イベント前の囲み取材で、作品の完成度に関する質問にうしろシティの2人は「自分たちでやってるので『あーこここうすればよかった!』っていうほうに目がいっちゃう。見ると反省しちゃいますね」(阿諏訪)、「ネタはライブとかテレビでやっていくうちに変わっていくので、DVDで見て『変わったんだな』って気づく。DVDになったときはそれが一番面白いと思ってやってて、そのあとはそのときの旬でやり方が変わっていると思う」(金子)とコメント。単独ライブの初パッケージ化について感想を尋ねると、阿諏訪が「僕はお笑いDVD大好きなので、いいDVDがたくさん出ている中にちょっとでも入れたら。もしかしたらライブに来られなかった方が何度も何度も見てくれてるのかなと思うと嬉しいです」と感慨深く喜ぶ一方、なるべくライブに足を運ぶようにしているという金子は「『あなたの来られなかったライブはこういうことでした』っていうのがあとから見れるので、便利な時代だなと」と無粋な意見で報道陣を笑わせた。
4月からはテレビ番組のレギュラーも始まり、活躍の場を着実に増やしている彼ら。阿諏訪は「慣れないことが多く、慎重に楽しんでいる」と心境を吐露し、金子は「テレビはまだ難しいけどライブは好きなことができる。ライブの数が減って、なおさらライブが楽しいと思うようになった。自分たちの一番得意なところがDVDになっています」と語った。そして本作の見どころとして阿諏訪は「特典映像で我々のマネージャーが出てるんですけど、それは絶対に見てほしい」とコント以外の部分にも太鼓判。金子も先日7月20日に行った単独ライブツアー「うれしい人間」名古屋公演でのマネージャーの知名度に関するエピソードに触れながら「僕達と一緒にマネージャーの成長を」と意外な楽しみ方を紹介した。
また、DVD初回版に封入された生写真や、以前単独ライブで販売した顔写真のポストカードなどに触れ、金子が「阿諏訪が満開なんですよ。そういうことに関して」と指摘する場面も。「けっこう平気でそういうことできるんです。僕は照れちゃうんですけど」と続ける金子をよそに、阿諏訪は「僕は平気なんですよ」「全然そういうのやっていきたいです」と平然と対応していた。
イベントでは、ネタやトークのほか、集まった観客からの質問コーナーも。将来の夢や昨年2012年9月3日にスタートさせた彼らのUstream番組「うしろシティの話シティ」などの話題に加えて、お互いの印象を「相方だな」(阿諏訪)、「暗いな」(金子)と彼ららしく回答して笑わせる。また、気になる今年の「キングオブコント2013」への意気込みを聞かれると、「前年を超える成績を」(阿諏訪)、「成績は超えられなくとも前年を超えるネタをやりたい」と気合十分。そのほかネタ作りやプライベートでの2人の会話、先輩芸人とのやり取りなどざっくばらんなトークで会場は盛り上がった。さらにイベント告知用パネルを1名にプレゼントするじゃんけん大会と握手会も実施。内容盛りだくさんのイベントは盛況のうちに幕を閉じた。
今年2013年1月に東京・松竹芸能 新宿角座にて開催された彼らの単独ライブ「アメリカンショートヘア」を収録した本作。公演の模様と、追加公演でのみ披露されたコントや撮り下ろし映像の「イメージキャラクターになろう!!」を楽しむことができる。なお、現在開催中の東名阪ツアー「うしろシティ第4回単独ライブ『うれしい人間』」のチケットはすでに完売となっている。
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