「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」|冴羽獠がディスク工場にやってきた!神谷明の“お宝ディスク”制作レポート&インタビュー

冴羽獠役・神谷明インタビュー

神谷明

──まずは工場見学、お疲れさまでした。

50名以上の皆様に出迎えていただきました。感激しました。お世話になりました。そして、ありがとうございました。

──DVDやBlu-rayが制作される過程を見るのは貴重な経験だと思います。

実際の基盤やコーティング、焼き付けなど興味深く見学しました。当たり前のことですが、大きな工場でたくさんの方の手によって生み出されているのだということに感動しましたね。

──特典の封入まで手伝われていたのには驚きました。

教えていただき、ほんの少しパッケージングのお手伝いをしましたが、むちゃくちゃ緊張しました。大変いい思い出になりましたよ。あのパッケージ、どなたのお手元に届いているのでしょう。気になります。

──「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」は、約20年ぶりの「シティーハンター」復活ということで、公開前から話題を呼びました。公開後、ファンやお仕事仲間からの反応はいかがでしたか?

「待ち望んでいた」という声、「復活させてくれてうれしかった」という声、また、「絵、音楽、最高!」という声が多かったです。そして「レギュラー声優陣がオリジナルのままでよかった、期待以上だった」という方もたくさんいらっしゃいました。

──本作は応援上映も実施されましたね(参照:「シティーハンター」100万人突破に北条司は目を白黒、神谷明は「この先を期待」)。

「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」より。

「少し恥ずかしかった」という方もいらっしゃいましたが、多くの皆さんは、自分の思いを大声で叫べて楽しかったという反応でした。

──20年前はなかった文化なので、「シティーハンター」ファンは初めて体験する人も多かったかもしれませんね。

ですが、応援上映最初の、制作会社のテロップが映る時点から「アニプレックスありがとう!」などと盛り上がっていたのが驚きでした。また劇中でモデルを募集するという場面で「はーい」と返事するお客様もいたり、各キャラクターに声がかかったり、楽しんでくれているのを見てうれしかったです。

──プライベートで劇場まで観に行かれたりはしましたか?

何回か観に行って、4DXは(野上冴子役の)一龍斎春水さんたちと観に行きました。臨場感たっぷりで、全員大いに楽しみました。お客様の層はけっこう幅広かったですね。

──僕も劇場に行く前は正直、リアルタイムでアニメを観ていたアラフォーの方が多いのかなと思っていたんですが、若いファンもいらっしゃいましたよね。そして映画は動員人数100万人を超える大ヒットでした。公開前、ここまでのヒットは予測されていましたか?

まったく想像していませんでした。むしろ想像以上です。また、いくつかの映画館が独自に応援してくれたことも忘れられません。100トンハンマーを作ってくださったり、上映期間外でも劇場独自に大幅延長をしてくださったり。ありがたかったです。

──約20年ぶりに公開される「シティーハンター」新作がここまでヒットした要因はどこにあると思いますか。

「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」より。

企画、そして制作に携わったスタッフの思いと、お客様の思いが一致したことでしょうね。また、作品のクオリティ、公開のタイミングも良かったと思います。

──今回の「新宿プライベートアイズ」で好きなシーンはどこでしょうか。もう公開後なので、ネタバレはあまり気にせず語ってもらえれば。

新宿の夜景を見ながら、獠と亜衣が語るシーンですね。

──「ここへ来ると、新宿もまんざら捨てたもんじゃないと思えるんだ」というシーンですよね。

そしてエンディング近くの、香がヘリに飛びつき、ロープを巻かれた獠が海坊主に蹴り落とされるシーンから御国を倒すまでの一連の流れが好きです。もちろんエンディングもね。

──エンディングの「Get Wild」はやはり盛り上がっていましたね。映画では、アニメの歴代主題歌や挿入歌が数多く流れました。個人的にお気に入りの曲はありますか?

オープニングのラップ(「Mr.Cool」)、戦いのシーンで使われていた「FOOT STEPS」、そして、御国との対決中に聴こえてくる「City Hunter~愛よ消えないで」……。もちろん「Get Wild」は外せません。

──このたび待望のBlu-ray / DVD発売となりますが、ソフトならではの見どころはありますか?

全編を通して何度でも観てみてほしいのですが、エンディングロールのキャスト・スタッフの紹介、そして画面右上の回想シーン。これも観ていただきたいですね。劇場ではゆっくり観られなかったと思うので。

──スタッフロールの文字と回想の映像って同時に観るのが難しいですからね。さて、2月には「新宿プライベートアイズ」公開、11月末にはフランス版「シティーハンター」公開ということで、2019年は「シティーハンター」イヤーとなりました。作品が長く愛されている理由はどういった部分だと思われますか。

「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」より。

作品の面白さとキャラクターの魅力に尽きると思います。「シティーハンター」という素敵な作品にめぐり合い、最高のスタッフと作り上げることができた幸せを感じています。

──当時のスタッフやキャストが再集結、ということで話題になりましたが、「シティーハンター」を長年応援し続けてくれたファンも再集結してくれたことで、ここまでのヒットになったんでしょうね。

そうですね。「シティーハンター」を愛し、支えて続けてくださったファンの皆様には心から感謝しています。

「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」完全生産限定版の購入者には、ほかにもこんなイベント・キャンペーンが!

神谷明トークショー&特典お渡し会に300名を招待

日時:2019年12月8日(日)
1部:開場13:30、開演14:00(予定)
2部:開場15:30、開演16:00(予定)
会場:都内某所(当選メールにて案内)
定員:1部、2部ともに150名ずつ
応募方法:完全生産限定版パッケージに封入されている抽選申込券に記載。
応募締め切り:2019年11月17日(日)23:59

オリジナルブルゾン

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当選者:20名
応募方法:完全生産限定版に封入されている専用ハガキを使用して応募。