ナタリー PowerPush - DEEN

サマーリゾートを彩る 洋楽カバーアルバム

DEEN「君がいる夏 -Everlasting Summer-」全曲解説

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  1978年発表。シンガーソングライター、ランディ・ヴァンウォーマー最大のヒット曲。邦題は「アメリカン・モーニング」。

  「去ってしまった恋人を思う、切ない追憶の歌。優しいメロディとアーシーな雰囲気がアルバムにぴったりで、1曲目に置きました。イントロのギターの音色がどこかさざ波みたいなので、朝の海辺を散歩しながら聴いてもらえるとうれしいですね」（池森秀一）

  

  

  

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  1963年発表。ボーカルグループ、The Tymesの楽曲。1982年の映画「初体験 リッヂモンドハイ」に使われたティモシー・B・シュミットのカバーも有名。

  「この曲には去年、奄美大島の音楽フェスで初共演したカサリンチュの2人が参加してくれてます。ドゥーワップっぽい原曲にコウスケくんのヒューマンビートボックスが加わって、気の合う仲間がビーチパーティをしているような、より開放的でグルーヴィな雰囲気になったかなと」（山根公路）

  

  

  

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  1965年発表。サマーソングの代名詞ともいうべき、The Beach Boysの名曲。

  「僕たちMTV世代にとってはむしろ、1985年にリリースされたデイヴィッド・リー・ロスのカバーの印象が強烈。オープンカーに金髪のおねえちゃんを乗せたあのPVの感じで（笑）。ワイワイ陽気にドライブしてもらえると楽しいと思います！」（山根）

  

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  1977年の映画「サタデー・ナイト・フィーバー」で使われ、大ヒットしたBee Geesの名曲。邦題は「愛はきらめきの中に」。

  「アレンジテーマは、ずばりエロス！ せっかくロマンチックな名曲なので、アコギの間奏もややラテンっぽく甘美なテイストに仕上げました。この曲を聴きながら恋人の肩を抱いてキスでもしてもらえたら、もう最高です（笑）」（田川伸治）

  

  

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  1980年に公開されたソフィー・マルソー主演のフランス映画「ラ・ブーム」の主題歌。歌はリチャード・サンダーソン。邦題「愛のファンタジー」。

  「10代の頃、ソフィ・マルソー目当てで映画を観に行きました。自分と同世代の主人公がちょっと背伸びしてディスコに遊びにいく感覚とか、ドキドキしたなあ。すごく印象的な告白シーンもあったりして……。あの頃の気分に戻って、大切な人と夕暮れのビーチなんかで聴いてもらいたい1曲です」（山根）

  

  

  

  

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  1962年発表。原曲はアメリカ人ミュージシャンのリトル・エヴァ。1974年、Grand Funk Railroadがハードロックテイストにアレンジして大ヒット。

  「デビュー前、札幌のディスコでいわゆる“箱バン”をやってたんですね。当時、仲間のバンドはみんなこの曲でフロアを盛り上げてました。あれから四半世紀、まさか自分が歌うとはね（笑）。思い切りハッピーに仕上げたので、太陽のもとバーベキューやビーチバレーのBGMとして活用してください」（池森）

  

  

  

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  1988年発表。トム・クルーズ主演の映画「カクテル」の挿入歌として全米ナンバー1を獲得。歌はボビー・マクファーリン。

  「原曲のユルい気持ちよさを生かしつつ、僕たちならではの個性を出すのに一番苦労した曲。ウクレレの優しい音色が効いてますね。なので、聴くときもハワイアンな気分で（笑）。ビーチにデッキチェア、カクテル片手にリラックスしてください」（池森）

  

  

  

  

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  2008年発表。ジェイソン・ムラーズとコルビー・キャレイのデュエット曲。第52回グラミー賞で、最優秀ポップコラボレーション賞を受賞。

  「本作で唯一のデュエット曲。シンプルな構成ですが、自分でアレンジしてみるとすごく広がりがあって、改めて勉強になりました。リズムのキレがあるのに、ちょっと哀愁漂うメロディもいいですよね。夏から秋に移りゆく頃、バーのカウンターで静かに語り合う男女。そんな風景が浮かんできます」（田川）

  

  

  

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  1994年発表。DEEN初のオリコン1位を獲得したミリオンヒット曲。

  「今回はオリジナルへのリスペクトを強く意識しましたが、この曲は自分たちの持ち歌だけあってアレンジも攻め気味。お洒落なコード進行やラテンっぽいフレイバーを加え、より軽やかな遊び心を強調しました。疾走感があるのでドライブのBGMにもぴったりかなと。ただし、スピードの出しすぎには気を付けて（笑）」（田川）