「〈物語〉フェス ~10th Anniversary Story~」 PR

「〈物語〉フェス ~10th Anniversary Story~」 喜多村英梨×井口裕香インタビュー|10周年に贈る一夜限りの祭典

アニメ〈物語〉シリーズの10周年を記念した一夜限りの祭典「〈物語〉フェス ~10th Anniversary Story~」が、5月11日に開催される。阿良々木暦役の神谷浩史、戦場ヶ原ひたぎ役の斎藤千和ら主要キャストをはじめ、meg rock、神前暁、ミト(クラムボン)らシリーズを彩ってきたミュージシャンが出演。生バンドの演奏によるキャラクターソングの歌唱や、西尾維新による全編書き下ろしシナリオの朗読がシリーズの10周年に花を添える。

コミックナタリーではイベントを前に阿良々木火憐役・喜多村英梨、阿良々木月火役・井口裕香へのインタビューを実施。うれしさの反面、緊張を感じているというファイヤーシスターズの2人が、イベントへの期待をたっぷり話してくれた。さらにインタビューの最後には2人からのコメントと描き下ろしイラストも掲載している。

取材・文 / 柳川春香 撮影 / 入江達也

「〈物語〉フェス」は声優として試されるイベント

──以前おふたりにアニメ〈物語〉シリーズの9年間を振り返ってもらった際(参照:アニメ「続・終物語」特集 喜多村英梨(阿良々木火憐役)×井口裕香(阿良々木月火役)インタビュー)、「今のメンバーが全員揃ったら、みんな腰抜かしちゃうだろうな」と井口さんがおっしゃっていましたが、なんとそれが現実になりましたね。

「〈物語〉フェス」ビジュアル

井口裕香 そうなんです。「やりたい」っていうスタッフさんの声はずっと聞いていたので、開催が決まったときは「本当に実現したんだ!」って驚きと喜びがありました。やっぱり言葉にしていくと叶いやすくなるし、みんなも願ってくれていたことだと思うので、すごくうれしいです。

──喜多村さんは「〈物語〉フェス」の開催の知らせを聞いたとき、いかがでしたか?

喜多村英梨

喜多村英梨 「この面子、揃うんだ!?」って思いました(笑)。ヒロインが揃うだけでもすごいのに、貝木泥舟役の三木眞一郎さんまで出演が決まって。物理的にも奇跡的な大集合だし、まとめてくださったスタッフの皆さんや、キャストそれぞれの〈物語〉シリーズに対するモチベーションの高さがあって実現できたことだと思います。革命的なイベントになるんじゃないかな、というのが第一印象ですね。

──イベントはもちろんですけど、アフレコ現場でも揃うことのない面子ですよね。

井口 もちろんアフレコでもなかったです。私たちは会話したことのないキャラクターもいるよね。

喜多村 そうそう、特に火憐と月火は時間軸的に関わってないキャラクターもいるね。

井口 最初のドラマCD(2009年に発売された「佰物語」)でメインキャラクターが揃ったとき以来の大人数なので、ドキドキです。改めて自己紹介しなきゃ(笑)。出演者としても震えるくらいの面子です。

喜多村 あと、開催がうれしいのはもちろんなんですけど、〈物語〉シリーズという作品自体、西尾維新ワールドとしての世界観ができあがっているから、逆に緊張もしています。

井口裕香

井口 そうだね、出る側としては緊張感があるね。ファンの方はもちろん、〈物語〉シリーズの世界に初めて触れる方でも絶対に魅了されるステージになると思うんですけど、出る側としてはこの10年間であったり、みんなが揃う意味やスタッフさんの情熱だったり、いろいろなことを考えると、本当に声優として試されるようなイベントですね。オーディションよりもドキドキするかもしれません。

──そうなんですか。〈物語〉シリーズはアフレコをものすごくシビアにやられているぶん、イベントのほうがまだ気が楽なんじゃないかな、なんて思っていました。

喜多村 いやいや、まさか!

