アンタッチャブル柴田にネタ見せして「幸せすぎる！」

──先輩芸人さんの授業は受けられました？

河田　アンタッチャブル柴田さんの授業を受けました。

天野　私も柴田さんの授業。ツッコミの仕方をホワイトボードを使って教えていただいて、すごくためになりました。ネタを見ていただく時間もあって、1分くらいのネタをやりました。

──なにかネタに対して言われましたか？

天野　厳しいことを言われるかと思ったんですけど、「ここが面白い」とめちゃくちゃ褒めてくれるんですよ！ めっちゃ笑ってくれて。もちろん「ここはこうしたほうがいい」というアドバイスも全部くれて、それが本当に勉強になりました。

──もともとアンタッチャブルさんに憧れてJCAに入ったと言われてましたもんね。

天野　柴田さんのことは大好きなので、たまらなかったですよ。「なにこの空間！ 幸せすぎる！」と。目標にしていた人が見てくれるなんて、最高でした。授業が終わってからも、私の興奮を同期にずっと伝えてました。

河田　私も柴田さんの授業を受けて、自己紹介くらいしかできなかったんですけど「女子の中で一番、顔が面白い」と言ってくださって（笑）。「顔にインパクトがあると売れるよ」と。

天野　プラスのことを言ってくださるよね。

JCAに入った女子はモテる

──ところで、巨匠さんやリンゴスターさんが「スクールの女性はモテる」と言ってました。

天野　いや、本当ですよ。実際JCA入ると、どんな人でもモテますよ！（笑）

吉田　女性芸人が少ないんです。うちらのときは同級生が全部で100人以上いて、女性は数人とかなので、工業高校みたい。

──モテてよかったことはありますか？

天野　まず、男としゃべれる（笑）。

吉田　今までケータイのアドレスに入った異性は、父と兄と弟だったんですよ。JCAに入って初めて、他人の異性の名前が入りました。基本的には恋愛禁止と言われるんですけどね。

天野　結局付き合うとかはなくても、声かけられたりとかはありました。

吉田　モテた感があったのは、男性しかいないクラスに途中から移ったときですね。女の子がいなかったから「ザワザワ！」「めっちゃかわいい！」ってなって（笑）。

田中　すごいなあ。うちらのときは1クラスだったし、そんなザワザワとかないよ。私にとっては心外ですよ。戦いに来てるんですから！

──同じ目的で集まってるから、気が合うのはたしかでしょうね。

天野　それはありますね。男の人と夢の話とか会話できるのはうれしいし、ありがたい。ちょっとオタクな話もできたりして。ここじゃないところで出会いたかった人、いっぱいいます（笑）。

──モテるかモテないかはさておき、男性ばかりの中に女性が入学することで、心配するようなことはありますか？

田中　ないですね。今は校舎も変わって、すごくいいんですよ。

天野　むっちゃ綺麗になった。

吉田　しっかりとした更衣室がありますし。ロッカーがあって、空調設備も整っている。

田中　女子にすごく優しい環境です。増えてほしいですよ、女芸人。

天野　きっと女の子にとってJCAは居心地がいいですよ。講師も優しいです。

ブスに希望を与える、いい事務所

──最後に、このインタビューを読んでる人にメッセージをお願いします。

田中　自分のどこが面白いのか、よくわかってなかったりするじゃないですか。特に女子は周りにズケズケとブスやデブだと言われなかったりして。そんな人にもJCAは優しく気付かせてくれて、「それもいいところなんだから伸ばそうよ」という温かみを感じます。

天野　ブスに希望を与える、いい事務所ですよ（笑）。

田中　女子同士も少ないから本当に仲よくなれます。あと、事務所が都心に移ったので、すごく来やすいと思います。帰りに新宿で遊んで帰れます（笑）。

河田　友達ができたのがよかったです。学校が続けられたのもそのおかげで、毎日来ようと頑張ってました。

天野　JCAというか人力舎自体、先輩後輩の関係がいいですし。特に女子は上から下まで仲よくしてる。私、養成所生でも飲みに連れて行きますよ。

吉田　養成所生のときに私も連れていってもらいました。

天野　みんな、きっと優しいですから、ぜひ来てほしいです。

田中　楽しい人がいっぱいいますよ！