴
1985年9月3日生まれ、東京都出身。主な出演作は「進撃の巨人」(エレン・イェーガー役)、「七つの大罪」(メリオダス役)、「僕のヒーローアカデミア」(轟焦凍役)など。
木村良平(キムラリョウヘイ)
木村良平
1984年7月30日生まれ。主な出演作は「東のエデン」(滝沢朗役)、「デビルズライン」(李ハンス役)、「イナズマイレブン アレスの天秤」(道成達巳役)など。