本日6月14日、大阪・吉本興業本社にて「超話術パーティー」会見が行われ、林家染弥と
2008年3月、大阪・うめだ花月にて始まった人気イベント「よしもと花形寄席」は、会場をヨシモト∞ホール大阪、5upよしもとへと移し、現在まで定期的に開催。今回は、林家染弥が中心となり、落語家3人、漫才師、ピン芸人3人と、さまざまな肩書きを持つ芸人たちが一堂に会しが同じ舞台で“超話術”を披露するイベントを開催することになった。
染弥は「花形寄席の枠組みの中で何か面白いイベントができないかと考えたのが始まり。通常の落語会では4本か5本の落語が並ぶスタイルですが、今回はよしもとだからできる内容のイベントにしたいと思った。落語は1人しゃべりであり、ピン芸の原点。そんな1人しゃべりを、いろんなジャンルの人たちと集まってやりたいなと思いました」と説明。共演者のノンスタ石田に関して「石田くんには落語に挑戦してもらいます」と言うと、石田は「今回のイベントは、自分にとって初づくし。テレビの企画で一度だけ落語をやらせていただいたことはありますが、舞台では初めてです。5upの舞台に立つのも初めて。15分ぐらいやらせていただく予定だが、スベったら4分ぐらいで下りてこようかと思っています」と笑わせた。
さらに石田は「今回のイベントでは、若い方に落語の魅力を知ってもらいたいし、落語ファンの方に僕の落語を見ていただきたい気持ちも強い」という抱負も。染弥もその気持ちを受けて、「最近は、山崎邦正さんや世界のナベアツさんなど、落語の世界に入る方も増えているので、今回のイベントをきっかけに石田くんにはうちの師匠・染丸のところに弟子入りしてもらえればなあと思っています」と、冗談とも本気ともつかぬ誘いをかけた。石田は「次回のイベントでは、染弥さんが漫才をやってくださいよ! 八光さんと組んで(笑)」と応酬。互いの新たな可能性を模索する会見となった。
ネタ順は、
林家染弥、NON STYLE石田一問一答
――前日までに師匠に稽古をつけてもらうことは考えていますか?
石田:なかなか言えないですよ。だから、NGKで出番あるときに誰にお願いするでもなく、人が集まるところでふわわーっと練習してます。
――創作落語の構想はいくつぐらい考えていますか?
石田:設定は3つほど考えている。これまでに作ったものも2つあるんですが、今回は新作ということで、いろいろ練って考えています。
――落語づくりの面白さ、難しさは?
石田:漫才と違って1人で何人も演じるので、切り替えが難しい。メリハリをきかせて、ちゃんとやれるようにしたいです。
――落語好きになったきっかけは?
石田:小学生のとき、学校に桂あやめさんが来られて、落語を見せていただいたんです。そこで「面白い!」と思ったのが最初。次はbaseよしもと時代に落語をお芝居にするというイベントがあり、そこで貧乏神の役をやることになったので、桂枝雀師匠のDVDを見て、再びハマりました。これまではM-1がありましたが、優勝してから少し時間ができたので、改めて見始めています。
――創作落語に挑戦する理由は?
石田:舞台が好きで、創作するのも好き。いろんなところでいろんなことをやっていきたいと思っているんです。また、落語の番組が始まるという話も聞いているので、そういったものにも出していただけたら嬉しい。
――1人コントもやっているが、落語との違いは?
石田:1人コントは、相手のリアクションを想像させるための“間”がありますが、落語にはない。お客さんの反応を見て、瞬時の判断で複数の人になりきって進めていかなければならないので難しい。
――今後もこういったイベントのプロデュースをやっていきたいですか?
染弥:普段はいたって常識人だが、舞台で普通じゃないことをするのが好き。昨年も、1人で8時間ぶっ通しの落語に挑戦しました。ほかにも舞台・会場ともに真っ暗にして落語会をやってみるなど、いろいろアイデアを温めている。少し前に落語ブームと言われたが、落語家ブームはまだ来ていない。落語家が面白い、落語家が魅力的だと思ってもらえるようなブームを作っていくため、新作も含めて常に何かを発信していきたいです。
「よしもと花形寄席 超話術パーティー」
日時:2011年7月8日(金) 18:30開場 19:00開演
会場:大阪・なんば5upよしもと
出演者:あべこうじ / ナオユキ / NON STYLE石田 / 月亭遊方 / 笑福亭たま / 林家染弥
料金:前売・当日2000円 大学生以下1500円
問い合わせ:チケットよしもとインフォメーション 0570-036-912
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お笑いナタリー @owarai_natalie
林家染弥とノンスタ石田が会見、ピン芸人の“超話術”ライブ http://natalie.mu/owarai/news/51251