榎田のように余裕を持って生きたい
──続いて小野さん演じる榎田について伺わせてください。このインタビューをしてる時点ではまだ2話までしか放送されていないこともあって出番はまだそれほど多くもなく、素性がよくわからないキャラクターです。
小野 そうですね、人も殺してないですし(笑)。
梶 基本、ネカフェにいるしね。
小野 家があそこなんでしょうね。でも裏方として楽しくやらせてもらいました。
──ただ、今後は榎田メインの回もあるという話を聞きました。
小野 そうなんですよ。ずっとネカフェにいるキャラで、喋りも博多弁じゃないって部分で、他所から博多に来た「ワケあり」なんだろうな、っていうところはなんとなく皆さんも想像つくと思うんですよ。現状は飄々と裏方をやっていますけど、そういう彼にもいろんな人間関係があって……みたいなところを描いていただいてますね。
──今後はバックボーンが描かれるんですね。
梶 人間らしいドラマがあるんだよね。
小野 何を考えてるかわからないような、人をおちょくっているような態度の榎田にも、意外な部分があるんですよ。そこが今後明らかになりますね。
──観てる人も感情移入できるような。
小野 そうですね、いいお話だと思います。
梶 賢章くんはテンション的には榎田に似てるのかな。
小野 似てると思います。いつもこんな感じなんで(笑)。
梶 別にテンション低いわけじゃないけど、淡々としてるというか。
小野 そうですね。榎田は演じていてとても楽しかったですよ。林や斉藤をちょっとからかったりとかするんですけど、自分も結構いじられるよりはいじるほうが好きなので。
──2話までだとおふたりはあまり絡んでない印象ですけど、今後は絡みがあるということですね。
小野 今後はあると思います。
──テンション以外で自分と榎田が似ていると思う部分はありますか。
小野 似てるというか……榎田はどんなにピンチになっても、ピンチっぽく見えないんですよ。そこにすごく魅力を感じていて、常にああいうふうに余裕を持って生きたいなって思ってはいますね。
意外と野球要素が大事だった
──なるほど。では最後に、中盤以降の見どころを教えていただけますか。
小野 さっきも「今後は榎田の人間性が描かれる」って言いましたけど、中盤以降はいろんなキャラの人間関係がすごく掘り下げられると思います。
梶 うん。榎田のドラマは完成したものを観るのが個人的にも楽しみです。それに林もね、さっきの猫の話じゃないですけど、仲間との距離が徐々に徐々に近づいていくものの、やっぱり一筋縄ではいかず。彼にはどうしても拭いきれない、忘れることのできない心の闇みたいなものが実はまだあって、それが彼の過去とつながってきます。そして新たに出てくるキャラクターと林の対立。このエピソードは、「博多豚骨ラーメンズ」の肝になりますね。
小野 そうですね。そこでの林の決断に注目です。
梶 林がほかの連中と、本当の意味で仲間になっていくうえで外せない因縁がありますから。
小野 それに、キャラそれぞれが個々に動いて事件を解決することはそれまでもあるんですけど、全員一丸となってみたいなことはなかなかないんですよね。
──それが最後に見られる?
小野 そこはご期待いただければ。「博多豚骨ラーメンズ」は、群像劇として本当に面白いんですよ。「このキャラクターがこうなっていたとき、あのキャラクターはこういうことをしていた」「1時間前はこういうことがあった」というのが多くて、ちょっとややこしい部分もあるとは思うんですけど、最後まで観たときの、いろんなことが繋がった爽快感はすごいと思います。
梶 最後まで欠かさずに観ていただきたいですね。
小野 最初にタイトルの意味のお話がありましたけど、「博多豚骨ラーメンズ」はキャラクターたちが所属している野球チームの名前なんです。それがわかるのが4話で、その瞬間も「ああ、なるほど」と感じるとは思うんです。でもタイトル以上に、実は野球要素が強い作品だということが段々とわかってくると思うんですよ。
梶 そう。野球チームの名前を無理やり作品にタイトルにしてるのかな、と最初は思ったんですけど(笑)、でもちゃんと「意外と野球の要素って大事だったんだな」っていうね。それも最後まで観るとちゃんと伝わるんじゃないかなっていう気がします。
- 「ダメプリ ANIME CARAVAN」
- 「ダーリン・イン・ザ・フランキス」
- 「だがしかし2」
- 「citrus」
- 「七つの大罪 戒めの復活」
- 「弱虫ペダル GLORY LINE」
- 「続『刀剣乱舞 -花丸-』」
- 「伊藤潤二『コレクション』」
- 「宇宙よりも遠い場所」
- 「学園ベビーシッターズ」
- 「新幹線変形ロボ シンカリオン」
- 「アイドリッシュセブン」
- 「ポプテピピック」
- 「ゆるキャン△」
- 「BORUTO-ボルト-
-NARUTO NEXT GENERATIONS-」 - 「ブラッククローバー」
- 「『鬼灯の冷徹』第弐期」
- 「おそ松さん(第2期)」
- 「ラブライブ!サンシャイン!!(第2期)」
- 「妖怪アパートの幽雅な日常」
ほか
- テレビアニメ「博多豚骨ラーメンズ」
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- スタッフ
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- 原作:木崎ちあき(メディアワークス文庫刊)
- キャラクター原案:一色箱
- 監督:安田賢司
- シリーズ構成:ヤスカワショウゴ
- キャラクターデザイン:井上英紀
- 音響監督:岩浪美和
- 音楽:中川幸太郎
- アニメーション制作:サテライト
- キャスト
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- 馬場善治:小野大輔
- 林憲明:梶裕貴
- 斉藤:小林裕介
- 榎田:小野賢章
- ジロー:浪川大輔
- ミサキ:悠木碧
- ホセ・マルティネス:前野智昭
- 大和:松岡禎丞
- 佐伯:平川大輔
- 重松:浜田賢二
- 剛田源造:廣田行生
- 猿渡俊助:中村悠一
- 新田巨也:松風雅也
- チェガル:津田健次郎
- シヴァ:花江夏樹
- 井良沢:伊丸岡篤
- 緋狼:島崎信長
©2017 木崎ちあき/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/博多豚骨ラーメンズ
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- 梶裕貴(カジユウキ)
- 1985年9月3日生まれ、東京都出身。2004年1月、ゲーム「帝国千戦記」で声優デビュー。アニメ、ゲーム、ナレーション、洋画吹き替え、舞台などで活躍し、代表作にアニメ「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役、「七つの大罪」のメリオダス役、「ワールドトリガー」の三雲修役、「僕のヒーローアカデミア」の轟焦凍役ほか多数。
- 小野賢章(オノケンショウ)
- 1989年10月5日生まれ、福岡県出身。「ハリー・ポッター」シリーズの日本語吹替版で全作にわたり主人公ハリー・ポッター役を担当した。俳優、声優、歌手などジャンルを超えて活動し、近年の出演作にミュージカル「ロミオ&ジュリエット」、劇場アニメ「映画『聲の形』」「劇場版 黒子のバスケ LAST GAME」、テレビアニメ「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」「恋愛暴君」、実写映画「燐寸少女 マッチショウジョ」など。