昨日7月14日、東京・吉本興業本社にて「よしもと1DAYアカデミー
これは、吉本興業が運営する芸人・タレント養成所「吉本総合芸能学院(NSC)」とスタッフ・クリエイター養成所「よしもとクリエイティブカレッジ(YCC)」が初の試みとして合同で実施するセミナー。一般の受講生を対象にした有料講座の第1部では、NSC・YCCで普段行われている講義を実施し、第2部では「NSC特別講義」として、よしもと芸人5組が日替りで特別講師を務める。
司会の
「いけるんじゃないか」という軽い気持ちでNSCに入学したという吉村は、「目立ちたい、いい女抱きたい、金が欲しい」という欲だけが強く「才能が追いついていなかった」と芸人としてスタートした頃を振り返る。かたや徳井は「あんまりモテたいと思わない。金も欲しくない。ただ、ほかの人よりお笑いが好きだと思う。好きなことやって笑えてればいい」と対照的。続けて「吉村は『ウケたい』より『売れたい』。俺はウケればいいので」とコンビ間のモチベーションの違いを明かしつつ、平成ノブシコブシが現在の位置にたどり着いた理由を「吉村の『売れたい』っていう気持ちだけかな」と分析し、吉村も「『売れたい』っていう気持ちが強すぎて、私とんでもない数の数珠つけてましたから。最後は神頼みに走りました」と告白した。
また、ネタや大喜利が苦手だと早々に気づいたとさらけ出す吉村は「ケツ見せてナンボです。苦手なものを世間に晒して、バカにされる。もうケツ見せたもん勝ちなんです」と熱弁。「遅く売れたことによってプラスもある。売れなければ売れないほど“フリ”になる」と続けることの大切さを語った。さらに仕事が増えたきっかけとして「ピースが売れたときに『もう俺らは売れない』と思ったら力みがとれて、仕事が来た」と解説。「最初はダウンタウンさんに憧れてたけど、だんだん『違うな』って気づく。気づいたら杉村太蔵と鈴木奈々と同じ横並びだった」と話すと会場からは笑いがこぼれた。
途中、徳井が「それぞれのキャラクターが番組によってそぐわない場面もある」などと具体的なお笑い論を展開していると、突然大雨が降り出すという奇跡的な場面も。そんな徳井の“雨男”ぶりに吉村は「乾季だったジャングルを雨季にしたことがある」と太鼓判を押した。さらに、最後に徳井が今後の目標について「1番になること」と話し始めると、再びザーザーと豪雨の音が会場に轟く。これに吉村は「雨乞いNo.1の称号いただきました!」とさっそくの徳井の目標達成を喜んだが、徳井はそっちのけで「オールマイティもいいけど、一点突破でいきたい」と語り尽くした。一方吉村は「ニッポンの吉村になりたい。最後に自分の葬式でどうボケるかっていうのが最大のテーマ」と大きな目標を提示。そのほか2人は受講生からの質問にも丁寧に回答し、特別講義は終了となった。
その後の囲み取材に応じたノブコブの2人は、「照れくさい」「僕らなんて負け続きなので語ることがなかった」と控えめにコメント。また吉村は登場時の衣装に言及し「空間をまず自分のものにするのが大事。満を持してあの格好で登場したら1つも笑いがこない。震えましたね」と話して笑わせた。また、「さんまさん、たけしさんのようなビッグネームになってみたい」と話す吉村に対し、徳井は「江頭さんみたいになりたいですね」と発言して報道陣を驚かせる。「特番に絶対名前を出してもらえるような人になりたいです」と説明すると吉村も納得。改めて、NSC生には「バカやっても生きていけるんだっていう。とにかく今は楽しい人生を歩んでください」(吉村)、「いい嫁を見つけるに限りますね。嫌な顔せず貯金を切り崩す嫁」(徳井)と冗談交じりにメッセージを送った。
なお、今後「よしもと1DAYアカデミー」では8月11日はオリエンタルラジオ、9月8日はピース、10月20日はハリセンボンと渡辺直美が特別講師を務める。詳細は「よしもと1DAYアカデミー 」特設サイトで確認を。
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