井口 むしろ逆ですね。

喜多村 イベントも西尾維新作品として見せる・聞かせることを大事にしたものになっているので、登壇して「ヤッホー!」っていうような感じにはならないと思います。どちらがいいってわけではないんですけど、フリートーク中心のアニメイベントと比べると、同じ生でも「笑っていいとも!」じゃなくて 「報道ステーション」のような感じです(笑)。

井口 考えると緊張するので、なるべくイベントのこと考えないようにしちゃいますもん(笑)。

喜多村 私たちもそうですけど、これだけの人数と演目が揃ったイベントなので、スタッフさんも大変そうだなって。ハゲ散らかさないかなって心配してます。

井口 当日は我々がハゲ散らかしますよ(笑)。

喜多村 ハゲ散らかしながら朗読します(笑)。

生朗読の見どころは “神谷浩史が阿良々木暦になる瞬間”

──いまおっしゃった、キャストの皆さんによる生朗読が今回のイベントの柱のひとつになりますが、シナリオは西尾維新先生の書き下ろしということで、また “西尾維新節”が効いたものになりそうですね。

喜多村 みんな、「頼むから、頼むから生で読める程度にしてくれ!」って言ってたよね(笑)。

井口 でも生朗読って〈物語〉シリーズでは初めてなので、ファンのみんなも待望だったと思うし、私も聞きたいし見たいし、やりたいと思っていました。

喜多村 私たちファイヤーシスターズ的にも、ぜひ楽しみにしてほしい内容になっています。すごく緊張するなあ。たぶん私が現場でトチりまくって、ゆかち(井口)ががんばる感じになるんじゃないかな(笑)。

井口裕香

井口 いやいや! こう見えて火憐ちゃんは真面目なので。月火ちゃんは、真面目に見えて自分のことしか考えてないから。

喜多村 そうなんだよ、最低の女なんだよ。

井口 自分さえよければっていう子だから。

喜多村 今のはオフィシャル的にですよ(笑)。

井口 そう、オフィシャル的にね。みんな月火ちゃんのことをクズって言いますけど(笑)、私は本当にかわいい子だと思っているんですよ。そういう各キャラクターの個性がふんだんに活かされた台本になっていると思うので、いちファンとしても今から楽しみです。

──選ぶのが難しいとは思いますが、自分たち以外に、ステージを観るのが楽しみなキャラクターやキャストを1人挙げるとすれば?

井口 そうですね……三木さんは、あの貝木節で会場の皆さんを飲み込むのだろうなと思うと、その瞬間に立ち会えるのが楽しみですね。アフレコでも本当にドキドキしたので。三木さんが一言発するたびに、どんどん浸食されていくというか。あとパンフレットのお写真を少し見させていただいたら、三木さんがまんま貝木泥舟みたいな感じで、圧倒的な存在感を放っていました(笑)。

喜多村 先輩たちの掛け合いは本当に楽しみだよね。神谷さんは大変だろうけど……。

井口 でもみんな、神谷さんが阿良々木暦になる瞬間を見たかっただろうからね。神谷さんはアフレコ現場でも本当にひたむきに台本と向き合っていて、一文字も間違えないようにって、ずっとチェックしているんです。

──今回のイベントは映像化されないそうなので、現場に行けない人もなんとかライブビューイングで見ていただけるといいですよね。

井口 本当に一夜限りですもんね。もったいない!

喜多村英梨

喜多村 「ペイする気ある?」って聞きたい(笑)。

井口 本当に! パッケージで売ったら、回収できるものがいっぱいあるのに(笑)。

喜多村 「西尾維新大辞展」もそうでしたけど、やっぱり世界観作りというか、セットもこだわったものになるみたいで。進行表を少し見させてもらったんですが、本当に大変な分量のセッティングがあるんだろうなっていうのが伝わってくるんですよ。

井口 〈物語〉シリーズのファンのみんなも、その全力のこだわりに全力で応えてくださるからね。その熱に負けないように私たちもがんばります。

喜多村 私はとにかく朗読で最初にトチるって言っとく(笑)。

井口 大丈夫大丈夫。

喜多村 トチるからパッケージ化しないんだぞ、って言っとく(笑)。

井口 違う違う、そうじゃない(笑)。