サイコリスナー集結、アルコ＆ピースがDVD収録ライブ実施

昨日5月26日、東京・ニッポン放送イマジンスタジオにて、アルコ＆ピースのライブ「オールナイトニッポン0プレゼンツ『アルコ＆ピースLIVE Hello Tom!!』」が開催された。

アルピーは今年2013年4月より「オールナイトニッポン0（ZERO）」（ニッポン放送）の木曜パーソナリティを担当。8月21日発売予定のDVD「博愛」の収録も兼ねて行われたこのライブには「ANN0」リスナーを含む多くのファンが集結した。

この日アルピーは漫才やコント、またそのどちらとも言えないようなネタまで、既成の枠に囚われない笑いをさまざまな角度から披露。諸事情あってDVDには収録されないというネタもこの場限りで届けられ、ファンを最後まで大いに楽しませた。

幕間では、以前放送された「ANN0」のスタジオの様子が映像付きで上映され、その奇特なトークやリスナーからのサイコな投稿が場内をあらためて笑いの渦に。会場に駆けつけた常連の“ハガキ職人”とアルピーが初対面を果たす場面もあり、番組に携わる者同士の絆もより深まった様子だった。

お笑いナタリーではライブ終了後、アルピーに話を聞いた。

アルコ＆ピースのコメント

――収録を終えた感想をお聞かせください。

平子：今回は「オールナイトニッポン0」を絡ませてもらって、客層も今までとは違った形になり、新鮮な反応がもらえました。ラジオリスナーの方には男性の方も多く、男性の笑い声を聞くと自然と“ネタが乗ってくる”な、と思いました。

酒井：最初は「リスナーって笑ってくれんのかな？」って怖いところもあったんですけどね（笑）。

――ネタはどのようにして選んだのですか？

平子：ベストネタをセレクションしました。ラジオが絡んでいるということで、多少男性の目を意識したところもありつつ……。

酒井：今回のネタには、ラジオのコーナーが絡んでいるところもちょっとあるんですよね。

平子：比較的新し目のネタと、けっこう昔なんだけど、最近もう1回引っ張りあげて、ブラッシュアップした状態のネタがありますね。……「ブラッシュアップ」って僕、普段言わないんですけど。

酒井：取材のときだけです（笑）。貴重ですからね！

――お2人にとって一推しのネタは？

平子：「OB」というネタですね。雰囲気のみの笑いで作ったコント。伝わると嬉しいですよね。空気感を見ていただいて。

酒井：僕は「受精」かな？

――今回のライブは後半に進むに連れて、どんどん異世界に連れていかれるような気がしました。

酒井：あぁ、サイコな（笑）。「虫」のコントとかも、俺らも「何やってるんだろう？」って思ってやってます（笑）。

平子：サイコリスナーを絡めてやってるぶん、そうなりますよね。

――「ANN0」が4月に始まりましたが、ここまでの感触は？

平子：リスナーの方が、すごくありがたいなぁ、って思います。……これ言ったらダメなのかな？

酒井：言っちゃいけないヤツだ（笑）。いつも「ふざけんなよ！」とか言ってるのに（笑）。

平子：メール上では本当にサイコ野郎なんですけど、実際に会ったりすると好青年の方が多くて「あぁ、一生懸命僕らのためにサイコを演じてくれてるんだな」って（笑）。日常の毒を僕らにぶつけて、明日への活力にしていただけると嬉しいです。土台はみなさんに作ってもらってます。みんなの、いい意味での「言葉の公衆便所」になってもらえれば（笑）。

――最後に読者の方へDVDのPRをお願いします。

平子：前回のDVD（「東京スケッチ」）から、収録時間はほぼ倍になってるんですね。ネタの種類も多岐に渡っているとは思うので、いろんな種類の僕達を見てもらえればと思います。生のライブ感そのままを缶詰にして売り出します。

酒井：撮り終わって、どういう仕上がりになってるのか僕らも楽しみです。みなさんも楽しみにしていてください。