新作映画「〈ワルプルギスの廻天〉」制作決定!
「叛逆の物語」に続く、新しい物語
2021年4月、10周年記念イベント「『魔法少女まどか☆マギカ』Anniversary Stage」の中で、映画「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉」の制作が発表された。同作は2013年に公開された「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」の正統なる続編で、TV版やこれまでの劇場版のスタッフが再集結して贈られる、待望のシリーズ最新作だ。
- スタッフ
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原作:Magica Quartet
総監督:新房昭之
脚本:虚淵玄(ニトロプラス)
キャラクター原案:蒼樹うめ
キャラクターデザイン:谷口淳一郎
異空間設計:劇団イヌカレー(泥犬)
音楽:梶浦由記
アニメーション制作:シャフト
- キャスト
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鹿目まどか:悠木碧
暁美ほむら:斎藤千和
巴マミ:水橋かおり
美樹さやか:喜多村英梨
佐倉杏子:野中藍
百江なぎさ:阿澄佳奈
キュゥべえ:加藤英美里
新作公開前に、これまでの物語をおさらい!※ネタバレあり
TVシリーズを劇場用にリメイクした総集編とその続編の劇場3部作が、「[前編]始まりの物語」と「[後編]永遠の物語」、そして「[新編]叛逆の物語」だ。
キュゥべえによって魂をソウルジェムに変えられた魔法少女たちは、ソウルジェムが濁りきったとき、敵である魔女へと変貌してしまう。[前編]と[後編]では、そんな魔法少女たちの残酷な運命の連鎖を、平凡な1人の少女・鹿目まどかが「すべての魔女を、生まれる前に消し去りたい」と願うことで断ち切った。
まどかの願いにより再構築された世界では、力を使い果たした魔法少女はソウルジェムとともに消滅し、まどかの導きで別の宇宙へと送られる。まどかの存在は概念と化し、魔法少女たちに“円環の理”という呼び名で語り継がれたが、人々の記憶からは消えてしまった。まどかのことを唯一忘れずにいた魔法少女・暁美ほむらは、彼女の残した世界で、いつの日か彼女の笑顔にまた会えることを夢見て、1人きり戦い続ける。
[新編]では一転、まどかたち魔法少女がナイトメアと呼ばれる敵と戦いを繰り広げる世界が舞台に。ほむらもまどかたちの輪に加わりナイトメアを倒して回るが、やがていくつかの違和感から、この世界が魔女によって構築された結界の中であることを悟る。一連の奇妙な状況は、キュゥべえが“円環の理”を支配しようと作り出したものだった。
一行は息を合わせてキュゥべえの目論見を阻止。“円環の理”の記憶を取り戻したまどかは、魔女化しつつあったほむらを救済しようと近づくが、ほむらは突然まどかの腕を掴み、彼女の「人としての記録」を“円環の理”から引き剥がしてしまう。ほむらは魔女結界の中で交わしたまどかとの会話から、彼女が本当は“円環の理”になることなど望んでいなかったと知り、世界を改変してでもまどかをそばに置こうとしたのだ。驚くキュゥべえに「君は一体何者なんだ?」と問われたほむらは、「確かに今の私は、魔女ですらない」「悪魔とでも呼ぶしかないんじゃないかしら?」と応酬する。
やがて悪魔ほむらにより書き換えられた世界で、ほむらが在学生として通う見滝原中学校に、アメリカからの帰国子女としてまどかがやってくる。
なお10周年に合わせて、劇場3部作がすべて収められたコンパクト仕様のBlu-ray BOXが発売となった。いずれかを観たことがない人、観たけれど内容を忘れてしまったという人は、新作映画「〈ワルプルギスの廻天〉」を味わい尽くすためにも、劇場3部作をもう一度観直してみては。
「魔法少女まどか☆マギカ scene0」制作決定!
“繰り返しの世界”で起きていた物語
アプリゲーム「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」の新プロジェクトとして、「魔法少女まどか☆マギカ scene0」の制作も発表されている。まどかとほむらが戦う、繰り返しの世界で起きていた物語が、ニトロプラスとf4samuraiの手により届けられる。蒼樹うめがキャラクター原案を担当した、新たな魔法少女・愛生まばゆも登場。告知PVには「ワルプルギスの夜へと至る繰り返された世界」「もうひとり魔法少女がいたことは、誰も覚えていない。」と物語の内容を示す言葉が並んだ。
- スタッフ
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キャラクター原案:蒼樹うめ
シナリオ:下倉バイオ(ニトロプラス)
開発協力:ニトロプラス
開発・運営:f4samurai
10周年関連プロジェクトはほかにもいろいろ
東京では9月末から展示会も開催
10周年プロジェクトの一環として、「魔法少女まどか☆マギカ」の新たな展示会が開催決定。企画開発当初の秘蔵資料や、映像・原画・絵コンテといったTVアニメの放送当時の制作資料などが展示される。展示会は2021年9月末の東京・松屋銀座での開催を皮切りに、地方を巡回予定だ。このほかにもさまざまな企画が展開されているので、10周年特設サイトを覗いてみよう。