音楽ナタリー Power Push - うたパス「Listen with」特集 Vol.9 片平里菜
意外な選曲も!? 片平里菜「Listen with」に初挑戦
auの定額制音楽配信サービス「うたパス」で、音楽を聴きながらチャットができる「Listen with」が展開されている。先日より「うたパス」および「KKBOX」アプリを通して「Listen with」のイベントが開催されており、これまでにザ・チャレンジ、WEAVER、楠田亜衣奈、MACO、ゆるめるモ!、さかいゆう、井上苑子、flumpoolが出演し、ファンとのコミュニケーションを楽しんだ。
現在音楽ナタリーでは「Listen with」の特集連載を展開中。今回は12月13日(日)実施の「Listen with」に参加する片平里菜に、イベントに向けての思いや音楽配信に対する考えを語ってもらった。
取材・文 / 中野明子 撮影 / 須田卓馬
テーマは「語れる曲」「カッコいい女性アーティスト」
──片平さんは今回「Listen with」初体験になりますが、こういった機能についてどういう感想を持ちましたか?
UstreamやTwitCastingで定期的に配信はやってるんですが、音楽を流しながらファンの方とチャットするのは新しいなと思いました。形としてはラジオに近いのかなと思うんです。自分が選曲した曲をリスナーと一緒に聴く形というのは。でも「Listen with」はトークは挟まず、曲だけで構成されるんですよね? 自分でやったことはないんですけど、DJみたいだって。ラジオともUstreamやツイキャスとも違う雰囲気が楽しめそうです。
──今回は90分のプレイリストを作っていただくんですが、何かアイデアはありますか?
自分のルーツとなった洋楽とか、みんなにも知ってほしい曲を選びたいですね。せっかくなので自分が語れるテーマで曲を選ぶのがいいかなと思ってて……カッコいい女性アーティスト特集っていうのはどうかなあ。
──それはいいですね。片平さんならではのテーマだと思います。ちなみに普段からプレイリストを作って音楽を聴いてますか?
いえ、そういう形ではあまり聴いてなくて、そのときの気分で曲を選んで聴くスタイルが多いです。
住む場所や生活環境で変わる音楽の聴き方
──初めて買ったCDって覚えていらっしゃいますか?
ORANGE RANGEさんかaikoさんで、小学校のときだったと思います。お小遣いを貯めて買ったのか、親に頼んで買ってもらったのか記憶はないんですけど。当時は何回もリピートして聴いてましたね。
──学校で音楽の話をすることはありましたか?
あんまり音楽好きな友達がいなくて、1人で音楽を聴いてることが多かったですね。誰かと音楽を共有することもあまりなくて……。だから今回の「Listen with」では、学生時代に聴いていた曲も紹介できればと思ってます。
──普段はどのように音楽を聴いてますか?
電車での移動中に聴いたり、家でヘッドフォンで聴いたりしてます。でも、福島にいた頃は車で聴くことが多かったんです。だから、住む場所や生活環境によって音楽の聴き方って変化するんだなって。
──世の中的にも音楽の聴き方が年々変化していると思いますが、今流行りのサブスクリプションサービスについてはどう感じていますか?
私、使ったことがなくて。ちょっと出遅れちゃってるかも……。でも話を聞くと、いろんな曲もプレイリストもあるし、面白そうだなって。配信が広がって、昔より気軽に音楽を聴けるようになった印象があるんですよね。私が学生の頃は、地元の福島だとタワレコみたいな大きなCDショップもないし、本屋さんの隣に小さなCDショップがあってそこで洋楽のCDを漁って聴いたりして。家にパソコンもなかったからYouTubeとかも観られなくて……CDショップだけが頼みでした。
──そういう環境の中でどうやって新しい音楽に出会っていたんですか?
洋楽だったらCDのブックレットに書いてあるライナーノーツを読んで、そこに出てくるアーティストをチェックして掘っていきましたね。今の若い子たちは、手軽にどんどん新しい音楽が聴けて、昔の音源を掘ることもできてうらやましい! 今ってSNSと連動する形で音楽が聴かれている気がするんです。SNSを通して口コミで広がって、まずはYouTubeでチェックするみたいな。それは私の学生時代にはなかった形で、すごく面白いなと思います。
片平里菜流SNS活用ポリシー
──今しがたSNSの話が出ましたが、片平さんはTwitter、Instagram、ブログなどいろんなSNSを活用されてますよね。
はい。ちょっと前までブログとTwitterだけだったんですが、今はFacebookもLINEもやってと、いろんなものに手を出してます(笑)。
──更新する上でのポリシーはありますか?
