お笑いナタリー PowerPush - スクールJCA

人力舎芸人への道が開ける養成所 卒業生が魅力を紹介

卒業生インタビュー・女性編

田上よしえとご飯に行けた

──芸人になろうと志したきっかけや、数ある養成所の中からスクールJCAを選んだ理由を最初に教えてください。

ブラットピーク河田

ブラットピーク河田 小さい頃から芸人さんになりたかったんです。ただ、大学に行ってから入ろうとしたんですけど、大学に落ちてしまって。人力舎を選んだのは、先輩がみんな好きな方ばっかりだったので。バイトや予備校もなかなか続かなくて、今までで養成所が一番続いたんですよ。

おとぎばなし吉田 地元が岐阜県で、高校を卒業してから和菓子屋で5年間事務をやってたんですが、人間関係がうまくいかなくて。家に帰ってテレビを観るのが唯一の楽しみで、「この楽しいところに行けば、毎日私は笑っていられる!」と希望が見えて上京しました。JCAは、みんな優しくて上下関係もそんなに厳しくないという印象で、ここなら私もやっていけそうと思って選びました。

ぴーかぶー天野 私もちょっとひきこもりの時期がありまして。テレビの中の華やかな世界に憧れて、「私も明るくなれたらいいな」と夢を抱いて、高卒でこの世界に飛び込んじゃったんです。そのとき「こんな人達がいるんだ!」と感動していたのが、アンタッチャブルさん。ほかにも面白いなと思った芸人さんが全員人力舎さんでした。じゃあ、もうここに行くしかないんじゃないか、って感じで選びました。

ぴーかぶー田中 私は高校で明るく過ごしてたんですけど、どこか斜に構えて、目立つ子を勝手に見下してるような部分があったんです。今や見下される立場になったんですけど(笑)。選ぶときは、NSCとJCAの二者択一。決め手はJCAのその頃のパンフレットで、田上よしえさんが「女芸人が少ないから、ご飯、一緒に行きましょう」と言ってたことです。それを読んで「行きたい!」と思って決めました。

──実際にご飯は一緒に行かれたんですか?

田中 行かせてもらいました! 「バカ爆走」に出させてもらってから。夢叶っちゃいました(笑)。

人前での基本的な立ち方を学ぶ

──入学してからは、どんなことを学びましたか?

天野 基本的なことですけど、人前での立ち方や、しゃべり方です。私は友達がいなくて、まず会話ができなかったんですよ(笑)。特に男の人としゃべったことがほぼなかったんですけど、養成所は9割が男の人なので、強制的に話さなきゃ!なんです。

左からブラットピーク河田、おとぎばなし吉田、ぴーかぶー天野、田中。

河田 私はJCAで解散を繰り返していて、毎月違う人とやってました。コントも漫才もトリオもピンもボケもツッコミも、全部やった。その中で、コントは演技ができないし、ツッコミは向いてないとわかったので、今は漫才でボケをやってます。

田中 ネタの作り方は、「緊張と緩和」のような構造については教えてもらいましたが、あとはオリジナリティを大切にしていただきました。実際に作ってみて、直してもらってどんどん学んでいく、みたいな流れです。

天野 テンプレートがあるわけじゃなく、結局は自分たちで考えて、ってことでしたね。

JCAで自分を客観視できるように

──特に役に立った授業はありますか?

田中 私は自分のことをツッコミだと思って入学したんです。でも、入ってすぐに自己紹介の授業があって、1分間の自己紹介をしたんです。普通にしゃべってたのに、ウケたんですよ。「あれ?」と。そこで初めて「あ、ボケなんだ。ボケていいんだ」と気付かされました。

おとぎばなし吉田

吉田 自己紹介のあとに校長先生から「この子はどういうふうに見える?」というのを、別の生徒にイメージを聞くんですよ。「爆弾作ってそう」とか(笑)。それで自分を客観視できる。

天野 客観的に自分がどう見えるかっていうのは大事ですよね。

田中 この4人はみんなそうだと思うけど、JCAに入ってからブスだと言われ始めたでしょ?

天野 「女芸人あるある」だよね。日常生活でそんなことは言われない。

河田 それまで少し人とは違うな、とは思ってましたけど(笑)。そこを売っていくようになるとは思わなかった。

田中 (河田は)「パンダコパンダ」みたいだもんね(笑)。

吉田 あと、毎年9月に養成所生のライブがあるんですよ。舞台に初めて立って、お客さんに友達を呼んだりするんですけど。人前でやる勉強を早めにできるのが重要だな、と思います。

天野 そこで、まず心が折れるもんね。

田中 初舞台はゴリゴリにすべりましたけど、たしかに心が強くなった。

吉田 そのときに「発声ができてない」とか「プロっぽくない」とか、いろいろとわかる。緊張したときのクセというのも出ているらしくて。それからの授業で気を付けるようになりました。

──ほかの事務所との対抗戦もあるそうですね。

左からブラットピーク河田、おとぎばなし吉田、ぴーかぶー天野、田中。

田中 女の子はけっこう出してもらえると思います。私は最初、箸にも棒にもかからなくて万年ブービーみたいな感じだったのに、女の子のコンビがいないから出してもらった。

──事務所のカラーに違いは感じましたか?

田中 ほかの事務所の方は、華がある(笑)。

河田 MCの人に振られると、ほかの事務所の方は一発ギャグ的なことをしますよね。私たちは「はいー、そうですー……」ってなってた。

田中 それでも、ここまで来られちゃってるから、JCAはいいところだよ。

天野 挨拶とか基本的なことは教えてくれるけど、ほかは自由だからね。

特集インデックス
スクールJCAとは?
卒業生インタビュー・男性編
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スクールJCA
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オーディション日:2015年2月8日(日)13:00~
(定員数に達した場合は16:00~)

※書類審査があり、通過者には別途詳細を連絡する。

河田祥子
河田祥子(カワタショウコ)

1993年10月25日生まれ。沖縄県出身。ブラットピークのメンバー。

吉田治加
吉田治加(ヨシダハルカ)

1989年1月27日生まれ。岐阜県出身。おとぎばなしのメンバー。

ぴーかぶー
ぴーかぶー
左 / 天野舞(アマノマイ)

1991年4月16日生まれ。埼玉県出身。

右 / 田中希実(タナカノゾミ)

1987年3月3日生まれ。東京都出身。