ナタリー PowerPush - ET-KING
“思わず恋がしたくなる”ラブソング集「恋愛歌集」に込めた思い
Kとのコラボ曲で待っとくものができたかなって
──2曲目には、年内での活動休止を発表したKさんとのコラボ曲「素顔のままで feat.K」があります。プライベートでも、Kさんとはすごく仲がいいんですって?
TENN 音楽仲間で7人全員と仲がいいっていったらKぐらいですね。
イトキン はい。でもよく「どうやって知り合ったん?」とか言われるんですよ。あと、「よう一緒におれるな」って。Kのほうがワシらとね(笑)。
──もともとは、どこで知り合ったんですか?
イトキン 一回、Kがたまたまワシらのインストアライブを見てくれたみたいなんです。それで、関係者を通じてコンタクトを取ってくれて。
──じゃあ、最初はKさんからのアプローチで?
イトキン はい、言うてくれはったみたいです。で、そこから3年前のコラボ曲「この歌を・・・・・・・・♪」を作って、ライブも一緒にやって。そこからずっと仲良くしてたんですよ。
──でもKさんは今後2年間、韓国に徴兵で帰ってしまうと。
イトキン はい。だからそれを聞いたときに、もう一回今まで積み上げてきたものを感情として出せたらなってことで、また一緒にやろうってなったんです。
──みなさんにとって、Kさんはどんな存在なんですか?
イトキン いやあ、Kはホンマに素晴らしい人間ですわ。ワシら、結構人見知りだったり、メンバーだけで固まったりしてまうんですけど、そこへスッと入ってきてくれて。だから仲良くなれたのかなって思いますし、よく飲みに行ったりもしますよ。この間も、活動休止前ラストの日本武道館で、強く強く歌い上げてましたね。ワシらにはない、すごい精神力を持ってるなって思います。
──じゃあ今回収録されてる「素顔のままで feat.K」は、Kさんとの数年の思いが詰まった曲に?
イトキン そうですね。ワシらからKに伝えたいメッセージもあるし、ワシらとKの8人で、ずっと聴いてくれてるお客さんや、そばにおってくれた大切な人に向けて歌い切れたんちゃうかなって思います。この歌詞は、カップルの人らだけじゃなく、友達や、自分の子供とかにも言えることだと思うんですよ。ホンマ、その子が笑ってくれたらうれしいし、涙してたらそばにおりたいって思うし。そういうのもひっくるめて、「大切な人やからそばにおりたいんやで」っていうメッセージになりましたね。
TENN レコーディング中もすごい楽しかったんです。Kも「2年後また帰ってくる!」って約束してくれましたし、この曲を絶対ステージで歌いたいねって話してて。
イトキン そう。だから、この曲のおかげで待っとくものができたって感じ。この曲はまだライブでやってへんから、否が応でも帰ってきてもらわんとねって(笑)。
コシバKENの結婚式は興奮しすぎた(笑)
──あと今回は、ET-KING初のウエディングソング「白いドレス」が胸に響きました。最近メンバーで結婚式を挙げた方がいると伺ったんですけど?
イトキン コシバKENが式を挙げさせてもらいました。メンバーの結婚式は初めてだったんですけど、いやあ、これがひどい結婚式でしたよ(笑)。
──どういうことですか?
イトキン 身内ばっかりやったし、ワシもちょっと酔っぱらっとって、遅れていってもうてね。しかも、みんなざっくばらんな私服っぽい格好で来るんかなって思ってたら、全員ピシッとしたスーツで。ワシだけ、ノーネクタイでジャケットやったから、「えっ!? どうしよう」みたいな(笑)。
──あははは。
イトキン しかも式の最中、ワケのわからんとこで手え叩いてもうてね。興奮しすぎて。
TENN でも楽しかったな。新婦さん、最後に出ていかれるとき(ハイタッチをして)こうやってきたもんなー。あれはすごいで(笑)。
──アットホームな楽しい式だったんでしょうね。でも今回、初めてウエディングソングを作ろうと思ったのはなぜだったんでしょう?
イトキン 周りの女友達とか、いろんな人の話を聞いてると「女の子って結婚式が大事なもんやねんなー」って思って。で、そんなことを歌にしたらおもろいんちゃうかなと。そういう、女の子の大事に思ってることを書いてみたいと思ったんです。
CD収録曲
- はじまりの言葉 feat.千秋
- 友達なんかじゃいられない
- 素顔のままで feat.K
- 新恋愛
- 男の主題歌
- 白いドレス
- 凸凹(デコボコ)
- お前を連れて
- 最後の言葉 feat.h
- レサムピリリ
ET-KINGワンマン・ライブ・ツアー2010-11決定!"歌って踊って年末年始!列島沸騰どんちゃん騒ぎ!!"
- 2010年12月14日(火)
札幌ペニーレーン24 - 2010年12月16日(木)
仙台darwin - 2010年12月17日(金)
盛岡club change WAVE - 2010年12月21日(火)
富山県民会館 - 2010年12月24日(金)
Zepp Osaka - 2011年1月8日(土)
岐阜県民文化ホール 未来会館「長良川ホール」 - 2011年1月14日(金)
鹿児島宝山ホール - 2011年1月16日(日)
Zepp Fukuoka - 2011年1月18日(火)
香川アルファあなぶきホール・小ホール - 2011年1月20日(木)
Zepp Nagoya - 2011年1月31日(月)
渋谷C.C.Lemonホール - <追加公演>2011年2月4日(金)
グランキューブ大阪メインホール
総合問合せ:チッタワークス 044-276-8841(平日12:00~13:00/16:00~19:00)
ET-KING(いーてぃーきんぐ)
1999年に大阪で結成。5人のボーカル、DJ、そして総合司会という異色のメンバー構成で、大阪は通天閣のすぐ近く大国町を拠点に共同生活をしながら活動している。ストレートな言葉と力強いメッセージを武器に、レゲエ、ヒップホップ、テクノ、ロック、歌謡曲、ときには演歌までも取り入れたオリジナルなサウンドを展開。また、法被(はっぴ)を身にまとい「お祭り」をテーマに繰り広げられるエネルギッシュなライブは、笑いあり涙ありで、聴覚だけでなく視覚でも観客を楽しませる。2007年にシングル「愛しい人へ」とアルバム「LOVE&SOUL」のヒットでブレイク。思わず口ずさんでしまうメロディと、親しみやすいキャラクターで幅広い層に愛されている。