観客参加のアンガールズ田中楽団がライブで初演奏

昨日2月8日に東京・表参道GROUNDにて、アンガールズのトークライブ「鉄人トークin表参道」が開催された。

同ライブでは、2人がフリートークはもちろん新ネタを発表するほか、シークレットゲストの芸人とのトークも展開。昨年2011年より田中が趣味で始めたバイオリン演奏も披露しており、観客とセッションしたいという夢も語っていた。

この日は田中の誕生日ということもあり、2人が登場すると会場から「せーの」の掛け声で、観客全員がバースデーソングを歌うというサプライズでスタート。田中が驚いていると、山根がバースデーケーキを運び込み、さらに田中を喜ばせた。山根に「36才の抱負は？」と聞かれると、「今年から合コンで彼女を見つけることをやめた」という話に。山根も「確かにいつも（オリエンタルラジオ）藤森くんからの誘いを断ってるよね」と気づき、田中は「普通に生活して普通に出会いたい」と宣言した。そして毎年田中にプレゼントを用意している山根が、今年は「くしゃくしゃになってることあるから」とアイロン、「ピンの仕事も多いから、付けて出てたら嬉しい」とバイオリンなどのラペルピン、「今年こそ彼女と飲んで」と紅茶、さらに北海道のお土産カニの爪ストラップをプレゼント。カニの爪には熊のモチーフも付いており、田中は「なんで？」と気に入らない様子だったが、山根は「カニだけのストラップは田中くらいにしか需要がない」と諦めるよう諭した。

その後2人は、田中宛に来たある歯医者からの手紙、山根の北海道旅行、UFO、森三中・大島のおなら事件などについてトーク。そしていよいよ演奏会の時間となった。観客の中にはこの日のために、バイオリン、フルート、ピアニカ、トライアングル、鈴を持参し人たちがおり、舞台上にあがって、田中がブログで告知していたパッヘルベルの「カノン」を軽い打ち合わせのあとにすぐ演奏。1回目は途中で田中が少しテンポを速めてしまい中断したものの、2回目は見事に最後まで演奏しきった。会場から大きな拍手がわき起こると、山根も「良かった！ すごい！」と絶賛。田中も「感動した！」と嬉しそうに興奮していた。山根が「これでイベントまわったら？」と勧めると、田中も同意。「違う曲もどんどんやりたいし、この曲の完成度もあげたい」と、田中楽団の今後の活動に意欲を見せた。

後半はゲストにイワイガワの岩井ジョニ男が登場。実は3年前から田中の弟子であることを告白し、田中のことを師匠と呼び終始崇めた。田中のことを褒めまくり田中の凄さばかりを語ろうとするジョニ男だったが、アンガの2人はタモリの付き人を務めていたその経歴に興味津々。ジョニ男は高校卒業後駆け落ちしたところから、お笑い芸人になるために水商売を経験し、その縁でタモリの家に49日間弟子志願に通い、今の相方と出会ったという。ジョニ男が実演付きで説明する間、アンガも観客もその変わったエピソードに真剣に聞き入った。

最後は恒例の即興コラボコントということで、観客からお題を募り「札幌雪祭り」「宇宙人」「サプライズバースデー」をアンガとジョニ男が披露。3人でジョニ男のギャグ「オイルショック！」、アンガの「ジャンガジャンガ」もコラボしてみせた。「サプライズバースデー」では、ジョニ男が実際にプレゼントを用意しているということで、オチはそのプレゼントを見て田中がコメントすることに。「俺が完璧にオチつけてやるよ！」と豪語した田中だったが、途中できっかけセリフを忘れてしまい、プレゼントのDVD「ジョニ男が行く随道の旅 とっておきの1枚 イワイガワ ジョニ男が巡るオモシロトンネル珍道中」にかけて、「トンネルを抜けるとそこはお客さんだった」というオチが決まらず、弟子が「トンネルショック！」とすぐさまフォローしオチをつけた。

次回「鉄人トーク」の詳細は、ワタわらオフィシャルサイトにて発表。アンガのトークを聞きたい人はもちろん、田中楽団に参加したい人はぜひチェックしてみよう。

※記事初出時、一部記述に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。