欽ちゃんが被告に。フジでバラエティを考える法廷劇
2010年3月24日 13:45 4
3月27日(土)に「悪いのはみんな
これは、フジテレビ「チャンネルΣ」枠で放送される1時間の特番。昨年2009年秋にBPO(放送倫理・番組向上機構)が発表した「最近のテレビ・バラエティ番組に関する意見」の内容について、フジテレビが番組という形でメッセージを返す。
構成・演出を手がけるのは、映画監督の是枝裕和。テレビ界の外側の立場から「バラエティとは何か」を描く。出演者は、萩本欽一のほか、三宅恵介(フジテレビ)、土屋敏男(日本テレビ)、太田省一(メディア研究者)。また、萩本と縁の深い
是枝監督は「テレビのバラエティがひんしゅくを買い続けている。犯人は、萩本欽一である」と仮定。かつて出演したレギュラー番組の1週間の視聴率合計が100%を超えるなど、テレビのバラエティ史に名前を残した萩本を被告人に見立てて、法廷劇を進める。
番組では、萩本が「テレビにおける笑い」を開拓、確立させた一方で、「共演者への暴力」「歌手・アイドルにコントをさせる」「低俗」「イジメ」そして「素人いじり」といった、今「バラエティーが嫌われる理由」(BPO意見書より)にも含まれる数多くの要素をテレビに持ち込んだ、と指摘。
こうした数々の「犯罪的行為」について、萩本のテレビ史に沿って追及しながら、バラエティの現状を浮き彫りにしていく。萩本へのインタビューや、数々の証拠VTR、同時代の証人のインタビューを交え、法廷劇は進行。はたして、欽ちゃんに下される判決とは。
テレビの世界を映画監督の視点で描いた珍しい企画。今後のテレビ・バラエティ番組のあり方に関心を持っている視聴者にとって、見逃せない放送となりそうだ。
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- チャンネルΣ 『悪いのはみんな萩本欽一である』 - とれたてフジテレビ
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ブルースドライバー @mhf24
うわーこれ観たい!
構成・演出が是枝監督だし
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