コミックナタリー PowerPush - eBookJapan「ジョジョの奇妙な冒険」検定
ケンコバ&オリラジあっちゃんからジョジョファンへの挑戦状
承太郎についてハイテンションで語る女の子は健全
──ジョナサン、ジョセフについてそれぞれお話を伺ってきましたが、「ジョジョ」ではやはり各部の主人公に魅力を感じることが多いですか。
もちろんプッチ神父とかDIOとかボスキャラも全部好きですよ。ただ「ジョジョ」の主人公ってしおれてないから、語りたくなっちゃう。逆にしおれた主人公がダメなんですよね。
──常に悩みを抱えているような。
そういう主人公増えたでしょ。元々はシェイクスピアとかから来てると思うんですけど、僕シェイクスピアも苦手で。多分活劇が好きなんでしょうね。
──そう考えると、「ジョジョ」のキャラクターは敵味方問わずしおれているというのとは真逆ですね。
うん。承太郎なんかは主人公の理想像ですよ。当時リアルタイムで経験していたからわかるんですけど、3部に入って承太郎が出てきたくらいから「ジョジョ」人気が爆発したというか。作品の人気を牽引するくらいの魅力がありましたね。ここ最近「ジョジョ」が好きという女性と喋る機会も増えたんです。そういうときに承太郎についてテンション高めに語られると、ナヨナヨしたキャラが好きって言ってるのに比べて、すごく健全だなって気がしますね。まあ僕は承太郎から程遠い人間なので、そういう場面でまったく恩恵にあずかれないですけど(笑)。
──やはりジョジョファンから声をかけられることは多いですか?
神社で参拝してたら高校生くらいの娘さんが僕のところに走ってきて、「なんや?」と思ってたら突然花京院の台詞で話しかけられたことはありますね。「我が名は花京院典明~」って。
──ハングドマン戦での台詞ですね。
突然だったんで、かなりビビりましたよ。その子のお母さんにめっちゃ謝られて(笑)。せっかくだし「我が名は花京院典明~」のあとに続く台詞を穴埋めにして、3択でどれが正解か問う問題を作りましょうか。
ケンコバイチオシのジョジョ立ち
──今回、ケンコバさんにさまざまな問題を作成いただきましたが、何問正解したらジョジョマニアを名乗るに相応しいでしょう。
そうですね……。でも「ジョジョ」好きって濃い人が多いので、わりと平均点が高くなると思うんですよね。
──これくらいはわかって当然だと。
僕も今日問題を作っていて懐かしい思い出が蘇ってきたので、「ジョジョ」を読み返して次までに究極に難しい問題を考えておきますよ。そうだ、最後に僕の今イチオシのジョジョ立ちをするんで、それがどの場面か当ててみてください。
──えっと……まったくわからないのですが、これは誰のボーズですか(笑)。
これはね、「ジョジョリオン」が始まるときの予告カットに描かれていた定助です。前歯がポイントですね(笑)。
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荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」
1987年に週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載開始。ほかに類を見ない特異なビジュアル、独特のキャラクターやセリフ回し、特徴的な擬音やキャラのポージングが熱狂的なファンを生み、同誌で15年以上続く長期連載として人気を博した。2005年にウルトラジャンプ(集英社)へと移籍。現在、シリーズ第8部に相当する「ジョジョリオン」が連載されている。なお2015年1月には、TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」エジプト編の放送がスタートする。
ケンドーコバヤシ
1972年生まれ、大阪府出身。いくつかのコンビでの活動を経て2000年よりピン芸人として活躍している。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。現在のレギュラー番組に「にけつッ!!」「バイキング」「漫道コバヤシ」など。
中田敦彦(ナカタアツヒコ)
1982年生まれ、大阪府出身。2004年に藤森慎吾とともにオリエンタルラジオを結成。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。現在のレギュラー番組に「ヒルナンデス!」「特捜警察ジャンポリス」など。