昨日6月15日、東京・北沢タウンホールにて、「スラッシュパイル5周年特別興行第ニ弾『共感百景』」が開催。オアシズ光浦の詩が最優秀共感詩に選ばれた。
「共感百景」は、テーマに沿ってプレイヤーが自由律の俳句をしたためるライブ。テーマごとに優秀共感賞が決まり、最後にその日もっとも共感を得られた詩を最優秀共感賞として表彰する。MCは
この局の解説担当となった光浦も、「初めて出たときはほんと楽しかったのに、出れば出るほど闇になっていく」とため息。最終的に「ほんとは女優になりたいのにオファーがない」とひとりに愚痴をこぼしていた。最初のテーマ「深夜」では、「『成長ホルモン』という言葉が僕を苦しめる」と書いたやしろの弁に、ひとりは「え!? やしろさんってキレイになろうとしてるんですか? キモンスターじゃん」と薄ら笑い。やしろは「お風呂2回入ってきました! いつからモンスターになったの」と必死の抗弁を繰り広げた。優秀賞は、かせきの「もう一度見たい 武富士のダンス」。東からは、「何と言ってもインパクトがあった。この変えられない固有名詞がいい」と賞賛された。
第2局は光浦、安藤裕子、かせき、初登場の
第3局は、徳井、日高、マンガ家・清野とおる、光浦で、テーマは「写真」。ひとりは、人前に出るのが恥ずかしいためマスク姿の清野に釘づけになると、「グロ注意」というワードに対する清野の怒りのこもった詩にも、その独特な感性に膝から崩れ落ちていた。そしてこの日も絶好調の光浦の詩「『次、変顔ねー』コンプレックスのない女たちの中で真顔。一石投じる」で会場は大爆笑。光浦は「彼女たちが写真を見たときに心にチクリと何かを感じてくれれば」と神妙な顔で訴えると、ひとりも「その写真のBGMに小田和正を流したい」と同意していた。
最終局のテーマ「老い」では、やしろ、安藤、山田、清野が参戦。解説の徳井はこの日の対局を終えており、改めてライブについて「下北っぽい。合わせられるかなって心配でした。なんか、ここでは“ドメジャーを嫌わなければならない”という強迫観念が。物事を斜から見てるような」と苦手意識を明かすと、ひとりと、“下北っぽい女子”についてのトークで盛り上がった。ここでは、やしろが角界に思いを馳せ過ぎたり、山田が仏像への熱い思いで周りが見えなったりと序盤からヒートアップ。ところが、急に清野がかわいいイラスト付きのポップな詩を発表すると大きなどよめきが。徳井もひとりも「逆に怖い!」と爆笑してしまった。
この日の最優秀共感賞は光浦が「写真」で詠んだ「『次、変顔ねー』……」。東が「光浦さんでしか発見できない味わい」と褒めたつもりが、光浦からは「東さんでも発見できたよー」と返され、このライブを通じて親交を深めている2人のやりとりが笑いを呼んだ。毎回絶妙な詩が誕生する同ライブ。次回の開催を期待して待とう。
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