ナタリー PowerPush - a-nation

2012年夏「a-nation」革新!

その全貌紹介&インタビュー

8月5日「ANISON GENERATION~アニジェネ~」出演 fripSideインタビュー

出演アーティストインタビュー第2弾は、8月5日に国立代々木競技場第一体育館で開催される「ANISON GENERATION~アニジェネ~」へ出演することが決定したfripSide。アニソンシーンの重要アーティストたちが集うイベントの楽しみ方と、そこに賭ける意気込みを八木沼悟志(コンポーザー&プロデューサー)と南條愛乃(Vo)の2人に訊いた。

取材・文 / もりひでゆき インタビュー撮影 / 上山陽介

大事な日曜日に「アニジェネ」が用意されたことに意義を感じる

──「ANISON GENERATION~アニジェネ~」への出演が決定した感想から聞かせてください。

インタビュー写真

南條愛乃(Vo) 今年の夏はfripSideとしてイベント出演の予定が特になかったので、何かあったらいいなあと思っていたところに「アニジェネ」から声をかけていただけたのですごくうれしかったですね。

八木沼悟志(コンポーザー&プロデューサー) うん。今年の夏もみんなと会えるっていうのがすごく楽しみ。

──今年、大きなリニューアルを遂げるa-nationというフェスに関してはどのような印象を持っていますか?

八木沼 エイベックスさんが主催してる大きなミュージックフェスとして毎年すごい方々がたくさん出演されて、ものすごく盛り上がってる印象がありますね。

南條 しかも今年は開催期間が結構長いじゃないですか。それがすごいなあって思いました。「アニジェネ」以外の日の出演アーティストも豪華なラインナップですし、まさにお祭りですよね。

八木沼 「a-nation musicweek」っていうお祭りだよね。で、そのうちの1日で、特に日曜日という大事なポジションにアニソンのイベントである「アニジェネ」を用意してくださったことにもすごく意義を感じています。アニソンがJ-POPシーンのひとつのジャンルとして確立されたんだなって。そこに我々も出演させていただけるのがすごく光栄ですね。

今回が初開催なので盛り上がりは未知数

──「アニジェネ」の出演者として、ALI PROJECT、ALTIMA、岸田教団&THE 明星ロケッツ、栗林みな実さん、KOTOKOさん、ZONE、中島愛さん、PERSONA4 MUSIC BAND、May'nさんが現時点で発表されています。そうそうたるアーティストとの共演についてどう感じています?

インタビュー写真

南條 ほかのライブイベントでご一緒したことのある方もいれば、初めて共演する方もいて、そこにはきっと「アニジェネ」ならではの楽しさが生まれるんじゃないかなって思っています。「アニジェネ」自体、今回が初めての開催なので、どんな盛り上がりになるかはまだ未知数ですけど、それも含めて絶対楽しいものになる気がしますね。

八木沼 アニソンの祭典としては「アニサマ(Animelo Summer Live)」という歴史のあるフェスがありますけど、「アニジェネ」にはそれとは違った楽しさがきっとあると思うんですよ。なんて言うんですかね、もうちょっと音楽的な幅があるというか。

──a-nationというフェスの中のひとつのイベントという視点で見ると、間口が広い感じがしますよね。

八木沼 そうそう。普段アニメソングを聴かない方も「a-nationにアニソンの日があるんだ。じゃあ行ってみようかな」って思ってもらえる気がするんですよ。

南條 ああ、そうかもしれないですね。

八木沼 なのでfripSideとしてはそういった初見の方たちもガッツリ盛り上げて一体感を生み出したいですね。

南條 純粋に音楽を楽しみに来てもらえたら自然とテンションが上がっちゃう感じになると思います。で、「いい汗かいたなー」って夏の思い出にしてもらえたらうれしいですね。

fripSideが「only my railgun」をやる安心感

──具体的にはfripSideとしてどんなライブをしようと企んでいます?

