ゆりやん「あんなことやこんなことまで世話してくれます」先輩たちへの信頼感

即興ライブ「THE EMPTY STAGE」初の全国ツアー「THE EMPTY STAGE ～JAPAN TOUR2017～」が今年1月に島根でスタート。昨日2月13日には5会場目となる東京・ベノア銀座店にて東京公演が開幕した。

2014年によしもと芸人を中心に始動した「THE EMPTY STAGE」は、観客からお題をもらって語りだす、1人しゃべりの「ONE-MAN TALK SHOW」と、こちらも観客から募ったキーワードをもとにする即興コントショー「IMPROV SHOW featuring The Second City」の2部構成。「あるのは芸人の腕とパフォーマンスだけ」という謳い文句の通り台本はない。稽古では誰の発想も否定せず「YES, AND」でつなげていくという訓練が主で、思いつきを生かし合いながらチームの信頼関係を築いていく。

初日公演の前にはゲネプロがマスコミに公開され、その後に囲み取材が実施された。本場アメリカ・シカゴの「The Second City」の技術を学んだバッファロー吾郎・竹若は、「怖さと楽しみが共存している」と「THE EMPTY STAGE」を上演する心境をコメント。「トレーニングを重ねて支え合うことで、普通の仕事で一緒になるより仲良くなれる」とチームについて語った。なだぎ武は「日頃楽屋でやっているようなこと」と楽しんでいる様子。一方、「ONE-MAN TALK SHOW」に参加しているNON STYLE石田は「みなさんアドリブでコントをやっていて本当にすごいんです。（自分はトークのみなので）焦ります」と口にした。

今回の「THE EMPTY STAGE」メンバーの中では若手のゆりやん。先輩たちが「あんなことやこんなことまで世話してくれます」と含みを持たせて笑わせる。「全然怒られないです。優しい。別のお仕事の現場でこのメンバーにお会いすると、涙出そうになる」と安心感を明かした。「ピン芸人なので普段舞台では1人。助けてくれる人はいない。『THE EMPTY STAGE』では適当に考えて言ったことを先輩方が広げてくれて、それが積み重なって面白くなっていく」と出演者として感じる魅力を述べ、最後に「（先輩たちは）頼れる存在だなって……思ったり思わなかったり！」とボケてみせた。