これからのテレビバラエティ

──今、新ネタを作るのはどれくらいのペースで進めていますか？

伊達　ここ何年かは単独ライブに向けて、オール新ネタでやろうっていうのが多いですね。

──そこで集中して作っていると。

伊達　そうですね。毎年7本くらいは作ってます。昔は「エンタの神様」とかあったから、毎月1本はネタ作っていたんですけど、今はなかなか披露する場所がないから。

──お2人が一緒に住んでいた頃のネタ作りと、別々で住むようになってからのネタ作りで何か変わったりことはありますか？

伊達　一緒に住んでいた頃のほうがやり取りはあったかもね。

富澤　やっぱり作ってて「ここ、どういう感じがいいかな？」ってメールしても戻ってくるまでにタイムラグがあったりもするし、ポンポンいかないっていうのはありますね。横にいてすぐ聞くのとは違いますね。でも基本的には作り方はそんなに変わってないです。

──さきほど「ネタが番組が少なくなっている」というお話もありましたが、今後テレビバラエティはどんなふうになって行くと思いますか？

伊達　そろそろまたネタ番組ができる、できてほしいなっていう気持ちはあります。そのためにこの世界入ったんで、やっぱりあってほしいです。

富澤　「10年周期」なんて言われてるから。あともうちょっとしたらまたネタ番組ができて、新しい人たちが出てくるのかなと思いますけど。それまで消えないように、出る杭は打っていかないと（笑）。

伊達　まずトミドコロから打っていかないと（笑）。

富澤　だからこういうDVDを見て、また東北からもお笑いやろうと思う人が増えてくれれば、それはそれで盛り上がるんで。

2012年にやりたいこと

──お2人は2012年にやりたいことはありますか？

伊達　そうですねえ、なんだろうな……。

富澤　僕は人間ドックですね。

──あははは（笑）。

富澤　健康はね、大事ですから。

伊達　まあ父親になりましたからね。2人で受けます。

──毎年受けられるんですか？

伊達　いや、10何年やってないです。来月やっと。まあ突然病気にかかるより、行っておいたほうがいいですよね。あとは例年通り単独ライブツアーにちゃんとお客さんが入ってくれれば。しっかりそれができて、「ネタ面白いな」って言ってもらえたらうれしいですね。

富澤　「東北魂TV」も、またできればやりたいですね。

──ぜひシリーズ化してください。

伊達　こないだの正月のも相当面白かったしね。ウドさんとか鳥居みゆきさんが出てくれて、2人は山形と秋田出身なんですけど。ほんとにシリーズ化を目標にしたいですね。