南條 基本的に激しい曲が多いので、勢いを大事にしたライブにはなると思います。

八木沼 南ちゃん(南條)はお客さんを乗せるのがうまいんですよ。ステージに立つと「もっと跳べるでしょー!」って煽るんです。結構Sだよね(笑)。

南條 いやあ、どうなんでしょうねえ。でもライブの映像をあとでチェックすると、全部消してくださいって思いますね(笑)。それぐらい普段のテンションとギャップがあるから、冷静に見ると恥ずかしくって。

八木沼 ギャップ萌えだ!(笑)

──ステージ上で豹変する南條さんの姿に注目したほうが良さそうですね。

南條 曲が始まるとお客さんが歓声を上げてくれるので、それにこちら側が乗せられてる部分もあるんですけどね。でもテンションの高いライブになることは間違いないです。

八木沼 あと僕らには「only my railgun」(2009年リリースの1stシングル)という強力な武器があるんですよ。もう懐メロだって最近は言われてますけど(笑)。

南條 あははは。すみません、私が言いました(笑)。

八木沼 でもやっぱりそれをライブでやるとみんながものすごく盛り上がってくれるんですよ。だからそこは出し惜しみしたくないっていう気持ちもありますね。fripSideが出てきて「only my railgun」をやるっていう安心感を、お客さんと一緒に楽しみたいというか。

──じゃそこは期待しちゃって大丈夫ですか?

八木沼 でも今回はわかんないかなあ……いや、多分やります(笑)。

南條 あははは(笑)。私たちのライブでは、お客さんみんながウルトラオレンジのサイリウムを振ってくれるんですよ。その景色がfripSideらしいところでもあるので、初めて観に来てくれる方もぜひ一緒にウルトラオレンジを振ってくれたらうれしいですね。

今後も続く夏の新しいアニソンイベントに

──では「アニジェネ」に参加してくれるお客さんにメッセージをお願いします。

南條 アニソンって勢いあるんだな、アニソンって楽しいんだなっていうことをこの「アニジェネ」を通して感じてもらえたらいいなって思います。今年が記念すべき第1回ですからね、景気付けにバーンと盛り上げたいと思ってますので。

インタビュー写真

八木沼 「アニジェネ」も今後、「アニサマ」のように歴史あるイベントになっていってほしいなって思うんですよね。そういう意味では1回目に出演させてもらえる僕らが転ばないようにがんばらないとなっていう気持ちもあります。僕はALTIMAとしても出演させてもらうんですけど、メンバーのMOTSU(m.o.v.e)さんなんかは「俺らが『アニジェネ』の礎を築いてやるよ!」みたいなことを言ってますからね(笑)。

──おお、いい意気込みですねー。

八木沼  MOTSUさんとは、ほかにも今後デジタルサウンドを武器とするJ-POPアーティストが集まる1日をa-nationの中に作ってみたい、なんて話もしてるんですよ。そこにはfripSideもALTIMAもm.o.v.eも出るよ、みたいな。新しくなったa-nationにはそういう可能性もあると思うんですよね。

南條 そうやっていろんな音楽のお祭りがどんどん増えたら楽しいですもんね。

八木沼 まあとにかく、素晴らしいメンツがたくさん出演する「アニジェネ」は、絶対に熱い1日になりますから、みなさん楽しみにしておいてください!

南條 今後も続いていくであろう夏の新しいアニソンイベント、第1回から来ないともったいないですよー!

プロフィール写真

fripSide(ふりっぷさいど)

声優として活躍する南條愛乃(Vo)とコンポーザー&プロデューサーの八木沼悟志からなるユニット。2002年から活動開始し、2008年に初代ボーカルと八木沼悟志でメジャーデビュー。2009年に南條愛乃が2代目ボーカルとなり、アニメ「とある科学の超電磁砲」のオープニングテーマに起用されたシングル「only my railgun」で再デビューを果たす。「only my railgun」はゴールドディスクを受賞した。

「a-nation Charge Go! ウイダーinゼリー musicweek & stadium fes.」

musicweek

渋谷を舞台に10日間にわたって繰り広げられるタウンフェス「musicweek」
日程
2012年8月3日(金)~12日(日)
会場
東京都 国立代々木競技場第一体育館・SHIBUYA-AX・渋谷WWW・渋谷公会堂

stadium fes.

東京と大阪の2大スタジアムにビッグアーティスト集結「stadium fes.」
日程
2012年8月18日(土)・19日(日)
会場
大阪府 長居陸上競技場(長居スタジアム)
日程
2012年8月25日(土)・26日(日)
会場
東京都 味の素スタジアム

2012年7月31日更新