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衝撃のモデル漫才完成、レイザーラモンがHG&RGで再出発

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昨日6月7日、東京・ヨシモト∞ホールにて、レイザーラモンのライブ「HG、RGはいらない。住谷、出渕で漫才したいんや!!」が開催された。

4月26日、漫才のため、HG、RGの仮面を脱ぎ捨て住谷、出渕へ戻ることを宣言したレイザーラモン。5月10日には、素顔・スーツで漫才師として再出発するため、新たな宣材写真の国民投票を行った。そして運命の6月1日、HGはRGに黙って、モデル業宣言。ライブ前日6月6日、2人は互いの思いを打ち明け握手を交わしていた。

昨日、彼らの今後を見守りに足を運んだ観客たちは、会場が暗転するやいなや拍手で歓迎。まずスクリーンには、「プロジェクトX」風に、女性たちに受け入れられなかった若手時代、HGとして大ブレイクした頃、その後を追ったRG、そして認定漫才師へと2人の変遷がVTRで紹介された。HG、RGという仮面を脱ぎ捨て、住谷、出渕として38マイクの前に走り出たレイザーラモン。彼らの後ろには、投票で決定したオール阪神・巨人風宣材写真がスクリーンに映し出されていた。1年前に「RG38歳の誕生日。38といえば38マイク。HG、漫才しようか。」で生まれたシルバーウルフ漫才から入り、最近2人が力を入れている伝統芸能フォー漫才へと、笑いをつないだ2人。この1年で確実に成長した漫才で観客を沸かせると、会場には安堵の空気が流れた。

ところが、漫才が終わり、出渕が軽快にトークをしていると、住谷は苦しそうな表情に。住谷は「漫才も本気やけど、モデルも並行してやっていきたい」と出渕に改めて訴えた。住谷がモデル用にこっそり撮影した宣材写真がスクリーンに映し出されると、そのあまりの肉体美に会場から思わず「おおっ!!」と大きなどよめきが。ずっとやりきれない表情を浮かべていた出渕は、それらの写真を見て「仕上がりすぎやろ……」とポツリ。「漫才やりたいっていうのは俺のワガママや。この仕上がった体がもったいないやろ、モデルやれや! 漫才が十分仕上がってることはお客さんもわかってると思います。お客さん、ファッションショーやっていいですか!?」と叫んだ。そこで、ファッションショーのためのオシャレな音楽をかけようとするも用意がなく、「俺がRAG FAIRだったらな」と落ち込むも、「音楽……、あるわ。ここにあるわ! 俺のあるあるでええか!?」と咄嗟の機転を利かせた出渕。さらに住谷も「モデル用に常に私服を3パターン用意している」ということで、急遽ファッションショーがスタートした。

住谷が着替えている間、観客にお題を募集すると、急な展開にもかかわらず、多くの人が挙手。「なんでこんな急な展開なのに手が挙がるんだ……」と出渕は驚きつつも喜び、まずはマンデーフットボールあるあるとリゾットあるあるを歌うことに。「君は1000%」にのせてあるあるを歌う中、登場した住谷はほぼ上半身が露わになったワイルドなファッションで登場。続いて、ニットにデコヘッドホン、流行の花柄パンツを合わせて登場した住谷に、出渕も思わず「えー!オシャレすぎるー!」と目を見張った。さらに住谷は手のひらの形をした奇抜サングラスと、Calvin Kleinのブリーフ1枚という衝撃のスタイルを公開。住谷の肉体美を最大限に活かしたそのファッションに会場からは大きな歓声が。出渕も思わず腰がくだけていた。

無事ファッションショーを終え「気持ちよかったー!」と感無量の住谷。出渕も「盛り上がったな」と嬉しそうで、住谷が「1曲にあるある2つ入れたりするから裏バタバタやった」と苦情を言うと、出渕は「それがファッションショー」と、してやったりの顔に。和気藹々とトークをしていた2人だが、ふと出渕が「両立できるはずがないと思ったけど……」と言いだし、「モデル漫才いけるんちゃう?」と何やらひらめいた様子。住谷にすぐにスーツに着替えるように命じると、観客に「どうやら『THE MANZAI』優勝者をいち早く見ることになりそうですよ。人はムーブメントに立ち会ったとき、後で振り返って『あ、あのとき』って思うらしい。今の瞬間……、忘れんときや!」と言い放った。そして2人は改めてスーツで38マイクの前へ。出渕は住谷にモデルを勧め、ジュノンボーイやLEONに応募しろとゴリ押し。ランウェイをやってみたり、スーツをいじって酔っ払い風にしてみたりと試行錯誤しながら観客を笑わせた。そして最終的に住谷のスーツを全部脱がせた出渕はシャツを巧みに住谷の腰に巻きつけ、立膝を付き、「モデルになりたいやつがいたんですよー」と、聞いたことのあるセリフ。「なーにー!? やっちまったな!」という住谷のセリフで、まさかのモデルクールポコ漫才が完成した。

漫才後、拍手を浴びて、「クールポコに相談しよう」と満足そうな2人。するとそこに作家のたぐち氏が舞台へ駆け込んできた。なんと、住谷に「HGとして海外のテレビからオファーが来ている」という。改名直後だけに戸惑う住谷だったが、このビッグチャンスに、出渕は「出ろ出ろ! HGでいいやん。HG、出渕でいこう!」とノリノリに。しかしその出渕も、実は8月に書籍「RGの洋楽あるある」の発売が進行していて出渕への改名は無理ということが判明。「住谷、出渕は言いづらいからやっぱりHG、RGでいくという茶番を見せられた人たちー!!」と、RGのシルバーウルフ叫びを浴びせられた観客たちからは大きな笑いと拍手が沸き起こった。RGはモデル漫才に対する観客からの大きな笑いに手ごたえを感じ、「去年のアルコ&ピースみたいなインパクトを与えらえる」と自信満々。最後は「HGの裸を見に来た人たちのために」と、HGのモデルギャグ「どーもー! Calvin Kleinのパンツのモデルでーす!」で、無事今回のライブも幕を閉じた。

既報の通り、「RGの洋楽あるある」は竹書房から8月に発売予定。HGのモデル第1号仕事となった雑誌「RUDO」(マガジン・マガジン)は6月24日発売となっている。2人は今後も「THE MANZAI」に向けて調整。昨年は、「レイザーラモンVSパンクブーブー」「RGのヘルタースケルター」「RGの赤い糸の女」など、さまざまな波乱乗り越え認定漫才師となることができたが、果たして今年はどうなるのか。その行方を見守ろう。

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