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MVPはオチ導いた竹若&コンビ芸のサンシャイン「THE EMPTY STAGE」初日

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「THE EMPTY STAGE 2015 SUMMER」の初日出演者。

「THE EMPTY STAGE 2015 SUMMER」の初日出演者。

よしもと所属の芸人が日替りで出演する「THE EMPTY STAGE 2015 SUMMER」が昨日8月9日に開幕した。

これはアメリカ・シカゴを本拠地とする即興コメディ、セカンド・シティのノウハウを学んだ芸人たちが、チームにわかれて即興コントを繰り広げるライブ。初日にはバッファロー吾郎・竹若、キングコング梶原、インポッシブルハンマミーヤ一木のTEAM A、エリートヤンキーガリバートンネルサンシャインのTEAM I、友近、MCのタケトが出演した。

タケトがオープニングトークで会場を温めたあと、まずはTEAM Iがコントのお題となるキーワードを観客から募るなどして即興のショートコントを演じていく。誰が演者となるか指さしていく「コンダクター」、ジェスチャーとパピプペポの音しか使えないコントなど、制限された中でも自由なステージを展開。生演奏される音楽にあわせてミュージカルふうのコントを2人ずつ演じていくコーナーでは、サンシャインが前にしか進めない男と横にしか進めない男のストーリーを作り出し、流れるように締めくくりの合唱へと繋ぐ。

「Stand-Up One-Man Talk Show」に登場した友近は、自身がモノマネしている人物たちとのエピソードをモノマネ交じりで語って会場を沸かせた。ステージに向かって投げかけられる言葉も丁寧に拾い、自身も観客との掛け合いを楽しんでいる様子。さらに客席から名前の挙がったタレントのちょっとした情報をこの場ですぐに言える、という特技も見せ、それが本当にちょっとしたものであればあるほど笑いを誘った。

最後の演目を飾るTEAM Aは、来場者からもらった「マンガ」という言葉を題材にまずは椅子に座って雑談を始める。そしてこのトークの最中に出てきた単語を使って長尺の即興コントに挑戦。思惑を探り合いつつ、それぞれの言動を受け入れていくことで、物語は誰もが予想しない方向へ。

竹若演じる外国人がコンビニで立ち読みしていたマンガのストーリーと同じく、目の前にいるカップルが結婚の約束をする、というエンディングが成立すると、会場は大喝采に包まれ、終幕。公演後には囲み取材が行われ、本場シカゴでセカンド・シティを体験したきた竹若は「舞台に一緒に上がっている人との信頼だけ。それが一番大事やなと思ったのでみんなにも伝えました」と話し、「日本では人(=出演者)を観に来ていることが多いが、シカゴのお客さんはステージを観に来ている。そんなお客さんもカッコよかったので日本でもそういう関係に持って行きたい」と意気込んだ。

各チームでMVPを選ぶことになった際には、キングコング梶原が「絶対竹若さん。オチに導いてくれたので。でもそこをもう1回ちゃんと振った僕にも手柄はあると思う(笑)」と自画自賛を含ませながら機転を利かせた竹若を指名。コンビの合わせ技を絶賛されたサンシャイン坂田は、「本当に真っ白で『前に突き進むしかない』という感情だけだったが、相方が横に動くという素晴らしい奇跡を起こした」と、相方の信清に感謝した。

「THE EMPTY STAGE 2015 SUMMER」は8月23日(日)まで、東京・パラッツォ ドゥカーレ 麻布にて。飲食しながら芸人たちによる即興ショーを楽しめるので、気軽に足を運んでみては。なお東京・ヨシモト∞ホールでは9月15日(火)、17日(木)、18日(金)に「THE EMPTY STAGE IN SHIBUYA」を上演する。

THE EMPTY STAGE 2015 SUMMER

日時:2015年8月9日(日)~8月23日(日)
会場:東京・パラッツォ ドゥカーレ 麻布

THE EMPTY STAGE IN SHIBUYA

日程:2015年9月15日(火)、17日(木)、18日(金)
時間:20:30開場 21:00開演
会場:東京・ヨシモト∞ホール

※記事初出時、写真1枚目と16枚目のキャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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