コミックナタリー PowerPush - くるねこ大和「くるねこ」
いくえみ綾と交換日記、I♡ネコ生活
くるねこクロニクル
「くるねこ」とは、そもそもなんなのか。今ページでは作品の歴史と広がりを追い、初心者歓迎の入門編をお届けする。
くるねこのあゆみ
「くるねこ」は、くるねこ大和の個人ブログで始まったエッセイマンガだ。拾った捨て猫の里親を募集するため、猫のかわいさや普段の様子を伝えるべく描いているものだが、減らすつもりだった猫はなぜか増える一方。拾ってきた猫たちは「くるねこ愚連隊」と名付けられ、新参と古参が入り交じってのドタバタ劇を繰り広げる。
「くるねこ」本編は13冊、ファンブック「くるねこ丼」は3冊が発売中。さらに8月30日には最新14巻と、前日譚に当たる過去の物語を1冊にまとめた「くるねこ番外篇 思い出噺」が刊行される。出会いと別れを繰り返し、猫との思い出の分だけ「くるねこ」ワールドは広がっていく。
いくえみ綾セレクション「くるねこ傑作選」
猫救いの腕なら引けをとらない「くるねこ」理解者のいくえみ綾に“これぞ「くるねこ」”というエピソードを8つセレクトしてもらった。笑いあり、涙ありな「くるねこ」の魅力を、いくえみのコメントとともにお楽しみいただきたい。
- 2010/8/18「ババァの歌」
- なんだかものすごい泣けました。次の日の朝起きてすぐ読んでまた泣きました。
- 2010/10/18「めしババァ」
- トラ松がお輿入れする前日…これもまた可愛さに涙涙でした。
- 2011/8/15「現実逃避」
- 私もやるのでなんかすごくわかる。人に見せない一人遊びを、描いてみたらこんなに面白いんじゃん!と思いました。
- 2012/3/24「3月21日のおっかあ」
- うちはみんな掃除機きらいなのでいいなあかわいいなあ。お母さんの「ほんとにもう!」的な感じも面白いです。
- 2012/6/27「大ゲバーンのお知らせ」
- 「足りない気がしてきた」あん胡ちゃんがかわいくてしょうがない~。
- 2013/2/21「本当の名前」
- うちの子たちも名前がむちゃくちゃです。愛情とはそういうものよね…。
- 2013/4/1「技術研修」
- 胡ぼんの3方向からの冷蔵庫開けに感動&爆笑しました。
- 2014/2/21「妖怪草子なぞの声」
- いやー、大爆笑したもんで。うまいなあ!
これが実写版だ!
くるねこ家
※愚連隊6匹目のボロン太は脱隊済み。
- 三輪のもんさん
- 通称もんさん。愚連隊1匹目の無敵な姐さん。2012年4月8日永眠。永遠の17才。
- ポ子
- 通称ポっちゃん。気難し屋さんな15才の女の子で消しゴムコレクター。愚連隊2匹目。
- カラスぼん
- 通称ぼん。面倒見がいい13才のお兄さん。空気の読めない内弁慶。愚連隊3匹目。
- トメ吉
- 通称トメ。ちょっと忘れっぽい、11才の小心者な女の子。愚連隊4匹目。
- 胡坊
- 通称胡ぼん、好奇心旺盛な7才の男の子。昔美少年、太ってからは「どえんどえん」と表現される独特の体型に。愚連隊5匹目。
- 胡てつ
- 通称は胡てつん。人が苦手で、背中をごしごしされるのが大好きな2才男子。愚連隊7匹目。
- 百助・ジョン・マル胡ビッチ
- 通称マル胡、小脳に先天的異常を抱えているため運動障害がある1才。男子。愚連隊8匹目。
- 胡ゆっき・ジョー・アポロビッチ
- 通称胡ゆっき。軽度の運動障害がある1才男子。自分の毛を吸い、アポロチョコ状の三角に整形するアポロマイスター。愚連隊9匹目。
いくえみ家
- ブン
- 7才オス。嫌なことがあってもすぐに忘れて幸せになれる。でもほかの猫に対しては心が狭い。くしゃみとともに、でっかい鼻くそを出すのが玉にキズ。
- きなこ
- 多分12才くらいのメス。猫には無関心だけど、人にはしつこいくらいにくっついてくる。足が短くて小さいので、抱っこするとぬるぬる落ちる。
- ロン
- 3才メス。筋肉質でいつもオスに間違えられる、声がかわいい甘えん坊のビビリ。体が硬くて毛繕いが大変そう。
- コカブ
- 2才オス。ロンにいつも付け狙われてパンチをくらう、心優しいビビリ男。すぐお腹を見せたがる。
アニメ「くるねこ」
「くるねこ」は過去2度にわたってアニメ化されている。アニメは大地丙太郎監督のもと製作され、第1シーズンではドラマ「やっぱり猫が好き」への出演で知られる小林聡美が、第2シーズンでは中谷美紀が声優を務めた。2人は登場人物の声、猫の鳴き声、擬音まで、作中の音をすべて声で演じ「くるねこ」ワールドを表現。ともにBlu-ray化されているほか、鹿児島テレビでは毎週土曜17時15分からアニメ「くるねこ」と動物情報を紹介する「くるねこ+(プラス)」が放送中だ。
(c)2010 Kuruneko Yamato/PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION
ENTERBRAIN/くるねこ舎
くるねこグッズ
「くるねこ」に登場する猫たちの愛らしさはグッズ業界も席巻。胡ぼんら5匹の猫を象った「おきあがり胡ぼち」、全長50cmで抱きがいのある「ボディピロー」、そのほか和食器、トートバッグなど、アイテムのバリエーションは豊富だ。愛らしい愚連隊のグッズに囲まれた「くるねこ」ライフをエンジョイしよう。
プレゼントキャンペーン
「くるねこ」の最新巻発売を記念して、抽選で「くるねこ」グッズが当たるキャンペーンが開催される。「くるねこ」14巻と「くるねこ番外篇 思い出噺」の帯に付いてる応募券を各1枚ずつ計2枚集め、ハガキに貼って申し込もう。締切は2014年10月31日。
- A賞
- くるねこ大和サイン色紙(4名)
- B賞
- まるごとブルーレイ しろねこ&くるねこ(5名)
- C賞
- 美濃焼和食器(大皿・小皿・湯呑)セット(3名)
- D賞
- おきあがり胡ぼち5体セット(10名)
- E賞
- 特製ミニトートバッグ(2200名)
くるねこ大和(クルネコヤマト)
拾った猫の里親を募集するために開設したブログ「くるねこ大和」を2006年にスタート。同居する猫たちとの日常、拾った猫のおいたちや里親さがしの一部始終を描いたマンガが人気を博す。作者の本業は商業デザイナー。名古屋在住。現在は7匹の猫と同居中。ブログを書籍化した猫マンガ「くるねこ」1巻から14巻、関連本がKADOKAWAエンターブレインより発売中。