「はたらく細胞!!」|「ばいばい菌だ」メンバーを細胞に例えたら…?自分が細胞の仕事をするなら…? 小坂菜緒(日向坂46)が語る「はたらく細胞」

日向坂46のメンバーを「はたらく細胞」の細胞に例えたら……

──ではもし小坂さんが「はたらく細胞」のキャラクターだとしたら、どの細胞のお仕事をやってみたいですか?

私だったら……うーん、好酸球かな。

──寄生虫専門の。

好酸球。白血球の一種でアレルギーや寄生虫感染があるときに増殖する。弱いながらもほかの白血球のように貪食能力がある。

そうです! 好酸球はクールでちょっと弱いところもあるけど、やるときはやるっていう芯の強いところがかわいいなと思っていて。寄生虫って、細菌やウイルスと比べるとあんまり日常的には登場しないですけど、でもいざ出てくるとやっかいで白血球でもなかなか倒せない。好酸球は貪食作用が弱くて、普通の細菌やウイルスは倒せないけど、寄生虫にだけは負けないぞっていうプライドを持っているところが好きなんです。

──ビジュアル的にもツインテールにピンクの衣装のかわいらしいキャラクターなので、小坂さんがコスプレしたら似合いそうですね。

私、自分では絶対ツインテールとかやらないので……。ちょっとやってみたいですね(笑)。

──では日向坂46のメンバーを「はたらく細胞」の細胞に例えるとしたら?

実は丹生明里っていうメンバーが、赤血球っぽいなってずっと思っていたんですよ。丹生ちゃんはすごく明るく元気な子で、一生懸命なんだけどたまにおっちょこちょいな天然さもあって。そういうところが赤血球にぴったりだなって思います。あと、マクロファージはキャプテンの佐々木久美さんに似ているなと思いました。

──どんなところが似てますか?

マクロファージはおっとりほんわかしたキャラクターですけど、免疫細胞の中ではとても強いじゃないですか。久美さんも、普段はしっかりとグループをまとめてくれるキャプテンなんですけど、たまにおっとりしたところがあって。でもやるときはしっかりグループを引っ張ってくれるので、そういうところがマクロファージに似ているのかなと思いました。

──なるほど。すごく面白いですね。

初めて例えました(笑)。

──なかなかメンバーを細胞に例えることってないですよね(笑)。ちなみにメンバーとアニメの話をすることもありますか?

小坂菜緒

あります。「このアニメ面白いよ」って教えてもらったら観るようにしてますし、逆に私が観て面白かったアニメをオススメすることも多いです。あとは楽屋の空き時間に、アニメを知っているメンバーとあまり知らないメンバーとでクイズ対決をしたり。

──クイズ対決ですか?

そのアニメを知っていればわかるっていう簡単な問題なんですけど、それを答えるのは作品を知らない子たちなので、みんな大喜利感覚で答えてくれるんです(笑)。

──ああ、なるほど。知ってる子対知らない子でやるんですね。そこで大喜利大会になるのは日向坂らしい……(笑)。

メンバーの珍回答を笑いながら遊んでます(笑)。

部活でどれだけ忙しくても毎日アニメは観てました(笑)

──それでは小坂さんのアニメ遍歴についても聞かせてください。普段からよくアニメをご覧になっているそうですが、子供の頃からお好きだったんですか?

はい、昔からアニメは大好きで。私、お兄ちゃんがいるんですけど、子供の頃はお兄ちゃんと一緒にアニメを観ていたので、物心がついた頃から時間があれば常にアニメを観てる生活でしたね。

──大人になっても変わらず。

まったく変わらずです。中学生のときも部活でどれだけ忙しくても毎日アニメは観てました(笑)。

小坂菜緒

──本当にお好きなんですね。観るアニメはどうやってセレクトしているんでしょう。

最近はリアルタイムではなかなか観られないことも多いので、地上波で放送しているアニメはほぼ全部録画してます。その中から好きなものを選んで観て……。あと過去のアニメは配信で観ることが多いですね。

──ではアニメが始まるときにはとりあえず1話は全部チェックして。

はい、とりあえず全部!(笑)

──素晴らしい(笑)。好みのジャンルや傾向はありますか?

あまり好みとかはなくて、ジャンル問わずなんでも観てます。ラブコメも好きですし、バトル系とかスポーツものとか、ライトノベルものとか……割と幅広く観ているほうかなと思います。

──ライトノベルの作品もチェックしてるんですね。

マンガ原作のアニメは、原作が好きで観てみようって思うことが多いんですけど、ライトノベルは原作を知らない作品も多くて。でも観てたらけっこう面白い作品が多いってことに気付いてからは、ちょっとでも興味が湧いたらとりあえず観ることにしています。

──アニメを観るうえでこだわりはありますか?

アニメを観るモットーとして、1つの作品に推しを作るっていうのを決めて観るようにしています。

アニメ第2期「はたらく細胞!!」第3話「デング熱」より。ウイルスが現れた現場へと走る白血球とマクロファージ。

──なるほど。では先程「はたらく細胞」で好きなキャラを3人挙げてもらいましたけど、推しは誰になるんでしょう?

……うーん、一番好きなのは……。白血球の4989ですかね(笑)。

──最初に挙げた3キャラではないんですね(笑)。

そうですね(笑)、4989が出てくると目で追っちゃいますね。

「はたらく細胞」のいろいろ学べるところがすごく好き

──お仕事や学校もあって、アニメを観る時間を作るのは大変ではないでしょうか。

むしろこのお仕事を始めてからいろんなアニメを観るようになったんです。最初は仕事以外の趣味を増やしたいなっていう気持ちがあったんですが、今では一番息抜きができるのが、アニメを観ている瞬間だなって感じます。

小坂菜緒

──リフレッシュできる時間になってるんですね。

そうですね。1日5本は必ず観ているんですけど、それで気持ち的にスッキリすることが多いです。それにファンの方ともアニメのお話をする機会がすごく増えたんですよ。私、もともと人見知りなんですが、でも私が「アニメが好きです」っていう話をしてからは、ファンの皆さんが「このアニメ知ってる?」「この作品観たよ」「あれ面白かったよね」ってたくさんお話してくださるようになって。アニメが好きだから私の握手会やオンラインのお話し会に来てくださる方も増えました。

──アニメのおかげでファンの方との接点も増えたと。

はい。今ではお互いに好きなことについて語り合える楽しい時間になっています。

──では最後に、小坂さんから見て「はたらく細胞」の一番の魅力はどんなところでしょう。

私は「はたらく細胞」のいろいろ学べるところがすごく好きなので、一番の魅力はやっぱり1つひとつの病気や症状がわかりやすく描かれているところです。花粉症だったりたんこぶだったり、私たちにとってはすごく些細で当たり前の出来事でも、身体の中では大変なことが起きていて、それがどんな症状になって表れるのか、そういったことが気軽に知れるのが「はたらく細胞」の魅力なのかなって思います。もちろん個性的なキャラクターがたくさん登場しますし、やり取りやエピソードも面白く描かれているので、そこにも注目していただきながら、自分の身体の中でこうやって細胞が動いているんだなっていうのを感じて、楽しんでいただけたらなと思います。

小坂菜緒