昨日8月23日、東京・本多劇場にて「女流共感百景」が開催された。
「共感百景」は、テーマに沿ってプレイヤーが自由律の俳句をしたためるライブ。より共感を得たほうが勝利し、最終的に優勝者が決まる。今回は初となる女性のみの開催。MCはオアシズ光浦、プレイヤーは
MCが気恥ずかしい様子の光浦は、すぐに顧問の東直子を呼ぼうとするも、会場には初めての来場者が多く、親切心が先に立ちルールを説明。共感詩について、「普通のあるあるじゃなくて、韓国のお薬の引き出しから出てくるようなあるある」という光浦流の紹介となった。第1局は、清水、奥、鳥居、安藤がプレイヤーとなり、「夏」というお題で2句。まずは、清水の最初の句を紹介しようとしたところ、鳥居がペットボトルのふたが開けられなかったようで、安藤の助けを借り始める騒ぎに。光浦が思わず「私、あんたをかわいいと思わないからね!」と反発する場面も。
清水の句は「祭りの金魚 行き場に 困る」で、「帰りの時点でもう後悔してて」という話から金魚に関する話でどんどん“黒清水”が露わに。光浦は思わず「もう金魚すくいしないでー!」と懇願していた。鳥居の最初の句は「人前でみせる事ない水着着て 鏡にうつす 30の夏」と、きれいな5・7・5・7・7の仕上がりで会場から拍手が。鳥居がその真意について「女芸人は気軽に水着着るだろうって思われてる」と言うと、光浦も「わかるわかる! これは一度戦わないといけない」と憤慨していた。優秀賞は安藤の「スイカが 冷蔵庫を 陣取る」。「もらったときはテンションあがる」というこの句の前に隠されたあるあるにも共感を呼んでいた。
第2局は、西、後藤、辛酸、鳥居で、お題は「髪」。光浦のMCのお相手に清水が登場すると、プレイヤーが句をしたためている間に、2人はかしましく喋り続けていた。中には清水独特の着眼点から門外不出のモノマネも。またお題にちなんで白髪の話になると、「なんで白髪ってあんなに元気なんだろう」と、2人で「はい!」と片手をピンとあげなぜか白髪のモノマネをするなど盛り上がっていた。鳥居が詠んだ句はある人気少年漫画のテイストを真似た異色作。「中国の故事にあったなあと思って」とでたらめを述べる姿に、東から「強烈共感賞」をもらうことができた。
第3局は、後藤、安藤、能町、奥で、お題は「部活」。光浦のお相手は鳥居で、踊る鳥居御殿さながらマイペーストークで光浦を振り回し、光浦は思わず「書けませんか、まだ!?」とプレイヤーにあたっていた。さらに鳥居は、同じ事務所のカンニング竹山や小島よしおの素顔エピソードをバラすなど言いたい放題。優秀賞は能町の「柔道部にいそうな 卓球部の強そうな人」で、マンガ家らしくそのイラストを添えたことも共感を促進した。
第4局は、光浦曰く、「全員ラスボスみたいな感じ」という、能町、西、清水、辛酸。テーマはまさに「下北沢」で作品を発表した。“下北沢”ということで清水は、さっそく下北沢に住むフジ子・ヘミングのモノマネタイムに突入。「このモノマネが一番好き!」と光浦を喜ばせた。優秀賞は西の「初対面の男性に『君ってシモキタあたりにいそうだよねぇ』と言われたら、嫌われていますよね」。女子会らしく散々男性論に花を咲かせた面々だったが、光浦の「結局男の人が一番好きなのは味の素ですからね」というセリフに会場が沸いていた。
この日の最優秀賞は、能町の「柔道部みたいな、卓球部の強い人」。東からは「読むたびにじわーっとおかしい。長い間楽しめる」との評価を得た。この日はアンケート記入者に先着で、辛酸が“作りすぎた煮物感覚”で持参したシールのプレゼントも。全体を通じて女子同士の会話が弾む賑やかなイベントとなった。次回開催は未定。今後の詳細はスラッシュパイルオフィシャルサイトにて発表される。
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