ブログは“残るもの”として書きたいなと思ってるんです。片平里菜って誰なんだろうって、検索でたどり着いた人たちがまずオフィシャルサイトに来て、そこからブログを見ることが多いのかなと考えて。だから大切なことはブログに残しておくようにしてます。逆にTwitterはその場のニュースを発信する形ですね。タイムラインで流れちゃうからスピード感が大事というか。Instagramはアルバムみたいな形で、更新するのが楽しいです。でも、私あんまり自分の写真をアップしないから、見てる人はつまらないかも(笑)。セルフィーが苦手なんです、私。どうしても撮ったあとに自分の顔が気になっちゃって……。
──そうなんですね。SNSでファンと交流することはありますか?
昔はやり取りすることがたくさんありましたね。ライブチケットの予約を受け付けたり、誕生日のメッセージを送ったり……。今は見てくれる人も増えた分、自分の情報をしっかり届けるようにしてます。
──SNSで印象に残ってるエピソードってありますか?
Twitterで尊敬しているミュージシャンの方がフォローしてくれたときはうれしくなっちゃいました。「自分のことを知っててくれてる!」って。あと前に私が「こんな本読んでる」って画像をアップしたら、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤(正文)さんが「いいね!」ってリプライしてくれて。そのほかにも「今、福島でライブやってる」みたいなツイートを見ると、うれしくなってそのアーティストにリプライしたり、気軽にコミュニケーション取れるのがうれしいですね。
──SNSって人と人の距離を近付けてくれますよね。
はい。今後もSNSとはうまく付き合っていきたいですね。あまりのめり込みすぎず、ある程度距離を保ちつつ、楽しく続けられたらと思ってます。
次のページ » アルバムの入り口となる新曲「この涙を知らない」
うたパス
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うたパス「Listen with」
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「Listen with」とは、有名人やアーティストと一緒に同じ音楽を聴きながらチャットができるソーシャル機能。アーティストが自身の曲、影響を受けた曲、好きな曲などを再生し、ファンはアーティストとチャットで会話が楽しめます。
「Listen with」片平里菜
開催日時:2015年12月13日(日)21:00~22:30[詳しくはこちら]
※「うたパス」「KKBOX」アプリから参加する事が可能です。
片平里菜(カタヒラリナ)
1992年生まれ、福島出身のシンガーソングライター。2011年9月に「閃光ライオット2011」で1万組の中から審査員特別賞を受賞する。翌2012年にはソニーWALKMAN「Play You. Label」第1弾アーティストに抜擢され、山田貴洋(ASIAN KUNG-FU GENERATION)プロデュースのもと楽曲制作。2013年1月にアジカン山田プロデュースによる楽曲「始まりに」を配信リリースする。同年5月にはギブソン社傘下のギターブランド・エピフォンが片平を日本人女性初のエピフォンアーティストとして公認したことも発表され、大きな反響を呼んだ。8月にポニーキャニオンからシングル「夏の夜」でメジャーデビューを果たし、以降もコンスタントに作品をリリース。2014年8月には、亀田誠治、山田貴洋や喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、安野勇太(HAWAIIAN6)、茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ)、TOSHI-LOW(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、BRAHMAN)らが参加した1stアルバム「amazing sky」を発表した。2015年12月には、東京スカパラダイスオーケストラのシングル「嘘をつく唇」にゲストボーカルとして参加。2016年1月に6枚目となるシングル「この涙を知らない」、2月に2ndアルバム「最高の仕打ち」をリリースする。
- 片平里菜「この涙を知らない」
- 2016年1月13日発売
[CD] 1000円
ポニーキャニオン
PCCA-70468
- 片平里菜「最高の仕打ち」
- 2016年2月3日発売 / ポニーキャニオン
- 完全限定生産盤
[2CD+DVD] 4104円
PCCA-04339 - 通常盤
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2016年1月12日更新